遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

大学は出るところ

2011-04-26 22:39:55 | 大学生活
最も大きな違いは“新卒者を特別視しない”こと 日本とは全く違う米英の新卒採用事情(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
大学中退でも完璧…MIT研究所に日本人新所長(読売新聞) - goo ニュース
2年ほど米国の大学で働いていたのではあるけど、あっちの就職事情に詳しいわけではありません。大学院に来ていた連中しか知らないっす。上の記事にある通り、「日本の“新卒”採用の方が世界から見て“特異なもの”」というのは、本当でしょう。そういうのはわかる。
だいたい大学卒業と会社への入社が隙間なくリンクしていないといけないって言うこと自体がしょうもないですね。私の持論ですが、就職活動なんか大学入学してから4年間ずうっとやってたらいいんです。早めに決まればそれでいい。就職決まったからといって早めに中退するのもいいし、職種が決まって勉強すべきことが絞れたのでそれに集中してしっかり勉強するのもいい。その人の人生なのですから、他人がとやかくゆうべきじゃない。義務教育じゃないんだからね。大事な最終学年に『シューカツ』と称して、皆一斉に大学での勉強をおろそかにするのが、あまりにアホ臭いと思うんだよ。そんなの暇な時にやれよ。
下の方のニュースは、世界最高峰の理系大学MITのメディア研究所「メディアラボ」の新所長に日本人ネット起業家の伊藤穣一氏(44)が内定したって話題です。タフツ大やシカゴ大で彼は物理学等を学んだのですが、卒業はしていないから中退だっていうことから記事のタイトルがきてます。はっきり言ってしょうもない着眼点です。結果として彼は実社会で実績を上げているのですから、卒業証書という紙切れを持っているかどうかはどうでもいい話です。むしろ、米国の大学では優秀なものから卒業前に就職が決まるので、中退こそがエリートの証。日本の大学に同じことができるかって? できますよ。マスコミで働いてる文系卒のサラリーマンジャーナリストにはわからんでしょうけど、そういう環境ならそれはそれで理系や技術系の大学生達はやれると思いますよ。日本の大学の問題は存在意義不明の『文系』にあるんすよ。

さて今年の就職事情ですが・・・かなり厳しい。去年よりも! 震災の影響ですよ。間違いない。なんしか企業にとっても先が見えにくいんでしょうね。今年度の終盤に相当深刻な内定率の低下が問題になると思います。

上の写真は、いとこの結婚式でみかけた熊。

本日のお酒:NIKKA ブラックニッカ クリアハイボール + 雪の松島 特別純米酒
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