鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

2017年業績

2017-12-25 17:41:03 | 日記

2017年度の業績をまとめてみました。



1月28日
 講演:鶴岡地区における脳卒中地域連携ITパス ~脳卒中発症・再発因子の分析~
   群馬脳卒中医療連携の会

2月11日
 講演:患者・家族参加型システム「Net4U」の運用と課題
   日本医師会医療情報システム協議会
2月17日
 講演:Net4U ~16年の歩みとこれから~
   鶴岡地区三師会

3月15日
 寄稿文:鶴岡地区三師会 Net4U~16年の歩みとこれから~
   めでぃかるとる 第299号 3月15日発行

3月22日
 パネリスト:医師会が取り組む地域包括ケアシステム
   地域力を引き出すフォーラム(鶴岡市) 3月22日

4月14日
 寄稿文:平成28年度 日本医師会医療情報システム協議会報告
   めでぃかるとる 第300号 4月15日発行

5月13日
 講演:Net4U利用の現状 過去4年間における各職種アクセス状況の推移
   山形県医師会ITフェアー 5月13日

6月29日
 講演:安定経営の上に広域化を実現 医療と介護を繋ぐヘルスケア・ソーシャルネットワークNet4Uと広域ネットワーク「ちょうかいネット」との融合
   地域医療福祉情報連携協議会第10回シンポジウム 6月29日

 
 冊子:ICTネットワークと人的ネットワークが融合 さまざまなリソースをつなぐ”地域の連携室”
   ND 地域連携 ファイザー株式会社 Vol.3

7月27日
 講演:Net4Uおよびちょうかいネットの運用の現状と課題
   医師会と勤務医との懇談会 7月27日


学術雑誌:Net4U利用の現状 過去4年間における各職種のアクセス状況の推移
   平成29年度 山形県医師会学術雑誌 152-155

9月14日
 シンポジスト:山形県鶴岡地区における在宅医療介護連携  地域電子カルテNet4Uの活用と人材育成
   第19回 日本褥瘡学会学術集会 9月14日

11月11日
 講演:チーム鶴岡:ITを活用し多職種協働で支える地域医療
   釧路の多職種連携を考える会 11月11日

11月21日
 シンポジスト:医療と介護を繋ぐ!ヘルスケア・ソーシャル・ネットワーク「Net4U」
   医療情報学会シンポジウム 「質の高い在宅医療・介護におけるICTの活用の位置づけと課題」 11月21日

12月1日
 ポスター発表:受傷前BIと認知症自立度による大腿骨近位部骨折マトリックス分類
   クリニカルパス学会 12月1日

12月6日
 講演:地域包括ケアシステム構築へ向けて~鶴岡地区医師会の取り組み~
   社内研修 12月6日

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在宅医療連携モデル構築のための実態調査ヒアリング

2017-12-21 09:23:08 | 日記


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在宅医療連携モデル構築のための実態調査ヒアリング
日時:2017年12月20日 15:00~17:00
場所:医師会会議室
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昨日、在宅医療連携モデル構築のための実態調査のヒアリングを遠藤課長共々受けました。

在宅医療連携モデルとは、地域の複数の医療機関、一定のルールのもとに、連携・役割分担し、地域の在宅医療患者の診療に対応しているモデルのこと。

全国から10-15地域の連携モデルをピックアップし、他の地域が参考にできるような事例集を作成するとのことです。

モデル地域としては、静岡市、長岡県、板橋区、青葉区、臼杵市、栃木県、横須賀市などだそうです。

以下、ヒアリング内容メモ

当地区の病病、病診連携の現状
 病診連携:荘内病院と診療所との連携は概ねスムーズに行われている
 退院支援(とくに介護施設への)については今後の課題(退院支援ルールの酒田との共有化)
 在宅緩和ケア~在宅医療については、Net4Uが活用されている
 脳卒中、糖尿病などについては、一部、連携パスが利用されている、 
 
Net4Uの歴史とこれまでの経緯
 2000年の経産省事業で構築
 新宿で開発されたゆーねっとの発展型
 2012に、現在のシステムに全面的に改訂
 患者・家族参加型システムNote4Uを追加
 おもに、在宅医療における多職種連携に活用されている

