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今日、日比谷公園で3日目に入った派遣村に向かった。午後3時半過ぎだったが、スタッフによると、「入村者」がドンドン来て人が溢れている状況だという。立ち話をしていると、厚生労働省に宿泊場所の確保の要請をしていて、その返答を得るために厚生労働省に行くところだというので、同行した。しばらく待っていると、ジャンバーを着た大村厚生労働副大臣が歩いてきた。「何とかする」というのが返事だった様子。役所に入ろうとする大村氏に声をかける。「ぜひ、早く確保してくださいね」「とにかく今日中に手配します」とのこと。

その後、日比谷公園に戻ると菅直人さんや高山さとし議員がやってきた。昼過ぎからやってきていて、舛添大臣に連絡を取ったり、官房長官に電話したりして、宿泊出来る場所の開放を要望したという。千代田区内の学校の体育館などをあたっているところだという。千代田区議会議員の小枝さんも駆けつけて連絡をとっている。鴨桃代さんによると、食事も300食を用意しているが、長蛇の列となっていて次第にキャパシティを超えつつあるという。派遣村には全国から寄せられた米、野菜、果物などの食糧が山となって積んであった。ボランティアの人たちも頑張っている。しかし、宿泊するスペースが限界となっている。

午後6時前に現場を離れた私のところに民主党の高山さとし議員から電話があり、
「大村副大臣が厚生労働省の講堂を開放すると言ってきました。300人くらいは入れそうです。中央区の区長が来て、区内の廃校になった学校を開放してくれるそうです」とのこと。5日の朝までということだが、菅さんらの努力と政府と中央区の判断に敬意を表したい。

TBされた記事を開いていたら、記事について書いている人がいた。

[引用]

雇用安定へ「企業の基金」提案 御手洗・経団連会長

御手洗会長、雇用のための企業基金を語る - 保坂展人のどこどこ日記

経営者と社民党が同じ考えとは。日本は同質なんだな。社民党も非正規雇用は認めるわけだ。企業は世界と競争していて人件費が高くなってしまうと海外に工場を移すことも考えられる。待遇は悪いが雇用を残したほうがいいのかどうかという判断だと思う。小沢さんは非正規雇用を認めないといっていたけどね。

[引用終了]

社民党や私が「非正規雇用」を認めるかどうかは、ぜひこのブログの「格差社会」のカテゴリーを開いて読んでみてほしい。「非正規雇用」を認めるも、認めないも「派遣切り」の被害者の支援を、自治体やボランティアまかせにしていていいのか、巨大な内部留保を抱える企業も相応の拠出をして社会的責任を果たせとキヤノンに提案したのが12月22日のことだった。今日、派遣村から溢れた人たちの宿泊場所を探した人たちは「派遣・非正規」を認めているという話にはならないだろう。

もう一つ、書かねばならないのはガザに対してのイスラエルの空爆で死者が400人を超えていう事態についてだ。イスラエルはフランスの「人道的休戦」の提案を拒否して、地上戦にすら入る構えだという。2009年の世界は「不況の深刻化」で幕をあけたが、パレスチナ問題の軍事的解決という最悪の事態の一歩手前にいる。ここで、イスラエルの暴走を黙認すると「中東戦争」の構図が出来上がるおそれがある。

パレスチナ子どものキャンペーン

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