いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

吉良邸に松の廊下 by 森永卓郎

2005年12月14日 19時52分21秒 | その他



■今朝の森永卓郎のニッポン放送での番組で、外回りのレポーターが東京、本所の吉良邸跡から中継をした。なぜなら、今日は赤穂浪士の吉良邸討ち入りのだからだ。そのレポーターに対して、森永は「本所の吉良邸って、松の廊下があったところですね。」と真声でおおぼけをこいていた。

■おもわず、その大真面目な間違いに大笑いしてしまった。

■その女性レポーター・さいしょちかこさん/ 最所 千加子さんは、「いえ、松の廊下は江戸城、現在の皇居です。」とお答えもうすあげた。
そう答える前に、ぎょっとした、音がおいらには聞こえた。とりなおして、上記のごとくお答えした。その時、外気は4℃。森永は暖かなスタジオ。

■森永卓郎は、おいらが、あやしく・うさんくさいとにらんでいる御仁のひとりである。わかりやすいところでは、年収300万円でなんとか本をだして大もうけしているという誰にでもわかりやすい点。

■いまひとつは、森永はTVタックルなどでもわかるように護憲のうすあま社民派である。それなのに、改憲が社是のフジサンケイグループのニッポン放送で帯で番組をもっている。あやしい。なにかあるにちがいない。

■同番組で、金子勝をゲストによんだ時、小泉さんや自民党、ひいてはそれを支持した国民について、放送上問題だろうというくらい、ばか!ばか!を連発していた。

■現在、若者の一部が、「え~、日本とアメリカって戦争したんですか~!?」というという「神話」?が流通している。おいらは、歴史的知識など社会での役割などに応じて持つべきもので、一般庶民がそんなものしらなくてもどうでもいいとおもう。

■しかしながら、いやしくも他人さまをばかよばわりする御仁が、そして公共メディアを使用しているメディアパーソナリティーが、自分の番組の同僚が外回りで行く場所について、旧吉良邸に松の廊下があったと思っているというのは、すばらしい。マンセー!。

■森永と金子には共通点が多い。1)マルクス系である。これは二人がアカであるということではない。二人はマルクスのように頭蓋がでかい。首も太い。つまり、胆力が強靭そうである。2)彼らはトーダイ出だけれどadministratorに入っていない。つまり、実質的なパワーエリートのなりそこないである。しかしながら、世俗への未練だけはトーダイ出であり、いろいろ芸を工夫して、実社会に影響力を及ぼしている。3)現実に実社会に影響力を及ぼしているのだから,その点は、美しいか(by短歌屋の息子)どうかは知らないが、すごい。4)他人を見下している。森永の「ひとのよさ」は、反動形成ではないかと、おいらは、にらんでいる。

▲改めて思うに、忠臣蔵の知識などは、森永が出身したトーダイを頂点とする現行学校社会による知識制度のなかにはないのである。つまり、森永の「本所の吉良邸って、松の廊下があったところですね。」というのは、学校秀才の典型ともいえるのだ。だから絶対無罪! そういえば、占領軍・米軍は忠臣蔵を禁止したんだ。そういう忠臣蔵を知らなくてもいいんだよ。戦後民主主義マンセー! ばかさんけいグループマンセー!









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