Net4Uのキーパーソンは訪問看護師
 訪問看護師の書き込み量は圧倒的に多く、仔細にわたる。
 訪問看護師からの情報は、他職種にとって大いに参考になっている
 ここ1-2年で、訪問看護ステーションは急増した
 当地区の訪問看護師の意識、レベルは高い

地域連携パスの経緯
 大腿骨骨折から始まり、脳卒中、糖尿病、心筋梗塞、5大がん、認知症を運用
 運用までには紆余曲折、激しい議論があった
 大部分をIT化している。
 
医師会の歴史
 健診センターから始まった鶴岡地区医師会の地域は医師会が守るというマインドが現在の活動の原点にある

看取りにおける医療機関連携 主治医の不在時の対応
 在宅医療を考える会でグループ診療体制を構築
 各医療機関の訪問診療の範囲を調査、それに基づいてグループ化している
 実際に、主治医以外が看取りをする機会はまれ

地域のリソース調査


連携を進めてきた効果
 各職種間の顔のみえる関係、信頼関係の向上

課題
 医療依存度の高い患者の施設での受入れ体制
 看取りに対する市民啓発(アドバンストケアプランニング)
 パスによる、例えば脳卒中再発率の低減、骨折予防、
 Net4Uの普及(とくに医療機関)
 地域連携パスの拡張(とくに、在宅に関わるリハ職、介護職などの職種へ)
 医療と介護の施設間連携
 地域のリソースをどう把握するか、
  インフォーマルな情報が必要?
  各種委員会などでの話題(うわさも含め)から情報収集
 地域性で弱いところ
  過疎地、
  荘内病院の医師不足
  日本海総合病院との連携

他地域へのアドバイス
 組織マネジメント
 人材育成(事務に責任をもってやらせる)
 顔の見える関係づくり 対話の場設定
 医師会への要望、
  目線を下げる(医師との連携が障害になっていることが多い)
  地域の特性に応じた対応
 自治体への要望
  行政は、やらなければならいことはきちんとやるが新しい発想は生まれにくい
  自治体という組織の特性を理解する必要がある。
  自治体にお任せでは、うまく動かないのではないか
 

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合同懇談会

2017-12-20 14:27:06 | 日記


年1回行われている、地域医療連携推進協議会、鶴岡地区医師会、登録医、荘内病院の合同懇談会。

荘内病院から3つの話題提供があり、その後の懇談会では、和やかな雰囲気の中、相互の連携を深めました。


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地域医療連携推進協議会、鶴岡地区医師会、登録医、荘内病院 合同懇談会
日時:平成29年12月19日 19:00~
場所:東京第一ホテル鶴岡 2F 鶴の間
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1、開会

2、あいさつ
  荘内病院のさまざまな活動について報告する
  今年は感染症が多かった
  山形県7次医療計画
  地域医療構想、介護を含めた在宅医療が重視されている、
  病院としても、医療・介護連携を進めていきたい
  この懇談会で連携が進むことを期待する  
  
  司会:懇談会出席者は66名を予定、例年より多い 
 
3、話題提供

1)荘内病院における肝胆膵外科手術の現状
   荘内病院外科 副主任医長 白幡 康弘

  2016年4月から2017年9月まで、肝胆膵手術74例を実施
  肝細胞癌、胆嚢癌、膵癌の治療の現状を事例を交え解説
  2017年は51例を実施、 B施設の基準をクリアした。

2)地域周産期母子医療センターにおける地域との連携強化に向けた母子育児支援チームの役割
   荘内病院NICU看護係長 和田 美枝

  地域周産期母子医療センターの活動についての報告
   精神疾患合併妊婦、若年妊婦、NICU入院長期親子分離、医療的ケアが必要な事例について
   安心して、妊娠、出産、育児ができるよう活動を行っている。

   具体的には、医師、看護師(NICU),小児外来、小児入院棟、訪問看護師、地域保健師など、
   多職種よりよりなる症例検討会を毎週実施、   
   育児支援が必要な母子家族のスクリーング 
   育児支援が必要なケースを検討
   必要なケースには訪問指導
   

