【今日の バカヤロー】
いったん退職して再び元の職場に連れ戻された身としては、今の職場の変わりようにホンの少しだけ驚くことがある。
研修の機会が多くなったことも少しだけの驚きの一つである。
ワシらの新人時代は研修などそう多くもなく、ひたすら先輩に付いていき、単純な仕事を(例えば図面のコピーや色塗りなど)来る日も来る日もさせられたものだ。
今の新人は研修が多い、うらやましいほどである。その代わりに即戦力を期待されてはいるものだが、うらやましい反面昔は良かった、と思う毎日である。
今日も研修の報告書がワシのところに回覧されてきた。
ざっと読むがその中で「リダンダンシー」という耳慣れない言葉が書いてあった。
なんじゃこれは、立川談志の弟子か?
「リダンダンシー」を調べると
【リダンダンシー】redundancy
「冗長性」、「余剰」を意味する英語であり、国土計画上では、自然災害等による障害発生時に、一部の区間の途絶や一部施設の破壊が全体の機能不全につながらないように、予め交通ネットワークやライフライン施設を多重化したり、予備の手段が用意されている様な性質を示す。(国土交通省用語辞典)
冗長と言えば、余分なこと、グダグダとつまらなく長いこと、など悪い意味である。
ITの分野から使われ始めたようであるなあ。
国土交通省が使うのなら「予備」とか「多重化」でもいいじゃないかと思うが。
こういった外来語は行政の仕事をしていると時々(いや、常に)新発売される。
そのたびに英語の成績「可」のワシはなんのこっちゃか不明なことしばしである。
昨年も「サマーレビュー」という言葉が意味不明というブログを書いたが「サマーレビュー」とは日劇夏の踊りのことであった。(うそです)
おいおい、国家公務員の秀才諸君、ホイホイ外国語を使うでねえよ。
君らの英語かぶれが政治・行政と国民との乖離(かいり)を広げていることに早く気が付き給え。
バカヤロー