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(1月4日、午後3時15分。野党各党の代表が勢ぞろいした)

12月31日から始まった派遣村は政治と時代を動かした。続々と登録をする村民が増えて2日夜には、厚生労働省の講堂に泊り込むことで出来るようになった。また、5日朝9時の使用期限を前にして派遣村の登録した人たちが再び路頭に迷うことがないように派遣村実行委員会は厚生労働省と交渉を重ねた。私たちは、派遣村の出現によって、「派遣・非正規」で雇用を切られた労働者が行き場を失い生存権を根底から脅かされた事実と直面した。もちろん、派遣村だけが現実ではない。全国各地の製造業で、同様のことが起きている。派遣村は今朝、国と都が連携して斡旋した宿泊先に向けて移動した。そして、通常国会が始まったのは象徴的である。



1月3日午後6時55分、派遣村実行委員会の厚生労働省交渉に福島党首と同行する



全国から米、野菜、果物、飲料水など支援物資が寄せられた



世界的な不況は広がり、雇用危機はこれからさらに深刻化していくと予想される。しかし、派遣村の登場は薄っぺらな小泉時代の「自己責任論」を吹き飛ばした。人が寒さに凍え、飢えて倒れていくのを無視して通過するような社会に日本が転落していくのか。そうではなくて、助け合い、智恵を出し合って、生活危機を乗り切っていく社会を回復するのか、大きな分水嶺がここにある。

私はどんどん政策化しようと思う。与党が同意するなら、それでかまわない。雇用促進住宅の開放も、3年越しで研究し厚生労働省と1年越しで交渉してきた。また、雇用保険の抜本改革も待ったなしである。不況と雇用破壊の只中に、雇用創出をはかる「いのちとみどりの公共投資」と名付けた中長期ビジョンも重要だ。まさに通常国会は、政治家と政党にとって「政策力の勝負」となる。

明日は、企業も雇用安定基金に拠出をする構想について発表したい。

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