土曜の昼に、ふと見ていたInstagramに、流れて来た動画。
よくある、痩せよう的なダンスとも、体操とも言えないやつ。
もう、痩せる目的はとっくに失せているが、あまりに運動不足なので、
ちょっとやってみようかと、数回飛び跳ねたら、ミシッ・・・・
うっ、ヤバイ、どこか分からないが違和感。
直ぐ止めて、別の事始め、犬の散歩などに行ったら、歩いている最中痛みが走った。
帰宅してから、どうも変だと思いつつ軽く考えて放置。
しかし、日曜の朝、軽いギックリ腰一歩手前だなと思った。
時間が経つにつれ、どんどん痛みが増し、歩くことも出来ない。
夕食とか、もう、何一つ出来ない。
翌月曜、全く動けず、階下のトイレまでが地獄、その後ズボンを上げ下げするのも悲鳴。
尻を拭くのにも、うめき声。
兎に角ベッドでひたすら横に成るも、寝返りも出来ない。
一旦横に成ったら、右にも左にも、上にも下にも、一切動けず、柵にしがみついた腕の力だけで、ほんの少し動くだけ。
娘が休んでくれたが、せいぜいペットボトルを枕元に置いて置くくらいしか、出来る事もない。
皆んな勝手にある物を食べてくれ・・・
家族はそれぞれインスタント物や、レンチン物、を食べる。
犬の世話は、娘に頼む。
しかしだ、一から十まで指図時ないと解らない。
もう、犬のトイレシート変えてくれ、水も入れてくれ、散歩行ってくれ、そろそろ餌やってくれ、
洗い物してくれ、ゴミ集めてくれ、ゴミ箱に袋入れてくれ、暖房消してくれ、給湯器止めてくれ、
私は、パンを齧り、スポーツドリンクを飲み、辛うじて薬を飲む。
折悪く、月曜は、ソフトバンクでレンタルのルーターが古いので、取り替える新しいルーターが届く日、
玄関先で、古いルーターを運送屋さんに返却して、新しいのを受け取る、物々交換の日だった。
私は玄関には行けないので、娘に対応してもらう。
スネ夫と言えば、仕事から帰っても、寝室で唸る私の様子を見る訳でなく、ただいまも言わず、
速攻スマホでアニメを見てゲラゲラ笑い、自分は好きなインスタントラーメンを作り鍋で食べ、
洗い物も放置。
娘は流石に何を食べるのかと、聞くので、もうレンチン出来る物を食べるから、大丈夫だと伝え、
焼きビーフンをヒーヒー言いながらレンチンし、エビの様に曲がりながら、何とか食し薬を飲んで寝る。
その姿を見ても、特に反応もせず、自分の飯を自分で食べたのが、えらいと思っている風なスネ夫。
風呂にお湯入れて入れば楽になるんじゃないのか、と、優しい様な事を言ったので。
「誰が、風呂に、湯を入れるんじゃぁ〜〜〜」と💢キレる。
スネ夫は沈黙し、その後、シャワー🚿一緒に入って、洗ってやるぞ、と言ってたが、
流石に今日は無理だっ・・・
火曜、状況変わらず、会社には、一応、3日間休ませて欲しいと言ってあった。
娘は、自分も3日休み貰ったから、と言ってくれた。
一番心配してくれたのは、やはり母で、自分の食事は良いから、休みなさい。
上で手伝いたいけど、階段上がれないからと言った。
そして、驚いた事に、スネ夫が昼で帰宅、私の為かと思いきや、「俺も腰やった」
ええ〜〜〜〜〜何でよ、私を手伝って欲しいくらいなのにぃ。
お前ほど悪くないから、と痛そうだが、速攻座ってまたスマホ見出した。
あいたたたと言うものの、私よりは動けている。
夜は、娘が、インスタントラーメンを作ってくれた、普段何もさせてないので、料理も出来ないのだが、
自分の為に、作ってもらったラーメンは、思いの外美味しかったのだ。
そして、本日水曜日、何か劇的に改善し、動ける様に成った。
しかし、スネ夫は、やっぱ今日は休むと言う、動ける様に成った私は、もう家族の夕食を作り、
提供する側になった。
この人は、私が家にいる時に限って、会社を休むのだ、これは40年前から変わっていない。
さあ、連休前で忙しいので、明日からコルセット着けて仕事だ。
娘には優しくしてもらったが、全く男は全然ダメだ。
家事など全くする気がないのだから。
少し良く成って、NHKプラスで、ドキュメント「シン・仮面ライダー」を見た。
凄まじい撮影の裏側を、よくぞここまで映したな、絶句する内容であった。
土曜までは、NHKプラスで見られるので、興味のある方は見て損は無いと思う。
YouTubeにも、あったが、これは多分ダメなやつじゃ無いかな、でも5万再生以上で載せてしまった。↓↓↓
映画撮影の、地獄絵図、庵野監督の作りたい物を、理解して形にするのは、迷宮のラビリンスである。
冒頭、庵野監督は、俳優陣を前に、自分からああしてこうしては無い、と言う。
それを聞いた、アクション監督は、新たな自分なりのチャレンジが出来るのでは、と、目を輝かせた。
後に、アクション監督と、そのチームの絶望感を思うと、沼の底に沈みそうになる。
あんまり長く無い方が良いですか、と問うと、・・・大丈夫30分撮っても使うの2分だから、と、真顔で言う。
仕舞いには、実写で散々撮影した物を、CGでも良いしと裏で話したり。
やってもやっても、それじゃ無い、それでも応えようともがくスタッフと俳優。
最後にやり切ったと、思ったモノも全カットだったり、無駄に成っても良いモノ作るのが目的だからと、
池松壮亮の覚悟には、もう、何だか凄みを感じた。
そして、映画の終盤、主役の三人が、グダグダに戦うシーンが、なるほど、そう言うことだったのか、と、納得する。
そう言う意味で、このドキュメントを見たら、もう一度映画が見たくなり、見たらきっと泣けるんじゃないかと思う。
それは、制作に携わった方々の、報われたか報われなかったか、解らない複雑な思いが、どのくらいこの映画に
反映されたか、そこまでして出来た作品を、確認の意味を込めて見てみたい気に成る。
更に、庵野監督が嫌いに成るかも知れない、そこまで自分が悪役、鬼になろうとも、妥協出来ない。
究極のオタク誰も口出し出来ない程のオタクと、スタッフに称されている。
往年の仮面ライダーファンを納得させつつ、今までに無い物を見せる、予算の問題もある。
スマホ16台を駆使した撮影現場もあり、驚く。
貧乏マトリックスと監督は言う。
なのに、SNSでの評価が低いと、辛くて傷つくと監督本人が舞台挨拶で言ってる。
あそこまで理不尽が言えるのに、非常に繊細な方なのよね・・・
ドキュメント『シン・仮面ライダー』〜ヒーローアクション挑戦の舞台裏〜