関東東北大震災が発生してからまもなく3日間になる。
余震はいまだにおさまらず、原発の危機的事態は深刻だ。福島第1原発の1号機に続いて、3号機での水素爆発が起きた。「原発から半径20キロの住民に対して屋内待機」が保安院から呼びかけられている。原子炉や格納容器に損傷がないかどうか、どれだけの事態なのか、まだ不明だという。
官房長官の会見が始まる。「昨日から海水を炉心に注入してきた3号機に11時1分に爆発が起きた。1号機で起きた水素爆発と同様だろう。現地の所長の判断では『格納容器は健全で損傷していない』とのことだ。従って、放射性物質が大量に飛び散っている可能性は少ないと思う」と述べた。
テレビ映像で見る限り、炎が見えて上空に噴煙が打ち上げられている。爆発規模は1号機に比べてずっと大きいように見える。
東京電力の記者会見「3号機の水素爆発が起きた模様。格納容器は健全なものと思われるが、詳細は調査中。作業員が負傷した模様。正門では11時44分時点で20マイクロシーベルトである。風は海方向です」。
原子力資料情報室のサイトは、
福島第一3号炉で巨大な爆発がありました.原子力資料情報室でも放射線の測定を行なっております.AM 11:30 0.06-0.09マイクロシーベルト/時テレビの映像を見ると,数百メートル以上に放射能雲が立ち上り,いまのところ西よりの風にのって,海側にながれていますが,風向きに注意!!!
このサイトも注目したい。
「3号機の原子炉建屋で大きな爆発音がして、白煙が上がった」と原子力安全・保安院が東京電力とはば同じ内容の記者会見をした。新しい内容はない。続いての東京電力の記者会見では、「負傷者は社員2名、協力会社1名の打撲が確認されています」「行方不明者が7名いる。協力会社1名、自衛隊6名です」と発表された。
恐ろしい最悪の事態をぎりぎりで回避できることを心から祈る。新たな事実が判り次第、加えていくことにする。
