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 昨日は、携帯電話のメールから書き込んだのでいつもより短くなってしまった。7月29日~30日まで開催されるフジロックは、おそらく延べ入場者10万人近い若者たちでにぎわうことだろう。

 海外からもたくさんのアーティストが招聘されているが、昨日の夜は本当に久しぶりに清志郎のライブを楽しんだ。10時20分すぎから1時間40分にわたって、ヒットナンバーを熱唱した。

「俺は36年もロックンロールやってるんだ。ベトナム戦争の頃から、ちっとも戦争は終わらない。21世紀になっても、ちっとも戦争が終わる兆しが見えないじゃないか」

 彼の言葉はシンプルだ。そして、生きにくい時代を生き抜いている子どもたちのハートにぴったり届く。森の中で聞いた清志郎の音楽で「元気」をたっぷ
もらってきた。

 ザ・キングトーンズの粋な歌や、PE’ Z、ROVOの演奏などいくつものステージも見た。フジロックは、そもそもすべてのステージを見ることは物理的に不可能だ。広い森の中を忍者のように駆け回ることは出来ず、大きなステージが引いた後は、狭い森の中の路は「初詣状態」となる。

森の中に、広場があり、数万人の胃袋を満たす食堂とBARがある。いろいろ見てまわるだけでもけっこう楽しい。ちなみに、わが友大久保青志は広い会場のいちばん端のあまり広くない一角で「フジロックNGOビレッジ」を運営していた。天ぷら油の廃油を再利用した電気を利用して隣の小さなステージでは演奏が続く。

世界一、ゴミを出さない野外フェスと言われるだけあって、ゴミの分別は徹底している。会場のあちこちにあるゴミゼロ・ステーションでは、若者たちが生き生きとボランティアをしている。その数だけで、150人だと聞いて驚いた。

 昔、80年代の初めごろに、私は夏になると「野外ロックフェス」を主催していた。だいたい、2000人から最大でも4000人規模だったが、けっこう主催者は神経をすり減らし、きりきり舞いをしたことを思い出す。それを、企業の冠なしで、ここまでビッグにしてきた日正博(スマッシュ代表・大久保の友人)は、凄い。凄すぎると思った。


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