3)関係機関と連携した超緊急帝王切開術受入れ体制の構築
   ~3年間の継続的な訓練で確立したチーム力   
  荘内病院手術センター看護主幹 佐藤 順
  
  背景:時間外緊急時帝王切開術:増加傾向 呼び出し手術件数の増加
  より安全で、迅速な緊急手術ができるような体制を整備している。
  
  1、緊急度
   超緊急(手洗いなし):方針決定から児分娩まで30分以内を目標
   緊急(手洗いあり):手術準備が整ったうえでの手術 
  2、室内準備・カイザーワゴン
  3、集中治療部看護師・夜間管理看護師の支援
    

4、その他

5、閉会

6、懇親会

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Doctor Ken's Bar

2017-12-18 09:34:57 | 日記



16日、鶴岡地区医師会の土田会長がバーテンダー、食育インストラクターの海藤さんがホストを務める、異業種の交流会(飲み会)が、瀬尾さんが主催する「コワーキングスペース:みどりまち文庫」で行われました。

さまざまな背景をもつ人たちとの、美味しいお酒や食べ物を交えての交流は、とっても有意義な時間でした。

このような交流が、より住みやすく、より楽しい街づくりに大切なんだろうなと実感した時間でもありました。

土田先生、海藤さん、瀬尾さんに限らず、参加して頂いた多くの皆様に感謝申し上げます。


以下荘内日報から

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医療や福祉など気楽な雰囲気で

鶴岡地区医師会長の土田兼史さんがマスターを務める異業種が交流する場とする「ドクター・ケンズ・バー」が16日(土)午後7時から、鶴岡市みどり町のコワーキングスペース「みどりまち文庫」で開かれる。当日の参加も受け入れる。

食育インストラクターの海藤道子さんとのコラボレーション企画。海藤さんのおつまみと料理を楽しみながら、宝谷や大鳥の湧水で作った丸い氷のオンザロックやカクテルなどを用意。ミニライブも行いながら、医療について普段は聞きにくいことを尋ねたり、医療や福祉などについて気楽な雰囲気で交流する場にしてもらう。
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Net4U同意取得に係る説明会

2017-12-15 15:21:18 | 日記
患者情報共有には同意書が必要な状況となり、従来の本人が反対しない限り同意を
したものとみなすオプトアウト方式から、本人から事前の同意を得るオプトイン方式へ
変更となるための説明会を実施しました。


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Net4U同意取得に係る説明会
 日時:平成29年12月15日
     13:30~14:30、19:00~20:00
 場所:医師会講堂
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次第

1.開会


2.あいさつ   
  鶴岡地区医師会 理事 三原 一郎


3.Net4U同意取得に係る説明  
  株式会社ストローハット 代表取締役 鈴木 哲

○同意書が必要な背景

・改正個人情報保護法

・医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5版

 で、地域で患者情報を共有するためにあたっての
 個人情報の管理基準が厳格化

 *他施設への情報提供には本人同意が必要

  従来の院内掲示等による同意(オプトアウト方式)は不可

○当地区で必要な対策
・同意の取得
・運用管理規定の整理
・定期的なシステム運用に関する協議の場の設定
・定期的なセキュリティー研修会

○同意取得の運用方法
・対象患者
  新規に登録する患者で、地域内の他の施設と情報共有を行う可能性がある患者
  登録済みの共有患者からも、順次同意を取得する

・運用開始時期
  平成30年1月1日~

○同意設定機能
 Net4U上で、同意取得後に患者情報編集画面から登録する
 同意未取得患者は、その旨、ポータル画面や患者一覧画面に表示される

4.同意書についての説明  
  地域医療連携室ほたる 課長 遠藤 貴恵

5.質疑・応答
 ・同意をとらないと連携できなくなるのか?
  -同意がなくともシステム上での連携は可能

 ・すでに多施設で連携している事例は、どこが同意を取るのか?
  -基本的には登録した施設を想定しているが、ケースバイケースと考えている。
 
 ・撤回希望があった場合はどうなるのか、
  -連携施設との情報共有を解除することになるが、当該患者情報をNet4Uから削除するわけではない。 
  
 ・当院では、従来、Net4U登録する際、同意書をもらっている
  「同意未取得」の表示を消すには、再度同意書を取得し、登録作業を行う必要があるのか?
  -再度の同意書取得が望ましいが、今後、検討したい。

6.セキュリティ研修

 医療・介護における個人情報漏洩事件
  書類やUSBの紛失、誤操作など単純な人的ミスが大多数を占める
  一方で、公表されている事例は氷山の一角で、多くの個人情報が流出している可能性がある
 
 メールの添付されるフィッシング詐欺に注意
  あやしいURLはクリックしない!

