いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

『仙台藩領と阿見地域』

2007年01月13日 13時57分35秒 | 仙台・竹雀・政宗



お正月から好運。求め始めてから3年あまり、『仙台藩領と阿見地域』が古本市場に出たので、贖(あがな)う。

霞ヶ浦といえば、湖畔にあった、大日本帝国は海軍の、霞ヶ浦航空隊が有名。筑波山麓周辺であることは言うまでもない。そこには飛行船ツェッペリン号が来たこともある。 (札幌は狸小路の中川ライター店のダンナさんがかつて霞ヶ浦航空隊にいたということは、札幌っ子の超A級トリビアである。つまりは、おいらは、武装解除された「国」で、「敗残兵」が売る戦争プラモデルを買っていたのだ。 悲しき玩具!)

ウィキペディア(Wikipedia);霞ヶ浦駐屯地

その地は阿見町というのであるが、江戸時代は現在の阿見の大半の村は仙台・伊達家領であった。5000石あまり。 それについての資料が上記、『仙台藩領と阿見地域』。

龍ヶ崎伊達領から始まったおいらの「仙台伊達家飛び地、常陸領1万石」ガクシュウの課程はおいらをして阿見町立図書館に赴(おもむ)かせた。そこでは、ほとんどの図書館がそうであるように、町史・市史の類の本は貸し出し禁止である。仙台・伊達家の代官がいた龍ヶ崎(伊達政宗来ました)の市立図書館では無人の有料コピー機があって、貸し出し禁止図書も、一部、コピーできた。

もつろん、本の著作権は尊重するものではある。一般の商品書籍をやたらめったらコピーしたら出版社と著者が困る。おいらは、ベストセラーなどを公立図書館で貸し出すはおかしいと思う。すかすながら、町史・市史については、そもそも町や市が刊行する非営利品である。商品としてのそれが品切れであるならば、コピーは認められるべきと考える。

それに対し、阿見町立図書館では、コピーは受付の「お役人」サマにお願いせねばならず、1枚20円だか50円だったな、しかも一人10枚までとか制限されている。しかし、10枚までとは御無体な、連れがおりますから2人分おねげーしますだ、と希(こいねがう)と、どいつだ連れて来い、と言う。そんで、連れてくと、そうかわかった20枚コピーしてやるとおっしゃったのでありました。

よっぽど、図書館にいたみんなとその場で友達になろうかと思いましたが、そのお役人サマの杓子定規さには恐れ入りました。

その20枚のコピーをもっていたのが、上記『仙台藩領と阿見地域』。絶対買ってやろうと思っていたのですが、市場になかった。

それで、正月に落手できたのでした。

マンセー!

■PS;ついすん
なんと、アマゾンにも、出点はないが、「箱書き」あり;
仙台藩領と阿見地域―仙台藩常州領のうち信太郡十三ケ村 (1981年)





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