ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

東京都杉並区長選挙は田中氏再選

2014-06-30 20:25:17 | Weblog
★東京都杉並区 区長選挙結果長に田中氏再選(投票率28.79%)
当 56342 田中良(53)無現
  33064 佐々木浩(49)無新
  19775 堀部康(44)無新
  14961 山崎一彦(70)無新=共産推薦
  989 根上隆(64)無新


 東京都杉並区は23区西部の人口約55.7万人の区で、区長選は2010年07月から1期4年現職を務めて再選を目指す53歳の田中良氏に、元区議で44歳の堀部康氏、元区議で49歳の佐々木浩氏、元区議で共産が推薦する70歳の山崎一彦氏、政治団体代表で64歳の根上隆氏の現新5人による争いとなりましたが、
 「住宅都市としての杉並区の魅力をさらに引き上げたい」と、区政の継続を訴えた田中良氏が56342票を獲得して、
 区財政を批判し、「身の丈に合わない区政運営を正していく。徹底した行財政改革をしていく」と訴え33064票を獲得した佐々木浩氏、
 「区の経営革新度を再び上昇させ、区民の信頼を得たい。区民の声が反映する区有施設再編を行いたい」と訴え19775票を獲得した堀部康氏、
 区有施設の再編計画について触れ「民意をくみ、児童館の存続など住民本位の政治を取り組みたい」と訴え14961票を獲得した山崎一彦氏、
 独自の選挙活動を行い989票の獲得に留まった根上隆氏 の4新人を退けて再選を決めています。

青森 むつ市長、宮下氏初当選 35歳、最年少首長に

2014-06-30 07:59:36 | Weblog
青森 むつ市長、宮下氏初当選 35歳、最年少首長に 2014年06月30日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20140629-OYTNT50359.html
 宮下順一郎前市長の死去に伴うむつ市長選は29日投開票され、無所属で新人の元国土交通省職員宮下宗一郎氏(35)(自民、公明推薦)が、無所属で新人の行政書士新谷泰造氏(64)を破り、初当選を果たした。宮下氏は死去した前市長の長男。県内では現職最年少の首長となる。投票率は52・98%で、過去最低だった2011年の前回(45・98%)に比べ7ポイント上がった。当日有権者数は5万449人。
 むつ市緑町の宮下氏の事務所に午後10時頃、当選確実の一報が入ると、支持者らからは拍手が起こった。宮下氏は「自分の力と皆さまの力を結集して何とかむつ市を発展させたい」と抱負を語った。
 宮下氏は、自民党県連による推薦候補の調整が難航し、告示2日前に立候補を表明した。選挙戦では市政の路線継承を基本に、地域経済の活性化や子育て支援の充実、原子力施設の安全安心確保などを訴えた。市議26人中17人の支援を得て、自民党国会議員や県議らも応援に駆けつけるなど組織戦を展開し、幅広く票を集めた。
 一方、新谷氏は脱原子力依存や再生可能エネルギーの導入推進を主張したが、支持は広がらなかった。
★青森県むつ市 市長選挙結果(投票率52.98%)
当 21844 宮下宗一郎(35)無新=自民、公明推薦
  4234 新谷泰造(64)無新


 青森県むつ市は、2005年3月に川内町・大畑町・脇野沢村を編入した下北地方に位置する人口約5.8万人の市で、市長選は2007年07月から現職を務めていた宮下順一郎氏が死去したことから、元国土交通省職員で自民・公明が推薦する前市長の長男で35歳の宮下宗一郎氏と行政書士で64歳の新谷泰造氏の2新人による争いとなりましたが、
 「むつ市が一番好き、一番暮らしやすいまちになってほしいと思う人たちの思いを結集して戦っていく」と現市政継続を訴えた宮下宗一郎氏が21844票を獲得
 再生可能エネルギー推進の必要性、脱原子力依存を訴え4234票を獲得した新谷泰造氏 を難なく退けて初当選を決めました。
 初当選を決めた宮下宗一郎氏は自民党県連による推薦候補の調整が難航したことからぎりぎりの出馬。一方の新谷泰造氏はこれで市長選は4回目の挑戦だったようですが、公約がワンパターンの脱原子力依存では、同じ新人同士の争いとはいえ、35歳と若くしかも前市長の長男相手では勝負にならないだろうな…とは思っていましたが、前回の3倍の票差は今度は5倍まで拡大。
 市民としては、あまりよく知らないけど前市長の長男だし、彼の若さにも期待といったところでしょうか。

