密かに読む

2017-09-12 23:26:03 | 読書、書物

  雨後晴れ。

 カブ旅してる二日の間も世界は激しく動いていました。ま、ロクな事はなく、いい話題と申せば陸上短距離の桐生選手がついに九秒台の壁を突き破った事(!)。これはスタートライン、と意気込む血気盛んさが爽やかです。きっと当たり前のように九秒台を出せるようになるので、無理せず頑張って頂きたいですね。

 カブ旅直前に、三島由紀夫著「美しい星」を読み終えていました。宇宙人家族が主題という、一見荒唐無稽に思える話ですが、そんな事はありませんでした。ある意味、三島先生の荒唐無稽な話を読んでみたかったような気もしますが、そこはさすがの硬派です。円盤(今はUFOと呼ぶ)の登場も、何故かアホらしく感じないのです。途中一体どうなるのか、纏められるのかと心配しましたが、最後はきちんとまとまっていて、何故か納得できるのも不思議でした。息抜きの後は古本屋で購入してあった在庫をまた読む所存。

 就寝前読書のジェイン・オースティン著「高慢と偏見」は順調です。一章事が短いので読みやすい。

 その息抜きに何を読むか迷いましたが、息抜きらしく江戸川乱歩全集第十八巻を開きました。少年探偵団ものが続いて辟易気味だったので遠のいていたのですが、第十八巻の冒頭は通常作品のようで一安心です。京極夏彦作品も一作購入してあるので、探偵物が続きそう。三島作品はその後でしょうか



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