7.閉会


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第1回 みどりまち文庫メディア部

2017-12-14 11:02:44 | 日記
瀬尾さんが主宰する 「みどりまちLab(みどりまち文庫)」

さまざまな職種が集うコワーキングスペースとして、多くの実績をあげてきました。

昨晩は、新たな取り組みとしての、みどりまち文庫メディア部の第1回目の会合に参加してきました。

部長は、NPO法人ユニグランド 村上直人さん
 
知りま庄内」 地域密着型情報チャンネルをyou tubeに公開しています。
 
 冒頭の趣旨説明では、様々な人と繋がり連携することの
 可能性と相乗効果に言及し、
 庄内の素晴らしさをメディアを通して発信し、
 日本の人、世界の人を庄内と繋げたいと!
 その意気込みを語っていました。

参加者:医師、看護師、行政関係者、ビデオグラファーなど9名

まずは、持ち寄った自慢の作品をみんなで共有

ドローンによる元滝伏流水

ドローンによる羽黒大鳥居と月山:雪景色

四季島 ~鶴岡を走る~ 2017 短縮版 - Goyu

島貫先生の素晴らしい鉄道写真の数々

村上さんの動画:善宝寺貝喰の池

参考として、 
庄内百景ムービー

その後は、今後の方向性についてフリーディスカッション
 みどりまちLabのギャラリー化、講演などの有料公開などの話題がでましたが、
 今後も話し合いを継続することとなりました。


 

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地域NST活動に関するコアメンバー会議

2017-12-05 11:28:14 | 日記
地域一体型NSTを立ち上げるための話し合いを継続しています。
昨晩は、旧連携WGとの合同カンファレンスでした。

地域一体型NST(地域NST)とは、
 病院から在宅まで、NST活動(食べるを支援する)を拡げよう!という取組です。

一方、旧連携WGは、職種毎に活動を行ってきました。

 ・医師:南庄内在宅医療の会
 ・歯科:
 ・薬剤師:つるやくネットワーク
 ・栄養士:南庄内栄養と食の連携を考える会

旧連携WGは、前回の話し合いで

 活動目的を、「その人らしく生きることを支援する」とし
 
 名称を「地域包括ケアネットTeaM」(仮称)とすることで合意しました。


昨日の会議では、
  
地域NSTは、「地域包括ケアネットTeaM」のもとで活動することとし、

名称を「南庄内・食べるを支援し隊」とするという案で、とりあえずまとまりました。

「南庄内・食べるを支援し隊」のメンバー、活動の具体的な内容については今後の議論となります。

メンバー構成
 医師会、
 歯科医師会:
 訪問看護師:
 摂食嚥下認定看護師:
 訪問リハ:
 栄養士:
 薬剤師:
 山形県:
 鶴岡市:
 
本格的な活動は来年度から開始することとし、
山形県在宅医療推進事業の補助金を活用する予定。



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日本クリニカルパス学会(大阪)

2017-12-04 11:03:50 | 日記
日本クリニカルパス学会
日時:2017年12月1-2日
場所:大阪国際会議場

今年のパス学会は、若草第一病院 病院長山中英治会長のもと、
「思いやりクリニカルパス」をテーマに、大阪国際会議場で開催されました。

本学会には、当地区の地域連携パス推進協議会から、毎年、多くの演題を発表していますが、
今年も、10の演題を報告してきました。

今年は、私も門外漢ながら大腿骨近位部骨折のデータ分析に関する内容でポスター発表をしてきました。
また、リハビリテーション他という、なんとも専門外のポスターセッションの座長も仰せつかり、
なんとか勤めを果たしてきました。