北海道 苫小牧市長に岩倉氏3選 投票率は過去最低39・27%

2014-06-30 07:52:28 | Weblog
北海道 苫小牧市長に岩倉氏3選 投票率は過去最低39・27% 2014年06月30日 北海道
 任期満了に伴う苫小牧市長選は29日投票、即日開票され、現職の岩倉博文氏(64)=無所属、自民党・公明党推薦=が、苫小牧地区労連議長で新人の工藤良一氏(60)=無所属、共産党推薦=を大差で破り、3選を果たした。当日の有権者数は14万481人。投票者数は5万5160人。投票率は39・27%で、2010年の前回より15・28ポイント下がり、過去最低となった。無効票は1386。
 岩倉氏は、バス事業民営化や財政調整基金の積み増しなど、行財政改革を中心に2期8年の実績をアピール。出身政党の自民党をはじめ、公明党、胆振支部が推薦の新党大地の支持者を固めたほか、候補擁立を断念した民主党支持者も取り込んだ。公約では経済活力の向上に力点を置き、経済・雇用対策を求める無党派層にも幅広く浸透した。
 共産党などの支援を受けた工藤氏は、岩倉氏が誘致に前向きな姿勢を示しているカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、反対を明言。懇談会や街頭宣伝など草の根運動を展開して、子供を持つ若い世代を中心に支持を集めたが、出馬表明の遅れも響き、知名度不足を補えなかった。
★北海道苫小牧市 市長選挙結果(投票率39.27%)
当 35937 岩倉博文(64) 無現=自民、公明推薦
  17837 工藤良一(60) 無新=共産推薦


 北海道苫小牧市は札幌市から南へ車で1時間半程の距離に位置する人口約17.3万人程の道5番目の都市で、市長選は2006年7月から2期8年現職を務めて3選を目指す岩倉博文氏に、工藤良一氏が挑みましたが、
 2期8年の経済再生の実績をアピールした岩倉博文氏が35937票を獲得して
 岩倉氏が誘致に前向きな姿勢を示しているカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり反対を明言。17837票を獲得した工藤良一氏をダブルスコアで退けて3選を決めました。
 苫小牧は札幌市は別格としても、道内の中では数少ない人口が増加基調にある数少ない人口10万人超規模の都市。
 将来の街のあり方をめぐり気が急くのはわからなくもないのですが、統合型リゾートを誘致したところで需要があるのかは正直クビをかしげざるを得ないところですが、他の総合的な施策や実績で市民は続投を選んだのでしょうね。

海外FXでトラブル急増、ご注意を 口座から出金できず

2014-06-29 11:04:27 | Weblog
海外FXでトラブル急増、ご注意を 口座から出金できず 2014年6月28日 朝日
http://www.asahi.com/articles/ASG6M4WQLG6MUTFL00B.html?iref=comtop_list_biz_n01
 

 私には、そもそも海外や無登録の業者とFX取引を行うメリットが全くもって見いだせません(今回のように換金できない等のトラブルがあっても法的保護が受けられません)し、インターネット上には『海外FXレバレッジ最大500倍』といった文言が広がっていますが、国内ではFXのレバレッジ規制は最大25倍。
 おそらくは、25倍の規制に我慢できない方が被害に遭われているのだと思いますが、最近この手のトラブルが増えているようですねぇ…(たじっ

 ブル・ベアファンドでも今は2~3.5倍程度まで比率を抑えているようですし、これ以上レバレッジの比率を高めるともはや運用ではなく単なる投機でしかないと思うのですが、いつの日にも悪徳業者に騙されてしまうのは欲をかいた人というのは世の常…などというと、さすがに被害者に追い打ちをかけるようで言い過ぎになるでしょうか…。 

 参考までに、既にお金を支払ってしまった後からの相談(被害)事例(2012年~2013年年度受け付け分)は171件あり、被害金額別では、1万円以上50万円未満が36件、50万円以上100万円未満が21件と100万円未満の被害が3分の1を占めるものの、100万円以上300万円未満が41件(24%)、300万円以上500万円未満が26件(15.2%)、500万円以上1000万円未満が23件(13.4%)、1000万円以上の被害も24件(14%)あったのだとか。
 7件に1件近くが1000万円以上の被害とはただただ絶句することしかできませんが、自分自身の判断で投資して見込みが外れて運用に損が出るのならばまだ諦めもつくものの、火遊びにしてはあまりにも代償が大きすぎます。

