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 8月15日、午後2時コミックマーケットに到着。まあまあ、人の数が多いことに改めて驚く。たしか、まだ米澤さんが存命の頃には「1日10万人」と聞いたような気がするが、昨日だと「18万人」で3日間で「50万人」という説まであると言う。今日のコミケ来訪の目的は、「児童ポルノ禁止法の議論の中で出てきたマンガ・アニメの表現規制問題を、コミケへの参加者はどうとらえているのかを肉声で聞きたかったから」である。準備会の共同代表がいる本部に表敬訪問をした。今回の実行委員のボランティアスタッフの数は3000人だという。準備会の山口貴士弁護士の案内で、「医務室」も訪問した。医師が7人、看護士も数多く詰めていて、この人たちもまたコミケのスタッフだという。



 また、別の準備会スタッフも、歩きながらコミケの意義を語ってくれた。「インターネット時代になっても、このコミケの場に来るという流れはまったく影響を受けないんですね。たしかに、インターネットでマンガや音楽もやりとり出来るんだけど、やっぱり年に2回の『お祭り』がいいんでしょうね」。直接、顔を合わせて情報交換したり、また大勢の若者たちが集まる「祝祭空間」でひとときを過ごすことが大切だということだろう。



 さて「児童ポルノ禁止法」の国会論戦だが、「そういう話は聞いたことがある」という程度の認識は大概の人たちが持っていた。10代の女の子は「やはり自由に表現している中からいいものが生まれてくると思う。過激なものはよくないけれど、法律での規制には反対」、20代の女の子も「なんか赤ちゃんの時の写真もダメになると聞いたことがある。マンガやアニメの二次元創作物は大切に扱ってほしい」とのこと。ただ、「前衆議院議員の保坂ですが」と名刺を出すと、ズズズッと後ずさりする人も少なからずいた。「間に合ってます」「言うことはありません」という感じで、政治や政治家がどれだけ若者から遠いかということも実感した。次に来る時にはもっとフランクにたくさんの人と話せるといいなと思って、午後4時にコミケ会場を去った。











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