2月26日。今日も奥会津バックカントリーへ。
この先の気象庁予報によると平年よりかなり暖かくなる模様。もしかして、今シーズン最後のパウダーになっちゃうかも?
と考え、相棒の岩崎大と約5時間のハイクアップで最後のパウダー狙いへ!
昨日は標高差930m、そして今日は標高差1,200m。2,000m峰を目指す。
2,000m峰からドロップ!
標高差900mのパウダーランでしたー。
お疲れさ~ん!
2月26日。今日も奥会津バックカントリーへ。
この先の気象庁予報によると平年よりかなり暖かくなる模様。もしかして、今シーズン最後のパウダーになっちゃうかも?
と考え、相棒の岩崎大と約5時間のハイクアップで最後のパウダー狙いへ!
昨日は標高差930m、そして今日は標高差1,200m。2,000m峰を目指す。
2,000m峰からドロップ!
標高差900mのパウダーランでしたー。
お疲れさ~ん!
2月24日25日の2日間は、宇都宮からお越しのWさんのバックカントリー講習を兼ねて三ッ岩岳へ滑りに行く計画を立てた。
その前に、しっかりと南郷スキー場で講習です。
24日、まずはスキー場食堂にて机上講習。南郷バックカントリーを滑ることを想定して、近くのアメダスデータをもとに気象要素をチェック。
スキー場トップ伝上山の裏にてピットを掘り、積雪内部を観察しデータを集めた。
気象要素で予想した積雪内部と、実際に観察して得たデータを照らし合わせるとほぼ一致したが、やはりそれだけでは分からなかった情報も見つかる。
自分たちが滑ろうとする山の気象要素や積雪要素を吟味することは大切なことだ。
さて、その夜はいつもの宿へ。
宿では夜の9時過ぎまで、翌日滑る三ッ岩岳付近のアメダスデータで気象要素をチェックし、またルートの道程表を地道に作成したりして、雪崩やほかのリスク評価もしておく。
季節はもう2月下旬。雪も悪くなりつつあり、テレマークでの滑降はテクニックを要するようになる。
2日目の朝。標高770mの登山口から登りだし、今日は1,699mの測量点を目指す。
セッケイカワゲラが雪の上を歩いていた。やはりもう春が始まっている。
昨夜設定したポイントを地形図で確認しながら登る。
テレマークの場合、滑りも結構体力を消耗する。滑りのために登りの省エネはとても重要だ。ラッセルの仕方やキックターンの効率的なやり方はぜひ身につけてもらいたい。今回は先行者のトレースがあり、楽させていただいた。
どっしと構える三ッ岩岳。普段住んでいる景色から想像もできない。ここもれっきとした南会津町なのです。
登り出して約4時間。標高1,699m地点に到着。標高差930mのハイクアップでした。ここらかドロップです。
窓明山をバックにカメラを構える岩崎大。
阿久津
ダケカンバ疎林のパウダーを楽しむ岩崎大。さすがに1,600mを越えると、日中でもパウダーだ!
Wさんもブナの疎林を気持ちよく!
遠くに高畑スキー場やたかつえが見える。
南会津も、まだまだ探せばいい雪はあります!
さすがに1,500m以下の日射面は、モイスト&クラストのテクニカルな雪質に。
とはいえ、向きを選べばまだまだ楽しめる雪質でした。
下りの尾根は、視界不良時には枝尾根に迷い込むこともある。視界不良時を想定して、バックベアリング角度で滑り降りる方向を確認しながら。GPSが当たり前な今、このようなコンパス&地形図を使ったアナログなナビゲーションは、山での行動の本質を知るうえで大切なのだ。
とまあ、この2日間はWさんの中身の濃いバックカントリー講習でした!
Wさん、この度もお越しいただきありがとうございました!
大くん、協力ありがとね~
ここで、締め切りが迫ったイベント&スクールを三つほど。
① 第5回 南郷クラシック 2月28日締め切りです! ⇒ こちらから
② 3月1日 一般テレマークレッスン 中・緩斜面の基本編 ⇒ あと1名空きあり
3月2日 一般テレマークレッスン 中・緩斜面の基本編 ⇒ あと2名空きあり
③ 3月3日-4日 バックカントリー講習 山に行きたいテレマーカーのための… ⇒ 中止になりました!