儲かってるのに出金できない!?海外FX取引をめぐるトラブルにご注意-自動売買ソフト等を購入させ、海外FX取引に誘う手口-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140619_1.html
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20140619_1.pdf

京都・宮津市長に井上氏3選 大差で2新人破る

2014-06-23 08:03:25 | Weblog
京都・宮津市長に井上氏3選 大差で2新人破る 2014年06月23日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140622000122
 任期満了に伴う京都府宮津市長選は22日投開票され、無所属現職の井上正嗣氏(65)=自民、民主、公明、社民推薦=が、みんなでつくる民主市政の会代表の福井愿則(よしのり)氏(75)=共産推薦=、元印刷会社役員の木下恵子氏(72)の新人2人を破り、3選を果たした。
 厳しい財政の運営や、市中心部に道の駅と商業施設を整備する「宮津マルシェ」開発計画、産業振興や定住促進の進め方が争点となった。
 井上氏は、財政再建や災害に対応する河川改修に取り組んだ2期8年の実績を強調。産業振興や子育て支援を公約に掲げ、支援する各政党や業界・地域団体の組織力を生かして得票を重ねた。福井氏は市民負担の軽減を訴えたが、及ばなかった。木下氏は市の開発計画の変更を訴えたが、浸透しなかった。
 当日の有権者数は1万6411人。投票率は71・40%で、前回2010年は無投票、06年の市長選(78・68%)を7・28ポイント下回った。
 任期満了に伴う市議選も同日、投開票された。
★京都府宮津市 市長選挙結果(投票率71.40%)
当 7325 井上正嗣(65)   無現=自民、民主、公明、社民推薦
  2569 福井愿則(75)   無新=共産推薦
  1415 木下恵子(72)   無新



 京都府宮津市は天橋立のある場所で有名な人口約1.8万人の市で、市長選は現職で自民・民主・公明・社民が推薦して3選を目指す65歳の井上正嗣氏に、共産が推薦する元市議で75歳の福井愿則氏、元会社役員で72歳の木下恵子氏が挑むも、
 財政再建や大手川改修など2期8年の実績を強調し、新産業の創出や定住促進を掲げた現職井上正嗣氏が7325票を獲得。
 指定ごみ袋代や国民健康保険料など市民負担の軽減、教育や福祉、医療の充実を訴え2569票を獲得した福井愿則氏
 市の開発計画の軌道修正を訴え、教育や子育て支援の充実、観光振興を掲げて1415票を獲得した木下恵子氏 の両氏に大差をつけて危なげなく3選を決めめています。

兵庫 加古川市長選 岡田氏が当選

2014-06-23 07:54:37 | Weblog
兵庫 加古川市長選 岡田氏が当選 2014年06月23日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201406/0007078130.shtml
 無所属新人5人の争いとなった兵庫県加古川市長選が22日投開票され、元衆院議員の岡田康裕氏(38)が、今期限りで退任する現職樽本庄一市長(73)が後継指名した元市教育長の石堂求氏(62)らを破り、当選した。岡田氏は兵庫県内で最も若い市長となる。同市長選が選挙戦となったのは12年ぶりで、投票率は52・49%だった。
 同市では、1960年代からの人口急増に伴う都市基盤整備や財政再建が一段落しており、子育て支援や地域活性化、不祥事があった市役所の体質改善などが争点となった。
 岡田氏は民主党公認で衆院選に2度落選した後、2009年に初当選。12年に議席を失い離党したが、再起を促す周囲の声に応え、2月下旬に市長選への立候補を表明した。
 選挙戦では「市政を市民主導に変え、自由な意見が政策に反映できる仕組みをつくる」との訴えを展開。30代という若さも追い風となり、党派を超えて着実に支持を広げた。
 石堂氏は市の行財政改革の成果を強調し、地域コミュニティーの活性化など「さらなる改革」を主張。自民党幹部や市議会最大会派の保守系市議らの支援を受けたが、2年前に市幹部が逮捕された贈収賄事件や、3月末となった立候補表明の出遅れなどが響き、支持を固め切れなかった。
 元兵庫県議の三戸政和氏(35)は「既得権益で決まる市政からの脱却」、市民団体会長の岸本勝氏(67)は統合予定の東西市民病院の存続、元市市民税課長の東田巧氏(57)は福祉向上を訴えたが、及ばなかった。

★兵庫県加古川市 市長選挙結果(投票率52.49%)
当 51386 岡田康裕(38)   無新
  34824 石堂求(62)   無新
  11163 三戸政和(35)   無新
   8321 岸本勝(67)   無新=共産推薦
   3851 東田巧(57)   無新


