南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

夏は南郷トマト農家、冬はテレマークスクール&ガイドの和泉屋AK.T~~
南会津流半農半スキーのブログでーす!

3月29日 三ツ岩岳 黒檜沢から三ツ岩沢へ

2022-03-29 22:23:40 | 

畑の雪飛ばしもひと段落。さっそく山へ遊びに来ました。

阿久津と岩崎大が日頃お世話になっているキャラバンの塚崎氏、櫻井氏をお誘いし4名で地元の名峰三ツ岩岳へ向かいました。

黒檜沢源頭を目指します。

暑すぎず寒すぎず。昨日さらっと積もった湿雪にシールとクランポンの相性がよかった。

三ツ岩直下まで突き上げる黒檜沢源頭。1620m付近の左に見える右岸尾根に取りつくことにしました。

黒木の岩場を巻き、雪壁に取りつきます。

いつもは向こうに見える登山道尾根から眺めていた黒檜沢源頭部。今日はそこを登攀していることに嬉しさがこみ上げる。

要所は経験値の高い塚崎氏と櫻井氏がリードしてくれた。

雪壁、雪稜と刺激のある三ツ岩岳のバリエーションルート。

ようやく主稜線の三ツ岩直下までたどり着く。ここでタイムアップ。

ここから今回は三ツ岩沢を滑降することにした。

この界隈では三ツ岩沢はトップクラスのスケールのデカさ。

みなさん、へろへろです…。

もうすでに下大戸沢の渡渉点は首の皮一枚。我々はあえて濡れることを選んだ…。

最後は国道を2km歩いて無事下山!夕方6時をまわっていた。めいっぱい楽しく遊んだ一日でした!

塚崎さん櫻井くん要所のリード&お付き合いいただきどうもありがとう!

久々に面白かったな…。

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3月27日 雪飛ばし

2022-03-27 18:16:40 | トマト

このところの暖かさで、我が家の周りの積雪はちょうど100㎝まで沈みました。

この時期に積雪が1mを越えているのは2017年以来5年振りです。

当然ながら畑もまだたくさんの雪に覆われていました。

この時期にこれだけの雪があると、トマトの育苗準備までに雪解けが間に合うか心配に…。

ということで、育苗ハウスの雪飛ばしをすることに。5年ぶりの除雪機投入です!

育苗用のハウス2棟を除雪します。

今年から長男が進学のため家を出ます。5年前にハウス面積を倍増してからは、この面積の管理を間に合わせることに明け暮れ、鳴かず飛ばずの収量でした。

このままではいけない。今年からは大いに飛躍しなければなりません! がんばろ。

表面40~50㎝の雪を飛ばし、さらに雪が消えやすくするためにモミ炭を撒きます。

炭を撒くことで太陽光を吸収し、雪が溶けやすくなるのです。

作業を終え、除雪機を回収。しばらく放置し自然に融雪するのを待ちます。

さーて、山に遊びに行こうかな~

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3月21日 乳頭山

2022-03-24 16:27:30 | 

3月21日。いよいよツアー最終日。乳頭温泉郷の蟹場温泉から乳頭山を目指します。

北東北は昨日からの弱い冬型で、山には真冬のような新雪が積もっていました。帰りのツリーランが楽しそう…。

県境分水嶺付近まで来ると、辺りはこの寒さで出来た新たな樹氷が青空に映えております。思わず歓声!

田代平湿原まで来ると一気に視界が開けます。

奥には今から目指す乳頭山1,477mが見えています。

目指す乳頭山をよく見ると雪煙に包まれ、爆風の予感が…。

標高1,270mにある避難小屋の田代平山荘は、いつもの年より雪に埋もれています。

正面の2階出入り口は例年なら下の梯子から登るのですが、今年は梯子はすっかり埋もれており手すりをそのまままたいで入れる状況でした。

小屋で休憩し、クランポンを装着。山頂を目指します。

山頂が近づくにつれ、西から強風が叩きつけます。

雪煙に霞む山頂。直下からはスキーをデポし、ツボ足で登ります。

猛烈な風に耐えながら山頂到着! 写真を撮ったらさっさと下山です!

-6℃。強風下のシール外しは慎重に。各自、ものが飛ばされないように注意が必要です。

風の弱い所まで降りてくると、一同ほっと一息。

最後は、しっとりとした新雪のツリーランを楽しみ今日のツアーを終えました!

こうして波乱の幕開けだった今年の田沢湖高原ツアーは、コロナ・戦争・大地震と不穏な中でのツアーでしたが、そうした中でも目一杯楽しみたい!というみなさんの気持ちが作り上げたツアーだったと感じます。

もちろん、交通機関の影響で参加できなかったOさんAさんも、思いは同じです。来年こそはまた田沢湖高原でみなさんにお会いできるのを楽しみにしております。

今回もお世話になったお宿の方々にも感謝いたします…。

この度もガイドのご指名を頂き有り難うございました! m(__)m

一週間ぶりに南会津の自宅へ戻りました。積雪は120㎝まで沈みました。春が近いですね!

