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抜かずフグ販売、食べた女性死亡…茨城県の水産会社捜索

2008-01-20 14:20:45 | Weblog
抜かずフグ販売、食べた女性死亡…茨城県の水産会社捜索 2008年1月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080119i313.htm
 フグが原因とみられる食中毒で意識不明となっていた水戸市の女性(45)が死亡し、茨城県警は19日、毒を抜かずにフグを販売した茨城県ひたちなか市の「森田水産」を食品衛生法違反容疑で捜索した。
 今後、司法解剖で死因を特定するとともに、同社関係者から事情を聞く。
 女性は、18日に入院先の病院で死亡した。県警によると、森田水産はフグ取扱資格者を置かず、店員は「(有毒部位の)皮をはいで」と注意した上で女性にフグを売っていたという。


 毒の部分を取り除いていない生のフグを販売し、そのフグを自宅で調理した女性が意識不明になっていた事件ですが、悲しいことですが、この女性はお亡くなりになられてしまったようです。この女性には心からお悔やみ申し上げたいと思います。
 それにしても、フグ取扱資格者がいないならば、最終消費者に販売などすべきでないのに、「(有毒部位の)皮をはいで」と一般客に売るなんて、魚を販売するものとして常識を疑いますし、同族会社とはいえ、従業員150人強を抱えHP(http://www.moritasuisan.co.jp/index.html)まで保有しているような(この業界ではかなりの大手と思われるような)会社が、このような杜撰な商品の取扱いをしているなんて…(唖然
 私は(女性が皮や肝も食べたという報道から)最初はてっきりこの女性が店員の忠告を無視して強引に生のフグを買い付けたあげく、自宅で調理して中毒症状を起こした可能性さえ疑ったのですが、素人がフグの毒を完全に取り除くことができるくらいならば、フグ取扱資格者なる資格など要らないでしょうし、これまでも多数の方がこのフグ毒でお亡くなりになられていることは、魚を取扱う会社の人間ならば知っていて当たり前なはず。
 他にも16日にニュースが報道され事態が発覚しているのに、20日の時点でHPにお詫び広告さえ出していないこと一つとっても、この会社の体質や危機管理意識を疑いますが、遺族に一体どうやって責任を取るつもりなんでしょうね…(怒!


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