昨夜は、痛がる母に、食事をさせるも、ほとんど食べられず。
今朝は、布団から起き上がるのに四苦八苦、とても立ち上がれそうに無くて、救急車を呼んだ方が
良いのでは、と思うが、スネ夫が背負って行くとか言う。
痛みが強く、「痛い、怖い、無理無理」と、母が悲鳴をあげる。
それでも、時間をかけて立たせ、着替えをさせ、恥ずかしいからスネ夫は呼ばないでと言う母を
そんな場合じゃ無いからと、なだめ、連れ出そうとすると、洗面所に行くと言う。
いや、もう、歩かない方が良いからと言うのに、歯だけ磨くとか言う、
マスクするから、今はいいから、朝も何も食べてないし・・・
じゃぁ、髪だけ結んでと言うので、座らせて軽くクシで撫で、結ぶ。
上の方が禿げてるの見えると言う、いや白髪だし肌に近い色だから目立たないよ、薄く成ってるけど
禿げてないよ、と、こんな時も身なりを気にするのが凄い乙女
夫婦で両脇から、前後から、抱えたり支えたりして、車に乗せる。
迷惑かけると言う母に、「そんな事無い、気にするな、よく頑張った」とスネ夫が励ましながら運転する。
なんか、泣ける。
先に受付を済ませ、順番が来たら携帯に連絡してもらう様にして、駐車場で待つ。
月曜はとても混んでいて、結構待たされたが、電話が鳴り入口前に車を寄せ、
病院の歩行器を許可を得て玄関まで持ってきて、母を抱え、それに掴ませる。
車椅子だと、立つのが辛いので、歩行器を利用。
程なくして呼ばれるも、直ぐにレントゲン、地獄の様な光景である。
毎回思うが、何が何でも病院の半ズボンを履けと言う、いやスウェット素材のスカートには
一切金具が無い、そのスウットの半ズボンと何が違うんだと、怒りを覚えるも、兎に角それを履け
と言い張るから、仕方ない。
立つのも座るのも激痛で顔を歪める母の足を持ち上げ、着替えさせる。
レントゲン台の上でも、向きを変えられず苦しむ母だが、レントゲン技師の方は、
あまり手を貸さず、もう少し足を上げてとか、しっかりこっち向いてとか、鬼か、鬼なのか、
手伝えやっ、と手を出そうとする私に、外でお待ち下さいと言う。
そりゃ、レントゲンの時は、外に出るの当たり前だけど、もっと手を貸してやってくれよと、
蹴飛ばしたくなるのを我慢して外で待つ。
終わって呼ばれ、入ったら、台から降りるのに、またも悲鳴の母。
自分で自分の力で起きてと言うが、割って入って、手を貸す私。
きっと、専門家なりの、安全なやり方があると思うが、介護の専門家だったら、
もっと上手に起こしてくれるんじゃ無いのか、と、またそのレントゲン技師に腹が立つ。
耳が遠い母の通訳をしつつ、少しでも楽になるなら、注射して下さいと言う。
また、母を立たせ、内出血して紫に成っている腰を出し、注射を待つ。
立ちながら、痛みで小刻みに震える母だが、先生はエコーで注射を打つ的確な位置を
探っていて、なかなか定まらず、震えて私の手を力一杯握りしめ、恐怖に怯えている母、
「はよせーや」と、
怒鳴りつけたい気持ちを抑え、大丈夫、未だ打たないから力抜いて
と母に話しかけたりする。
程なくして、注射が終わり、先生からは骨の状態は以前のレントゲンと変わってないと説明される。
でも、凄い痛がってるので・・・痛みを取ってやりたいと言おうとする私を遮り、
「痛くても、折れてるとは限らないからねっ」と、何だか苛立ったように先生が言う。
はぁ、そうですね、少し強めの痛み止めにしてもらえれば良いんですけど、今までより
ずっと痛がっているので、スイマセン・・・
でも、骨は折れてなかったんですね、良かった、と言うと、
「今はね、一週間後痛みが変わらなくて、レントゲン撮ったら、折れてるって事もあるからね、解らないよ」
あくまでも、今は折れてる症状が見当たらないが、その後に少し動いたりして診察したら、折れてる事
あるから・・・・だそうです。
医者の言う事も、解るが、なんか感じ悪いな〜〜〜〜〜
で、コルセットして行きましょう、と成り、スカートをたくし上げ、看護師さんがコルセット装着
してくれるんだけど、
ちょっと下過ぎませんか、お尻の下までコルセットが来てて、これだと座れないと思うんですけど。
背中側から見てたんだけど、どう見ても下がり過ぎてた。
あらら、下過ぎる?でもお臍の下だから、と、正面だけ見て言う。
大きいかしらね〜
先生が、サイズどれ持って来たの?
XLですね
それじゃ大きいに決まってるよ。
・・・・・・母は140センチ位しか無くて、そこまで太っていない、背中が丸く成ってるので、
少し大きさがいると思ったんでしょうけど、そりゃ大きいやね。
先生が呆れて、常識で考えたらXLが大きい事位解るだろうに・・と、看護士さんに言う。
そうでしたねぇ、LLか、Lでいいかな〜ごめんねぇ
ゆるい、あまりにゆるい、泣きたいほど痛がってる母を立たせたまま、「はよせーや」と、
またしてもブチ切れそうな気持ちを抑えて、装着を手伝う。
じゃぁ、少し強めの痛み止めを出しますから。
よろしくお願いします、有難うございました。やっと診察が終わり、帰宅。
薬を飲む為、早々に食べさせる。
本人は、取り敢えず座っていたいと言うので、たまたま休みだった娘に
様子を見ている様に頼んで、私達は出かける。