(4)最大の脅威は中東全域の核武装化
(a)今後、空爆の効果は相当見込める。いまは一昔前とは空爆の意味合いが変わってきている。<例>ドローン(無人攻撃機)が進化し、イスラエルも小型で攻撃の精度が高いUAV(無人飛行機)を沢山作っている。これで相当程度、手を汚さないで攻撃できる。
(b)【池上】有志連合が考えている方策は三つ。いずれにせよ、長期化は避けられないが。
①クルド人、特に勇猛果敢で知られる「ペシュメルガ」(イラク北部クルド人自治区の治安部隊)に最新の武器を与える。クルド人は早速、1月27日に「イスラム国」からアインアルアラブ(シリア北部の要衝)を取り戻すなど、一定の効果が出ている。
②イラク政府軍をもう一度鍛え直す。
③「自由シリア軍」(シリアの反政府勢力のうち穏健派)に軍事訓練を施す。
(c)有志連合には当然入ってないイランが、本格的に地上部隊を入れる可能性もある。それを長年敵対している米国も黙認するという流れだ。
(d)イランが入ってくる意味はとりわけ大きい。「イスラム国」と戦うことで、イランと、米国やイギリスの利害が一致する。すると、イランに対して核開発を止めさせる圧力がかけにくくなり、既成事実化されかねない。イランに言わせれば、「こういう情勢だから核保有国にならなければならない」となるだろう。
(e)いま、インテリジェンス・コミュニティが最も恐れているのは、「イスラム国」が核を持つ可能性だ。その技術を提供するのはパキスタンだ。パキスタンの統合情報局(ISI)内には、イデオロギー的に「イスラム国」に共鳴している人はかなりいる。イランや北朝鮮への技術流出で話題となったパキスタンのカーン博士の「核の闇市場」は、大いなるブラックボックスだ。今でも、パキスタン国内で、核の管理がどうなっているかは分からない。
(f)パキスタンの核開発は、サウジアラビアが資金提供したと言われている。イランが核を持つなら、サウジアラビアは、スポンサーとしてパキスタンの核を移転することだって現実に可能だ。
(g)「イスラム国」と中途半端な形で、対話や統治地域を認めるべきではない。完全に解体しなくてはいけない。ナチス・ドイツでも解体できたのだから、できないわけがない。イランの核開発に、米国から事実上のゴーサインが出れば、米国の同盟国であるにもかかわらずイスラエルは、対イラン戦争を考えなくてはならない状況に追い込まれる。いよいよ中東情勢が一気に流動化する。
(h)【池上】レバノンは大シリアの一部だが、シリアのアサド現政権に対抗する勢力もあれば、ヒズボラ(イランから援助を受けるシーア派の原理主義者)もいて、内戦になりかけている。そのヒズボラでは、年に一度「アーシューラー」という行事を行う。男たちがみな上半身裸になって、わざと鎖やナイフで自分たちの身体を傷つけ、血を流しながらパレードする。7世紀のカルバラの戦いで殉教したイマーム・フセイン(ムハンマドの孫)の辛い思いを追体験しようとする儀式だ。男たちが血を流すのを女たちはうっとり眺め、カルバラの戦いにおけるフセインの悔しさに係る演説を聞いて、ヒゲ面の大の男たちがワンワンと泣き出す。
(i)こういう儀式を毎年繰り返すことで、カルバラの戦いが、あたかも昨日あったかのように思える。日本人は例えば「関ヶ原の戦い」と言われても大河ドラマの世界のこととしか思わないが、それとは感覚が全く違う。彼らの歴史観は「進歩史観」ではなく、「下降史観」だ。社会は時間が経てば経つほど悪くなる。近代的な価値観はなく、昔ほどいいと考える。
(j)かつてのアルバニアや現在のトルクメニスタン、北朝鮮のように国民が独裁政権の圧政下にある地域はほかにもある。しかし、「イスラム国」が問題なのは、人類の普遍的価値観に反する論理を世界に強要する点だ。「革命の輸出」を行っていることだ。人質を取って彼らが日本に要求したのは、「革命の阻害をするな」ということ。彼らは基本的人権をはじめとする現代の普遍的価値に挑戦しているのだ。
(5)日本人はついに戦争の当事者となった
(a)「イスラム国」を倒すのに最も効果的なのが空爆なら、それと併用すべきなのは周辺地域の難民支援だ。「イスラム国」がどんなに強いことを言っても人がいなければ成り立たない。域外に食べ物と生活できる場所を準備して、「そんなところにいないで、外へ出てこいよ」と住民に呼びかけ、足元から揺さぶるのだ。
(b)「イスラム国」と戦う国を支援するため、シリア、イラクなどの周辺国に2億ドルの人道支援を行う場合、日本政府が自覚しなければならないのは、人道支援は「イスラム国」からすれば大変な敵対行為であるということだ。日本は、この意識が薄い。今回の事件でも、2億ドルが人道支援であることを繰り返し強調していた。人道援助であることを強調すればするほど、敵対していることが露わになるだけだ。
(c)日本も、この戦争の当事者であることを忘れてはならない。この当事者性は切実だ。この当事者性は切実だ。日本でも「『イスラム国』は正しい」と公言している人がいるが、「イスラム国」から見れば、彼らは口先だけで決起していない中途半端な存在だ。彼らを追い詰めて、いつかは決起させたいと考えているだろう。日本政府は、テロ勢力の蜂起を国外の問題と考えず、日本国内の「イスラム国」シンパを必要以上に追い込まないために何をするかを考えなくてはいけない。日本にもモスクがあり、イスラム教に改宗した人がいる。「イスラム国」からすれば、日本も十分にイスラムの地だ。地理的領域ではない。日本においてムスリムが迫害されているとなれば、日本でジハードが展開されることになる。
(d)そもそも、日米同盟がある時点で、米国の仲間と認識されている。そこを理解した上で、どこまで積極的に「イスラム国」問題に介入していくのか、歩留まりも考えた上で行動したほうがいい。彼らは極めて合理的に行動している。無駄なことはしない。日本の微妙な動きもしっかり見極めている。
(e)安部総理は、中東のホルムズ海峡での機雷除去も可能にしたい考えのようだ。公明党は中東へは行かずに日本有事の寸前に限定したい。まだ、どちらの流れで決着するか不明だが、その結果次第で「イスラム国」へのコミットの具合が変わってくる。
□池上彰×佐藤優「イスラム国との「新・戦争論」」(「文藝春秋」2015年3月号)から主として佐藤優の意見を要約
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【佐藤優】「イスラム国」は今後どうなるか ~イスラム国との「新・戦争論」(1)~」
「【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~」
「【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~」
「【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~」
「【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した」
「【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~」
「【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~」
「【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~」
「【佐藤優】米国とイランの接近 ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~」
「【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~」
「【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~」
「【佐藤優】の実践ゼミ(抄)」
「【佐藤優】の略歴」
「【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~」
「【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由」
「【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~」
