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昨晩、佐世保のMさんから電話があった。「佐世保で今日、中学生が亡くなったという事件があった」ということだ。おそらく、東京での紙面には出ない可能性も強いので、地方版の新聞記事を送ってもらった。

「14日、午後3時50分ごろ、長崎県佐世保市内の畑で若い女性が首をつっているを近くの中学教諭が見つけ、警察に通報した。長崎県警の調べでは、この中学に火曜2年生の女子生徒(14)で、すでに死亡していた。県警は自殺と見ている」(9月15日朝日新聞)

 気になるのは市教委と中学校の校長が記者会見で「学習態度も良く、バスケットほール部でも活躍していた。何が原因なのか、日頃の様子からは思い当たるところはない」(同紙)としていることだ。私が『佐世保事件』をルポした内容を知る人は「女子バケスットボール」と聞いて、昨年6月の大久保小学校で起きた小学6年生同級生殺人事件を思い浮かべることだろう。

 被害女児も、加害女児も女子バスケットボール部に属していて、加害女児の心身に変化が起きたのは同部を親の意向で退部させられた時点からだったということを書いた。「14日は定期テストの初日で、女子生徒は週末、部活動のレギュラーとして新人戦地区予選に出場する予定だった」(9月15日長崎新聞)という。部活の練習密度がどのぐらいハードなものだったか、またテストの重圧かどの程度だったのかは分からない。

 また驚くのは、長崎県内で8月末から中高生の自殺が相次いでいるという記事である。「県内では、8月末から今月1日にかけて若者の自殺とみられるケースが相次ぎ、時津町で高校2年女子、長崎市で高校3年女子、中学2年男子が死亡している」(9月15日毎日新聞) この2週間あまりで長崎県内の中高生の自殺者は4人目になるという。

 このブログ日記で「長崎県の学校で起きている異常事態」を記したら大きな反響があった。いったい、どうして長崎で子どもの事件が続くのか? 今回の事件の背景も出来る限り追ってみたい。


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