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文部科学委員会で小坂憲次文部大臣・馳浩副大臣に対して、「スケート連盟問題」について質問した。荒川選手の活躍の余韻もさめやらぬうちに浮上した不祥事。経理の不透明・公私混同など実は、スポーツ界ではよくある話で他の競技団体でも同様のことをあちこちで耳にしていたこともあって、文部科学省の対応を質した。

フィギュアなどの国際大会を運営する国際事業委員会が連盟本体から「別会計」を分離して、元会長だった久永勝一郎氏の経営する健康食品会社に事務所を置いて、ずさんな経営によって1億5000万円(00年~02年度)の赤字を出していたり、海外遠征の際に役員はビジネス・選手はエコノミーで、しかも選手には旅費の一部負担が求められるなど不透明な運営が目立つ。

連盟では調査委員会を立ち上げて、6月末をメドに結果を出すと言っているが、私は「まな板の鯉が包丁を握る」といったことになってはならない。こうした別会計を承認した専務が「自分にも責任はあるが、調査に関与したい」と言っていることに対して、客観的な調査になりえないのではないかと聞いた。答弁に立った馳副大臣は「調査を受ける立場にある者が調査に加わって信頼のおける調査結果が出せるとは思わない。そのへんも指導していきたい」との答弁をえた。

連盟の調査は非公開。責任者も構成人員もつまびらかでない。外部の人も入れたというが誰なのか。「公認会計士と弁護士」のふたりだそうだ。少なくとも、調査委員会を開いたら、対外的に報告するなり「中間報告」をするなり誠意ある情報開示が必要なはず。小坂文部科学大臣も「6月まで、ただ待っているのではなく調査の進展状況を報告させるようにしたい」とこれまでの「待ち」の姿勢を改めた。



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