 兵庫県加古川市は県の中南部に位置する神戸市や姫路市のベッドタウンとして発展してきた人口約26.7万人の特例市で、市長選は2002年7月から3期12年現職を務めた樽本庄一氏が立候補を見送ったことから、
 現職樽本庄一市長が後継指名した元市教育長で62歳の石堂求氏、元衆院議員で38歳の岡田康裕氏、元兵庫県議で35歳の三戸政和氏、市民団体会長で共産が推薦する67歳の岸本勝氏、元市市民税課長で57歳の東田巧氏の5新人による争いとなりましたが、
 「市政を市民主導に変え、自由な意見が政策に反映できる仕組みをつくる」と訴えた岡田康裕氏が51386票を獲得して
 地域コミュニティーの活性化など「さらなる改革」を訴え34824票を獲得した前市長後継指名の石堂求氏に16500票を超える大差をつけて、ぶっちぎりで初当選を決めました。
 「既得権益で決まる市政からの脱却」を訴えた三戸政和氏も11163票を獲得。
 統合予定の東西市民病院の存続を訴えた共産推薦の岸本勝氏は8321票を獲得。
 福祉向上を訴えた東田巧氏は3851票の獲得に留まりました。

 ん。新人同士の争いというのは票の行方が読みにくいものの、引退する市長の後継者(石堂求氏)で自民党幹部も応援に入る方。
 元衆議院議員の肩書があり38歳と若手ながら民主党候補として2度(2003年、2005年)落選して2009年に初当選するも12年に3度目の落選をして民主党を離党した方(岡田康裕氏)。
 しかも35歳の若手(三戸政和氏)がもう1人立候補しているということから、若手同士が票を食い合い潰しあうことで、前市長が後継指名した石堂氏が有利に選挙戦を展開するかと思いきやまさかの大敗。
 市民は38歳の若手に市制のタスキを渡しました。。
 岡田氏はどのような市制の舵取りをしてくれるのでしょうか。

広島 大竹市長 入山さん3選 投票率最低54・18%

2014-06-16 07:59:25 | Weblog
広島 大竹市長 入山さん3選 投票率最低54・18% 2014年06月16日  読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20140616-OYTNT50001.html?from=ycont_top_txt
◇「住みよい街全力で」
 大竹市長選は15日投開票され、現職の入山欣郎さん(67)(無所属=自民、民主、公明推薦)が、新人で前市議の日域究さん(62)(無所属)を破り、3選を果たした。投票率は54・18%で前回選(63・56%)を下回り、過去最低となった。当日有権者数は2万3322人。
 同市新町にある入山さんの事務所隣の駐車場では、当選確実の一報が入ると、集まった人たちから歓声がわき起こった。入山さんは支援者らと万歳を繰り返し、満面の笑みを浮かべて「大竹に住んで良かったと思える街をつくるため、全力で働いていく。責任の重さを感じながら、次期を全うしたい」と3期目の決意を語った。
 選挙戦で入山さんは小中学校の移転改築に取り組んだ実績を強調し、「市民の手で、小さくても幸せを感じられる街にしたい」と主張。少子高齢化に向けた定住化策などを訴えた。推薦を受けた政党の地方組織などの応援を受け、幅広い層から支持を集めた。
 入山さんは、大竹市出身。早稲田大学を卒業後、家業の会社社長を経て、2006年に初当選した。
 一方、日域さんは同市油見の事務所で「残念です」と頭を下げた。家業の幼稚園の園長と3期10年余り務めた市議を辞して立候補し、市政の透明化や財政の健全化などを掲げ、市内全域をくまなく歩いたが、及ばなかった。
★広島県大竹市 市長選挙結果(54.18%)
当 7814 入山欣郎(67) 無現=自民、民主、公明推薦
  4579 日域究(62) 無新




 広島県大竹市は、山口県と県境を接する人口約2.8万人の海辺の市で、市長選は2006年から2期8年現職を務めて3選を目指す自民・公明・民主が推薦する67歳の入山欣郎氏に、元市議で62歳の日域(じついき)究氏が挑むも
 これまでの2期8年でインフラ整備や財政改革を進めてきた実績を強調した入山欣郎氏が7814票を獲得して
 不透明な市政運営があるとして行政改革の必要性をアピールして4579票を獲得した日域(じついき)究氏 に大差をつけて3選を決めています。