「【佐藤優】戦争の時代としての21世紀」
「【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~」
「【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~」
「【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~」
「【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ」
「【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~」
「【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~」
「【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~」
「【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~」
「【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~」
「【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~」
「【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~」
「【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~」
「【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~」
「【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~」
「【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~」
「【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず」
「「森訪露」で浮かび上がった路線対立」
「【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~」
「【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」」
「【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~」
「【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~」
「【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~」
「【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~」
「【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~」
「【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~」
「【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~」
「【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ」
「【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 」
「【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 」
「【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~」
「【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 」
(a)今後、空爆の効果は相当見込める。いまは一昔前とは空爆の意味合いが変わってきている。<例>ドローン(無人攻撃機)が進化し、イスラエルも小型で攻撃の精度が高いUAV(無人飛行機)を沢山作っている。これで相当程度、手を汚さないで攻撃できる。
(b)【池上】有志連合が考えている方策は三つ。いずれにせよ、長期化は避けられないが。
①クルド人、特に勇猛果敢で知られる「ペシュメルガ」(イラク北部クルド人自治区の治安部隊)に最新の武器を与える。クルド人は早速、1月27日に「イスラム国」からアインアルアラブ(シリア北部の要衝)を取り戻すなど、一定の効果が出ている。
②イラク政府軍をもう一度鍛え直す。
③「自由シリア軍」(シリアの反政府勢力のうち穏健派)に軍事訓練を施す。
(c)有志連合には当然入ってないイランが、本格的に地上部隊を入れる可能性もある。それを長年敵対している米国も黙認するという流れだ。
(d)イランが入ってくる意味はとりわけ大きい。「イスラム国」と戦うことで、イランと、米国やイギリスの利害が一致する。すると、イランに対して核開発を止めさせる圧力がかけにくくなり、既成事実化されかねない。イランに言わせれば、「こういう情勢だから核保有国にならなければならない」となるだろう。
(e)いま、インテリジェンス・コミュニティが最も恐れているのは、「イスラム国」が核を持つ可能性だ。その技術を提供するのはパキスタンだ。パキスタンの統合情報局(ISI)内には、イデオロギー的に「イスラム国」に共鳴している人はかなりいる。イランや北朝鮮への技術流出で話題となったパキスタンのカーン博士の「核の闇市場」は、大いなるブラックボックスだ。今でも、パキスタン国内で、核の管理がどうなっているかは分からない。
(f)パキスタンの核開発は、サウジアラビアが資金提供したと言われている。イランが核を持つなら、サウジアラビアは、スポンサーとしてパキスタンの核を移転することだって現実に可能だ。
(g)「イスラム国」と中途半端な形で、対話や統治地域を認めるべきではない。完全に解体しなくてはいけない。ナチス・ドイツでも解体できたのだから、できないわけがない。イランの核開発に、米国から事実上のゴーサインが出れば、米国の同盟国であるにもかかわらずイスラエルは、対イラン戦争を考えなくてはならない状況に追い込まれる。いよいよ中東情勢が一気に流動化する。
(h)【池上】レバノンは大シリアの一部だが、シリアのアサド現政権に対抗する勢力もあれば、ヒズボラ(イランから援助を受けるシーア派の原理主義者)もいて、内戦になりかけている。そのヒズボラでは、年に一度「アーシューラー」という行事を行う。男たちがみな上半身裸になって、わざと鎖やナイフで自分たちの身体を傷つけ、血を流しながらパレードする。7世紀のカルバラの戦いで殉教したイマーム・フセイン(ムハンマドの孫)の辛い思いを追体験しようとする儀式だ。男たちが血を流すのを女たちはうっとり眺め、カルバラの戦いにおけるフセインの悔しさに係る演説を聞いて、ヒゲ面の大の男たちがワンワンと泣き出す。
(i)こういう儀式を毎年繰り返すことで、カルバラの戦いが、あたかも昨日あったかのように思える。日本人は例えば「関ヶ原の戦い」と言われても大河ドラマの世界のこととしか思わないが、それとは感覚が全く違う。彼らの歴史観は「進歩史観」ではなく、「下降史観」だ。社会は時間が経てば経つほど悪くなる。近代的な価値観はなく、昔ほどいいと考える。
(j)かつてのアルバニアや現在のトルクメニスタン、北朝鮮のように国民が独裁政権の圧政下にある地域はほかにもある。しかし、「イスラム国」が問題なのは、人類の普遍的価値観に反する論理を世界に強要する点だ。「革命の輸出」を行っていることだ。人質を取って彼らが日本に要求したのは、「革命の阻害をするな」ということ。彼らは基本的人権をはじめとする現代の普遍的価値に挑戦しているのだ。
(5)日本人はついに戦争の当事者となった
(a)「イスラム国」を倒すのに最も効果的なのが空爆なら、それと併用すべきなのは周辺地域の難民支援だ。「イスラム国」がどんなに強いことを言っても人がいなければ成り立たない。域外に食べ物と生活できる場所を準備して、「そんなところにいないで、外へ出てこいよ」と住民に呼びかけ、足元から揺さぶるのだ。