今シーズンのテレマークスクール&スキーガイド和泉屋AK.Tの営業はこれで終了となりました。

今シーズンんもたくさんの方々にお越しいただき有り難うございました。また来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

少し休んで、山に遊びに行ったり、畑の準備をしたり、長男の引っ越しをしたりと、春の活動を進めたいと思います…。

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3月20日 姥倉山 

2022-03-23 20:18:41 | テレマーク

3月19日は発達した南岸低気圧の影響で、特に東北太平洋側は大荒れとなりました。

予定していた岩手側の網張スキー場からのツアーは中止、さらには国道49号の仙岩峠までもが雪崩で通行止めとなり、我々は比較的穏やかだった田沢湖スキー場でフリー滑走としました。

午後には、宿泊先の近所の山で危急時対応講習。山中で膝を負傷したという想定で応急処置、保温梱包、そり搬送、引き上げ、下げ降ろしを一通り実践。良い汗をかきました!

さて3月20日は、昨日悪天候で中止となった網張スキー場からのツアーです。

南岸低気圧は千島列島へ去りましたが、代わって天気図は縦じまの冬型となりました。三ツ石山方面は稜線上の西風がかなり強いと判断し、比較的風の弱い姥倉山を目指すことに。

網張スキー場の山頂へのリフトは除雪で運行が遅れていたので、第二リフト終点から登り始めました。

スキー場を上り詰めるとすでに標高は1,300m。奥に見える白い山、姥倉山1,517mを目指します。

姥倉山をはじめ、この網張エリアはテレマークツアーにうってつけの穏やかでのんびりしたツアーが楽しめるエリアです。このような環境がスキー場からすぐにアクセスできるなんて、なんて素晴らしい!

昨日の南岸低気圧の大量降雪は、仙岩峠の雪崩をはじめ岩手八幡平方面各所でも雪崩を頻発させました。

この姥倉山南面1,370m付近で積雪内部をチェックすると、3月12日までの高温や降雨で硬くなった雪面の上に載った降雪が厚さ3㎝ほどに霜ザラメ化していました。さらに昨日の南岸低気圧の大量降雪が崩落流下したのか、または3月12日面が滑り面となって雪崩が頻発したものと思われます。

この山もクラスト面上の厚さ50㎝の新雪はすでにこしまり雪となっていましたが、弱層はまだ不安定だったので登り&滑走ラインを選びながらの行動となりました。

さあ、安全なラインで久しぶりの粉雪を楽しみます!

時々顔を出す青空に心が奪われます。

やはり青に映える雪は美しい!

今日は地元助っ人のコウタ氏も加わり、ゲストのみなさんを楽しませてくれました。

登り返して姥倉山のいい雪を楽しみましたよ。

振り返ると、姥倉山が白く輝いておりました…。

さて明日は乳頭山です。

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3月18日 秋田駒ケ岳

2022-03-23 18:13:46 | 

3月18日。東北自動車道は一部通行止めでしたが、マイカーを走らせ東京方面からや岩手からの参加者が無事集合、秋田駒ケ岳の男女岳1,637mを目指しました。

今日は南西から南岸低気圧が近づいているため、高層雲がべったりと張り付いています。

標高670mのビジターセンター「アルパこまくさ」から歩き出します。

標高1,300mの八合目小屋が見えてくる頃には、樹氷の張り付いたダケカンバやナナカマドなどの灌木になり、あたりは白と黒の世界。

気温はー5℃。風も弱く穏やか。小屋で休憩し、さらに上を目指します。

振り返るとひときわ高い岩手山が霞に浮かんでいました。

連休最終日に予定している乳頭山も良く見えました。

1,500mを越えるとアルパインエリア。無木立の世界。

八合目小屋から上部は普段風当たりが強いので雪面は硬い。クランポンは必須。

標高1,530mの阿弥陀小屋が見えてきました。

秋田岩手エリアは、要所要所に避難小屋がありとても有り難い。

さて、山頂はすぐ目の前です。

丘のような男女岳。なんだか白砂糖の山に群がるアリ🐜のようです。

阿弥陀小屋から40分ほどの登りです。

標高1,637mの男女岳山頂です!標高差およそ1,000m、約4時間半の登行でした。

後方に男岳、眼下には田沢湖が見えています。

3月14日までのクラストに載った45㎝の締まった雪は安定していた。

山頂からのダウンヒルを楽しむ!と言いたかったが、なんせこのダークライトで雪面の凹凸が不明慮。慎重に滑走した。

5年振りの山頂からの滑降でした!

さあ、低気圧が近づいているので風が強くなる前に滑り降ります。

下山口のアルパカこまくさ付近まで来ると、後ろには先ほど山頂に立った男女岳が見えていました…。

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