千葉 松戸市長に本郷谷氏再選

2014-06-16 07:52:21 | Weblog
千葉 松戸市長に本郷谷氏再選 2014年06月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20140615-OYTNT50396.html?from=ycont_top_txt
 松戸市長選は15日、投開票が行われ、現職の本郷谷健次氏(65)(無所属)が、新人の杉浦誠一氏(64)(無所属=自民、公明推薦)、前市長の川井敏久氏(71)(無所属)、新人の伊藤余一郎氏(72)(共産)の3人を破り、再選を果たした。投票率は35・56%(前回42・07%)だった。当日有権者数は38万7099人。
 本郷谷氏は「街づくりを自分たちでやっていこうと戦い、期待をいただいた。子育て環境の整備など市民の意見を聞きながら進めていきたい」と語った。
 本郷谷氏は、子どもの医療費助成対象年齢の引き上げなど1期目の実績をアピール。市中心部に文化施設を整備する今後の政策なども掲げ、支持を集めた。
 杉浦氏は固定資産税減免など住環境整備による子育て世帯の呼び込み、川井氏は周産期、3次救急医療などに特化した新市立病院構想、伊藤氏は高齢者向けコミュニティーバスの運行などを訴えたが、いずれも及ばなかった。


★千葉県松戸市 市長選挙結果 (投票率35.56%)
当 47560 本郷谷健次(65) 無現
  44236 杉浦誠一(64) 無新=自民、公明推薦
  32076 川井敏久(71) 無元
  11302 伊藤余一郎(72) 共新




 千葉県松戸市は、東京都特別区に隣接する人口約48万人の市で、市長選は4年前の前回市長選で当時の現職(1994年-2010年)だった川井敏久氏を破り初当選。2010年7月から1期4年現職を務めて再選を目指す65歳の本郷谷健次氏に、その前市長で71歳の川井敏久氏、前市議で自民・公明が推薦する64歳の杉浦誠一氏、前市議で共産公認の72歳の伊藤余一郎氏の4人による争いとなりましたが、
 「文化の香りを高める松戸としてイメージアップし、若い世代の転入を図る」と訴えた本郷谷健次氏が47560票を獲得して
 「3世代が同じ地域で暮らせる政策を進め、30年後を見据えた松戸づくりを行う」と訴え44236票を獲得した杉浦誠一氏
 「大型病院建設は財政破綻を招く。市民税減税で子育て世代を呼び込む」と訴えた32076票を獲得した川井敏久氏
 「若者の就職支援を進める、市民に優しい市政を実現すればまちは発展する」と述べて11302票を獲得した伊藤余一郎氏 の3新人を振り切って再選を決めました。


 それにしても、この4人は実は前回選挙選にも揃って出馬している(前回は5人による争い)のですが、前回選挙選では老朽化した市立病院(同市上本郷)の東松戸地区への新築移転を訴えた当時の市長の川井氏に、市議だった本郷谷氏が現在地での建て替えを掲げて挑み初当選を決めたものの、議会の反発もあり千駄堀地区への新築移転を決めたものの着工に至らずといった混乱も見られたようですが、ひとまずは現職が自民・公明が推薦する候補を振り切った格好。
 4年前まで現職だったとはいえ70歳を過ぎた川井氏は現職と杉浦氏の争いに埋もれてしまうのだろうな…と予想していたら自民・公明組織票を得た杉浦誠一氏には順位で抜かれ1万5000票以上獲得票数を減らすも、それでも3万2000票強を獲得する善戦。
 選挙結果がどうあれ老朽化した病院の建て替え問題をこれ以上膠着化させるのは好ましくありませんし、再選を決めた本郷谷健次氏がどう議会との交渉を進めていくかが強く求められる形になりそうですね。

性同一性障害の子供606人…学校配慮なし4割

2014-06-15 19:33:34 | Weblog
性同一性障害の子供606人…学校配慮なし4割 2014年06月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140614-OYT1T50007.html
http://sankei.jp.msn.com/life/photos/140614/edc14061410000002-p1.htm(集計表)
 


 産経記事の添付画像=集計表(http://sankei.jp.msn.com/life/photos/140614/edc14061410000002-p1.htm)によれば、性同一性障害に対する学校の特別な配慮については、
1)-1 服装(制服あり)については、全体では31.3%(戸籍上男12.8%、戸籍上女40.7%)
1)-2 服装(制服なし)については、全体では11.4%(戸籍上男14.3%、戸籍上女9.9%)
2)髪型については、全体では11.9%(戸籍上男19.5%、戸籍上女7.8%)
3)更衣室については、全体では35.3%(戸籍上男は37.6%、戸籍上女は34.2%)
4)トイレについては、全体では41.4%(戸籍上男は44.4%、戸籍上女は39.9%)
5)水泳については、全体では20.7%(戸籍上男は30.1%、戸籍上女は15.6%)
 が配慮をしていると回答。
 私がまだ子供だったうん十年前(第二次ベビーブームの数年前)とは、随分学校の対応も変わったものだと少し吃驚しました。