(b)「イスラム国」と戦う国を支援するため、シリア、イラクなどの周辺国に2億ドルの人道支援を行う場合、日本政府が自覚しなければならないのは、人道支援は「イスラム国」からすれば大変な敵対行為であるということだ。日本は、この意識が薄い。今回の事件でも、2億ドルが人道支援であることを繰り返し強調していた。人道援助であることを強調すればするほど、敵対していることが露わになるだけだ。
(c)日本も、この戦争の当事者であることを忘れてはならない。この当事者性は切実だ。この当事者性は切実だ。日本でも「『イスラム国』は正しい」と公言している人がいるが、「イスラム国」から見れば、彼らは口先だけで決起していない中途半端な存在だ。彼らを追い詰めて、いつかは決起させたいと考えているだろう。日本政府は、テロ勢力の蜂起を国外の問題と考えず、日本国内の「イスラム国」シンパを必要以上に追い込まないために何をするかを考えなくてはいけない。日本にもモスクがあり、イスラム教に改宗した人がいる。「イスラム国」からすれば、日本も十分にイスラムの地だ。地理的領域ではない。日本においてムスリムが迫害されているとなれば、日本でジハードが展開されることになる。
(d)そもそも、日米同盟がある時点で、米国の仲間と認識されている。そこを理解した上で、どこまで積極的に「イスラム国」問題に介入していくのか、歩留まりも考えた上で行動したほうがいい。彼らは極めて合理的に行動している。無駄なことはしない。日本の微妙な動きもしっかり見極めている。
(e)安部総理は、中東のホルムズ海峡での機雷除去も可能にしたい考えのようだ。公明党は中東へは行かずに日本有事の寸前に限定したい。まだ、どちらの流れで決着するか不明だが、その結果次第で「イスラム国」へのコミットの具合が変わってくる。
□池上彰×佐藤優「イスラム国との「新・戦争論」」(「文藝春秋」2015年3月号)から主として佐藤優の意見を要約
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【佐藤優】「イスラム国」は今後どうなるか ~イスラム国との「新・戦争論」(1)~」
「【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~」
「【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~」
「【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~」
「【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した」
「【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~」
「【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~」
「【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~」
「【佐藤優】米国とイランの接近 ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~」
「【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~」
「【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~」
「【佐藤優】の実践ゼミ(抄)」
「【佐藤優】の略歴」
「【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~」
「【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由」
「【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~」
「【佐藤優】戦争の時代としての21世紀」
「【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~」
「【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~」
「【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~」
「【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ」
「【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~」
「【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~」
「【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~」
「【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~」
「【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~」
「【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~」
「【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~」
「【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~」
「【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~」
「【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~」
「【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~」
「【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず」
「「森訪露」で浮かび上がった路線対立」
「【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~」
「【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」」
「【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~」
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「【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~」
「【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~」
「【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~」
「【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~」
「【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~」
「【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ」
「【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 」
「【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 」
「【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~」
「【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 」