【今日の ご無沙汰でした】
ちょうど1週間前の水曜日に自宅を出て、今頃は熊野川沿いの日帰り温泉につかっている頃であった。
ここで、ノアの車中泊について話させていただくことにする。
ノアというのはトヨタが販売しているいわゆるワンボックスカーである。
こういうのね。
色については我が家のものと異なります。
このノアは標準的には3列シートの7から8人乗りである。
2列目と3列目を一応フラットにできるが、この段差ぼこぼこ状態ではそうそう何日もの車中就寝は不可能である。
では、ワシらはどのようにしているかというと。
こうなっているのですよ。つまりだな、ワシの購入したノアは2列シートの5人乗りである。
つまり普通のバンと同じ、たったの5人乗り。こういった車種が当時のノアにはあったのだ。
ベッドの下の空間(ワシらはここを床下と呼んでいる)に、キャンプ用具やら着替えやら土産やらを箱に整理し突っ込んで置くのである。
だからと言って上段の寝室がきれいになっているわけではないが・・・
日帰り温泉で使ったタオルを干したりしている。生活感あふれた空間である。
ベッドに布団を敷いて2人で寝るわけである。小さな子供なら1人ぐらいは真ん中にはさめるぞ。
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世の中には車中泊を楽しむ連中が案外いる。
和歌山県太地町で出会った老人のように、軽ワンボックスに生活道具1式詰め込んでの一人旅だったり、同じ軽ワンボックスにキタネエ男が2人寝ている旅だったり、小型車の前シートを倒して寝ていたり、(さすがにこれはエコノミー症候群の予備軍ではあるが)はたまた豪華外国製のトイレのついた、小型のバスよりも大き目のキャンピングカーで優雅な旅をする人もいる。
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ワシがこのノアを選択したのは
①車中泊の旅行に使う以外に、普段では5人乗りの小型車として十分な使いでがある。
②車幅が狭く、そのおかげで5ナンバー登録であって自動車税が安い。
③同じ5ナンバー登録車にはトヨタハイエースもあるが、いかんせん乗り心地と使い勝手がトラックであること。
④そうかといって軽4輪では高速道路が心配、それとやっぱり車内が狭いこと。
⑤同じノアの車種で一番価格が安かった。
以上の理由からワシは賢い選択をしたわけである。
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すでに先月で、買ってから10年も経っちまった。
今の新しいノアはこの2列シートの提供がない。よっぽど売れなんだと思う。
この車の寿命が来た時、次期戦闘機はどうするのか、もう年だから免許返納か、それとも自動運転車で安全に旅行ができるのか・・・・・いずれその時が来る。どちらが早いか・・・・
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あ、そうそうこの車はこんな使い方も出来ますです。
当時のトヨタはこういった売れそうもない車も作ったのである。