いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

天安門事件、何度でも。

2006年12月28日 22時04分14秒 | 中国出張/遊興/中国事情



■昨夜に引き続き、BS,NHK 文革物語・最終回
「BS特集 民衆が語る中国・激動の時代~文化大革命を乗り越えて~ 第4章 改革解放への胎動」

(2013年4月11日追記; YouTube 「BS特集 民衆が語る中国・激動の時代~文化大革命を乗り越えて~ 第4章 改革解放への胎動」

話は、文革の行き詰まり、つまりは民衆の離反、林彪の死の後。周恩来が死んで、文革に憤怒するインテリ層を中心とする人たちの活動が抑えきれなくなる。

 天安門事件。

この、周恩来追悼を建前としての反文革の運動は、周恩来が死ぬ前に復権させたトウ小平を再び失脚させる。毛・4人組の勝利。 しかし、毛沢東の死。4人組逮捕。 トウ小平の再登場。

時代は、改革開放へと向かう。

番組はここでおしましい。 北京オリンピックを控え中国はますますの国際社会への開放が求められる、ってオチ。じゃん・じゃん。


▼しかし、ちょっとまってほしい(~_~;

1989年の天安門事件は無しかよ!? トウ小平の改革開放路線、つまり豊かになれるものから先に豊かになる、という走資派路線が突っ走った結果は、政治的自由を求める社会の出現であった。その顕れが1989年の民主化運動であり、それに対するトウ小平率いる中共政府の武力弾圧に他ならない。

トウ小平はマオさんや4人組でさえやらなかった天安門広場でのジェノサイドを行った。

禍福はあざなえる縄のごとし

正邪もあざなえる縄のごとし

▼上記画像は、2度と天安門事件がおきませんようにと祈る人の車である。



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