通勤は?
はい、○○駅から乗車して○○駅で下車します、その後は徒歩に成ります。
本日歩いてみました、だいたい15分程かかりました。
あっ、近いですねっ。
(近く無いよ、15分歩くのって結構遠いぞ)
(・・・・いや、だから教えて下さいよ、何をするんですかね)
すると唐突に、 手先の細かい仕事ですけど大丈夫ですかっ?
はっ、そうなんですか、細かい仕事・・・値札を付けたりしていましたが、そこまで細かい仕事の経験はありません。
手先は器用ですかっ?
ん~~、一瞬答えあぐねる私、ハイッ器用です、と即答する程手先が器用とは思えない、かといって教えてもらえれば、
全く出来ない事も無いか、と、私の脳内で議論が行われたのだ。
考える隙を与えず、器用、不器用でいったらどっちですかっ?
これまた二択のバッサリまっぷたつな質問だ。
ええ~~~では、不器用と言う事でお願いします。
(何言ってんだ自分、だけど、どっちかって言うからさ~)
この方、面接の間中、穴が空くかと思う程、目を見つめて来る、全くそらさない人も珍しい。
私の答えを聞いてちょっと呆れた顔に成る。
あの、正直に言っておかないと、器用ですと答えておいて、やらせてみたら全然だと問題ですから。
ああ、そうですね、それは確かに問題ですねっ。
もう、完全に駄目だな、どんな手先の作業かも解らないが、自分から無理だと言った様なもんだ。
解りました、では、お返事は○月○日までに連絡します。
それはお電話ですか?
履歴書に書いてあるところを見て、この携帯番号で大丈夫ですかっ?
はい、大丈夫です。
不採用の場合は連絡しません。
はい、解りました。
では、履歴書はどうしますかっ?
あの、では、不採用の際は返送して頂けると助かります。(写真使えるし)
・・・ちょっと困った顔をする。
あっ、いえ、ご面倒でしたら破棄して下さってかまいません。
我が社では、履歴書はシュレッダーにかけています。
(だったら最初から言えば良いじゃん、こちらで処分しますって、それとももう見込み無いから持って帰るかって事?
だってさすがに自分から、では不採用だと思うので、持って帰りますって言えないよぉ)
では、そのようにして下さい。
本日はありがとうございました。
会社を出るなり、ムリムリムリムリ、色んな意味でムリ。
今まで、面接は何度か受けて来ましたが、応募者の話を聞く気があんなに無い方も珍しい。
あんたにそもそも興味が無いし、会った途端、面接の時間が惜しく成ったという事かもしれません。
(私のやる気が感じられなかった事でしょう、最初の時間の食い違いでアウトだね)
感情の起伏がまるで無くて、駐車券をどうぞみたいな、マシーンぽい受け答えでした。
それでも時間を取って頂いたので、ありがたい事ではありますが、
普通、仕事の内容や条件について説明をして、応募者と今までの職務経験等確認し、最後に
何か聞きたい事は、という流れがあると思うのですが。
でも、面白かったです。
謎の多い感じで、新しいタイプの経営者さんにも会えましたし。
帰り道、不器用な方でお願いしますって自分の答えがおかしくて、思い出し笑いです。
電車の時間までちょっと間があったので、キヨスクで本を見た。
いや、西村京太郎と赤川次郎ばっかり並んでて驚き、一冊だけ伊坂幸太郎の「マリアビート」があったので衝動買い。
そのうち読もう。
で、最寄り駅を降りたら雨で、初めて使う折りたたみワンタッチ傘、ん、なかなか良いね。
そして、ついでに、傘を買った時に、ライヴビューイングチケット受け取って来ましたぁ。
なかなか有意義な一日だったよ~~~