<鶴岡からの発表>

●パネルディスカッション:作って良かった!内科のパス
  
 ○精神科疾患別パス普及の工夫
  こころの医療センター 三原美雪

  統合失調症、気分障害、認知症のパスを導入
  322件のパスを運用、適応率は83%
  パスに馴染まないと考えられてきた精神科において、
  効果的にパスを活用するために、さまざまな工夫をしてきた


●一般演題(口演)

 ○脳卒中連携パスデータマイニングからみた再発例の特徴と課題
  荘内病院 渡部美穂

  脳卒中全体の30%に脳卒中の既往がある
  再発例61例を分析
  平均年齢:男、72.6歳、女、80.3歳
  初発から再発までの平均期間:611.2日(中央値445日)
  2年以内再発の30%が50-60代、男性の割合が高い
  併存疾患:高血圧75.4%、糖尿病29.5%、
   糖尿病は男性に多い傾向
   心房細動は、80代の高齢者に多い傾向
 

 ○山形県5大がん地域連携パスの課題:全県アンケート結果より
  こころの医療センター 三原美雪

  山形県統一がん地域連携パス:運用5年後のアンケート調査
  A:患者:回収率:68.8%、患者数:438
   役立っている:71%、
   今後も病院、かかりつけ医の二人主治医でみてもらいたい:80%
  B:医療機関:回収率:49.5%、医療機関数:262
   連携医療機関に登録していない 55%

 ○精神科疾患別パスにオレム・アンダーウッド理論を導入して
  こころの医療センター 三原美雪

  オレム・アンダーウッド理論を取り入れた独自のチェックシートと
  アセスメントシートによる気分障害パスを作成、運用している。

●一般演題(ポスター)


 ○従来のNSTに口腔ケア・摂食嚥下・リハ栄養を導入した取り組み
  湯田川温泉リハ病院 成澤 真理

 ・口腔ケアの評価
 ・褥瘡における栄養管理
 ・ミールラウンド(食事の観察)
 ・リハビリ栄養の観点からのサルコペニアの判定
 
  などによる新たなNSTの活動を開始した。


 ○全職種症例検討会での転倒予防に対する当院の取組
  鶴岡協立リハ病院 渡辺 香織


  骨折患者の高齢化、認知症重症化、ADLの低下が進んでいる。
  再骨折予防が重要であり、1年に3回骨折した事例を全職種検討会(多職種100名程度が参加)で検討した。
  このような事例検討会を施設を含め継続することで骨折予防が期待される。

 ○パスリンクナースの活動と今後の課題
  荘内病院 小笠原 和希

  電子化パスへの移行1年後を経て、アンケート調査を行った  
  結果をもとにパス、パスファイル、マニュアルの改訂を行った。 


 ○受傷前BIと認知症自立度による大腿骨近位部骨折マトリックス分類
  鶴岡地区医師会理事 三原一郎


  対象:1867例(2006年~2015年)
  受傷前の患者の状態をBIと認知症の程度により5群に分類
  受傷前のBIと認知症自立度による5分類は、居住環境や看護必要度の分析から、
  AからEの順に患者の介護必要度(重症度)の程度を表している。
  A、C群は、BIを10点程度喪失して退院すること、
  認知症があるB群はA群に比しBIを回復程度が低いこと、
  D、E群は受傷前のBI以上に回復し退院しており、
  本分類は予後の予測やアウトカム設定に有用と考えられた。


 ○大腿骨近位部骨折地域連携パス登録患者の経年変化
  協立リハ病院 茂木 招良
 
  対象:1867例(2006年~2015年)
  女性の受傷年齢、83歳 → 85歳
  転院時看護必要度B:5点 → 8点
  受傷時の日常生活自立度の自立割合:40% → 30%
  受傷時の認知症日常生活自立度における自立の割合: 40% → 30%
  退院時BI:80点 → 65点

  8年間で、大腿骨近骨折女性患者の年齢は3歳上昇
  ADL低下、認知症の割合も増え、全体に重症化している。

  
 ○脊椎圧迫骨折患者の転帰に関する要因分析
  荘内病院 難波 裕子

  脊椎圧迫骨折パス入院患者を自宅退院(58人)と転院(116人)で分類、比較検討した
  転帰に関わる要因は、年齢と退院時の歩行レベルであった。 

  


<懇親会>



今年もチーム鶴岡!頑張りました。

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