 ところで、記事については、あくまでも性同一性障害児目線で書かれており、社会全体がこの問題に関心を持つことそのものはよいこととしても、そもそも自分自身の属する性に全く疑問をもっていない、おそらくは大半を占めるであろう、それ以外の児童に対しての気配りは、どの程度行っているのか。
個人的にはむしろそちらの方が気になりました。

 トイレや更衣室については、教師・職員用を使って貰ったり(あるいは他の児童が使わない専用トイレを1つ事前に決めておく)、教員用のロッカールーム(あるいは普段使っていない空き部屋)で着替えてもらうという考え方もあるのかもしれませんが、この手のデリケートな問題は、議論されはじめてまだそれ程年月も経っておらず、トイレの問題1つをとっても、古い校舎などは、当然ながら男女別用にしか準備されておらず(学校自体、お国の税金で運営しているのですから、余計と思われるものは基本設置していないと考えるのが妥当でしょう)、体は男の子でも心は女の子だからという理由で、女の子用を使わせるわけにもいかず(当然女児の親から猛反発を食らうでしょう 逆も然り)、かといって、小学校低学年の児童の場合は、サイズの合わない大人用を使わせてもいいのかといった問題も考えなければならないかと思います。

 プールの授業などは、いくら心が女の子でも性別上は男の子な子供が、一緒に入ることに心理的な抵抗はないのか(内心抵抗はあっても言い出せない子供への配慮も同じ位気遣ってあげなければなりません)といったクラス内の意見の調整も必要でしょうし、性同一性障害児童が、体の性は同性の異性に恋をした場合の対処(第三者目線ではどちらでもよいことでも、イザ自分が巻き込まれるのは勘弁という児童も当然いるでしょう。 最悪巻き込まれた子が心に傷を負う可能性もあります)などなど。この問題はどこまで対処すればよいのか、公立の小中学校は入学してくる児童を選抜することもできないだけに、本当に悩ましく、個々の学校の取組事例は多少は参考にはなることもあるのかもしれませんが、基本的には臨機応変に対応を考えていくしかないと思います、

 おそらくは就職の時にも何らかの差別に巻き込まれるであろう、こういった児童の心のカウンセリングをどう行っていくのか。教育を与えなければならない子供の総数そのものは少子化で減り続けているものの、教師側の悩みはむしろ深まっているのかもしれません。

東京都中野区長選は現職 田中氏逃げ切り

2014-06-09 18:41:42 | Weblog
 東京都中野区は、23区西部の人口約31.8万人程の区で、区長選は現職で4選を目指す自民・公明・維新・みんなが推薦する62歳の田中大輔氏に、公務員試験予備校経営で民主・結い・生活者ネットが推薦する53歳の喜治賢次氏、弁護士で共産が推薦・社民が支持する66歳の宮本智氏の2新人が挑みましたが、
「破綻寸前だった区財政を再建し、次の時代が展望できる区政に変えてきた」と三期十二年の実績を強調。「改革の成果を前進させなければ。区政を前につなげていく責任がある」と訴えた田中大輔氏が30751票を獲得して
 田中氏が出馬に際し区条例の多選自粛規定を撤回したことに「自分の都合で条例を破る区長を許していいのか。独裁が進み、しがらみが出ている」と批判。区役所と中野サンプラザの一体再開発計画は凍結を訴え24189票を獲得した喜治賢次氏、
 中野駅周辺の再開発計画では「耐震上問題のない区役所と中野サンプラザを解体し、民間に売却しようとしている」と指摘。開発に向けた区の基金四百億円は区民の福祉などに使うべきだと訴え19944票を獲得した宮本智氏 の両氏を退けて4選を決めました。

 う~ん。両新人の票数を合計すると現職田中氏を上回る獲得票数を得ているのですが、両新人に票が割れる形で結果的には現職が漁夫の利を得た形になったでしょうか。
 
★東京都中野区 区長選挙結果(投票率29.49%)
当 30751 田中大輔(62) 無現=自民、維新、公明推薦
  24189 喜治賢次(53) 無新=民主、結い推薦
  19944 宮本智(66)無新=共産推薦