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 参議院選挙の投・開票から一夜が明けた。午前3時過ぎに社民党の議席が「2」になった時に、結果を見守っていたボランティアの人たちから歓声があがった。ところが、その直後に「福島みずほさん」に続いていた「吉田ただとも」さんに「当確」の印がついた。ここで、次点・落選が決まった。「6万9214票」だった。東京、とりわけ昨年の総選挙を戦った杉並で得票をのばしたかったが、不調に終わった。杉並区では、「区長選」「区議補欠選挙」「参議院選挙」が同一日投票となったために、「選挙区」「比例区」の投票用紙を同時に渡され、しかも同じ投票ボックスで書いて投票するということになったために、2万を超える無効票が出たようだ。それにしても、御支援していただいた皆さんには申し訳ない結果となった。

 今回の選挙が始まったのは、3月18日だった。3カ月半全力で走ったが、「全国比例区」の壁を超えることが出来なかった。しかし、たたかって良かったと思っている。党首の福島みずほさんとは、市民運動や環境・人権などき政策テーマで重複があることはわかっていたし、2位当選した吉田ただともさんは昨年9月に公認が決まり、全国的な支援網をこつこつと築かれていたことも承知していた。最初から困難な条件があることは知って始めた戦いだった。

 ひとつは、「保坂のぶと」という政治家を全国の人々に問うチャンスを生かしたいという思いがあった。全国比例区は、なまじの知名度では得票出来ないということは過去3回の比例選挙で知っていた。まずは「社民党」というお店に来てもらった人から「保坂のぶと」という商品を選んでもらわなければならない。ここが、昔、無所属でも立候補出来た参議院全国区との違いだ。

 民主党が「普天間」で迷走し、「消費税増税」を唐突に打ち出す中で、私を支援する環境みどり系の無所属自治体議員の皆さんや、千葉・東京・横浜・神奈川のネットワーク運動の推薦もいただいた。社民党の外側にウイングを広げて、新しい協同戦線を広げるという試みは、ようやく入口に立ったところだ。やはり、ていねいな準備を整えていくには、時間が不足していた。

 インターネット・ブログやツイッターで広げていったネットワークも、「ネット解禁先送り」で使えなくなったのも痛かった。使えていたらどうなっていたかはわからないが、全国を2台の車で拡声器でまわるだけでは、限界がある。

 民主党は、次の臨時国会で「衆議院比例定数80削減」に踏み込むと言っている。少数政党である社民党も、共産党も、衆議院比例区で議席を獲得してきた。この「改革」が行なわれたら、公明党も激減する。「比例定数80削減」は、すなわち「改憲国会」を誕生させる。憲法に関することだから、少数政党の意見もきちんと聞いて丁寧に取り扱うということがこれまでの国会だった。また、昨年の民主・社民・国民連立政権では「憲法の尊重と実現」を連立合意するなどの歯止めがかかっていた。

 昨年の総選挙、今回の参議院選挙とガムシャラに連続して選挙を戦って、連続して落選した。あまり、気落ちしてはいない。冷厳な現実が語っていることを直視し、この敗退の結果から次の進路を読み取るようにしたい。まずは、多くの皆さんからの御支援とエールを受け止めて、今後の道を開いていくことにする。

『きっこのブログ』が取り上げてくれている。以下一部を引用する。

「ニポンの選挙は茶番劇」
 
結局、あたしが支持してるオムライス党は、党首のみずほたんと吉田忠智さんが比例区で当選したけど、絶対に国会へ行って欲しかった保坂展人さんまでは得票率が届かなかった。共産党の小池晃さんや、オムライス党の保坂展人さんのような本物の優秀な政治家が議席を得ることができず、その代わりに、政治の「セ」の字も知らないようなバカタレントやスポーツ選手が国会へとシャシャリ出てく。そして、本業のカタワラで政治ゴッコをして、6年間で数億円の税金を手にする。これが民主主義的な選挙の結果だなんて、まるでギャグ漫画の世界みたいだ。

〔引用終了〕

 「絶対に国会に行って欲しかった」と言われて、残念がっていただく人からのメッセージ、心にしみます。 

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