2月19日から21日の三日間、会津大学短期大学部のスキー&スノーボード実習が無事に終了しました~!
実は昨年の10月に、会津大学短期大学部の「運動技術Ⅲ」という科目の非常勤講師に任命され、何度か大学へ赴きガイダンスなどの講義を経て、この三日間の実習の準備を進めてきました。
女子大生たちのスキー&スノーボード実習とはいえ、南郷スキー場のゲレンデで滑るだけでは物足りない。ここは自分らしさを少しは出したいし冬の南会津を体験して欲しいと、担当の渡部琢也先生に「かんじき作製&宮床湿原スノートレッキング」を提案し受け入れてくださいました!
かんじき作製には心強い助っ人「マタギのきっつぁん」こと、私の父である阿久津毅一氏に依頼。父と私で学生たちへのかんじき作りを指導し、明日の湿原トレッキングに使う自分たちの道具をなんとか作り上げた。
登山口まではスキー場のパトロールの協力を得て移動、そこからかんじきを装着し宮床湿原へと向かった。
途中、何度もかんじきが外れたり直したりしながら気持ちよく晴れた湿原に到着。
宮床湿原が目の前に広がると歓声が上がった!
そして、みんなで「せーのっ!」で仰向けに倒れ込む。すると、誰ともなく「空がキレ~!」と…。
ここではっとした。そうか、そういう視点で最近空を見ていなかった。職業柄、トマトの季節は雨が降るかどうかとか、冬は雪雲がどうかとか、硬い目つきでしか空を見ていなかった。逆に学生たちに教えられたのでした…。
湿原では宿で作っていただいたおにぎり🍙と、和泉屋トマト農園のミネストローネスープで楽しいランチタイム。
あとはスキー場に戻り、三日間のスキー&スノーボ―ド実習を無事に終了することができました。
とにかく今回参加してくれた学生たちの中には経験者はいたものの、ほとんどが初めてのスキーやスノーボードの実習でした。
この実習を通して伝えたいのは、スノースポーツはやってみると意外と楽しい! 雪って冷たいけど、実は綺麗なんだ!
とういことでしょうか。
来年度は自分も狩猟免許を持ったし、もう少し雪国南会津の生活に踏み込んだガイディングが出来ればいいかな、と思っています。
まずは3日間無事に終えたことにほっとしております。
今回の実習にご協力いただいた南郷スキー場さん、パトロールのみなさん、レンタルのみなさん。そしてサポートしていただいた馬場要助さん、阿久津毅一さん。かんじき作製で場所を提供してくださった宿泊先の山口屋旅館さん。みなさんのご協力があって今回の実習は成功しました。この場を借りて感謝申し上げます。
担当の渡部琢也先生、青木先生、ありがとうございました。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
この2日間は南郷バックカントリーで講習です。
東京・千葉からMK.T氏、タカノっち、ゆきちゃん、S部長のお越しいただきました!
寒冷前線通過後から、強い雪と風になって来ました。とりあえず現場へ向けて森を進んでいきます。
1日目は、南郷バックカントリーを滑る前提で、まずはセンターハウスで机上講習。その後、現場で積雪構造を見てみました。
山に行くその日の天候も重要ですが、近くのアメダスデータをよく調べ過去の天候の影響が、積雪内部ではどのように現れているか。
お昼を食べてエネルギーを補給した後は、ビバーク目的の雪洞掘りです。
雪洞内部は湿度が高いです。一度掘ってみると、濡れ対策にはどうしたらいいか?効率よく掘るにはどうしたらいいか?分かって来ますね。
外はー7℃、でも中は0℃に近くゆっくりとティータイムを楽しめました。
およそ一時間の雪洞掘り、お疲れさまでした!
さて、2日目。予定では会津駒のブナ森パウダーを狙いに行くことになっていましたが、南会津には昨夜から大雪警報。
駒は諦めて再び南郷バックカントリーに戻って来ました。
ちょっと重いけど、パウダーを滑ろう!
南郷バックカントリーも捨てたもんじゃない! 場所を選べばオーバーヘッドもあるんです!
今回の冬型で、また我が家の積雪計はほぼ200㎝になりました。
ほぼ1階が埋まるこの雪を、実際に見に来てくれたみなさん。豪雪の生活も楽しいもんですよ~
この度もお越しいただきありがとうございました!