いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

台風一過

2012年06月20日 20時36分59秒 | 日本事情

▼ Somewhere in Setouchi-area, JAPAN;

■ 出張の移動中、ギドーセンセの『ヒトラーのウィーン』(Amazon)を読む。

クビチェク(google)とか全然知らなかった。そもそも、おいらはヒトラーについてもほとんど知らない。

それ故、面白いエピソード(ただし、既知、あるいは、公知)が読めた。

ヒトラーはウィーンの官学美術学校に2度落ちた。一方、故郷の「従者」のクビチェクはウィーンの官学音楽学校にすんなり入った。ヒトラーがクビチェクの才能を認め、クビチェクの親に音楽学校進学を"談判"したのに。

でも、ギドーセンセの『ヒトラーのウィーン』は、一見面白そうだが、事前の過剰な期待感のせいか、食い足りない。

そもそも、ヒトラーはウィーンに出てきた来た時、無理にぬっぽんの「いま・ここ」に換算すると、

500万円、すなわち3-4年は遊んで暮らせるカネを持っていたのに、

それはどうしたのだ!?????........

あるいは、ギドーセンセの『ヒトラーのウィーン』で語られるヒトラーの生活を考えると、

「500万円、すなわち3-4年は遊んで暮らせるカネ」の使途が不明だ。

官学美術学校に行かなくても、勝手に500万円使って、藝術に身をゆだねればよかったのだ。

やはり、安藤忠雄センセは、偉大なのだ。

■もっとも、ヒトラーの書いた絵ハガキは全然売れず、カネを付けて、観光客に引き取ってもらっていた!!!

という展開を示す「史実」でがでたら、にこにこできる。500万円はそれに蕩尽したと...。

ヒトラーの書いた絵ハガキは全然売れず、カネを付けて、観光客に引き取ってもらっていた!!!
ポスドク採用企業に500万円
みたいで、すごいじゃないか!

ポスドク採用企業に500万円!がすっぱいすた理由=生クリームを添えるのを忘れたのだ!

おそるべし、 ウィーン!


今週の小便小僧

 

 



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