hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

角田光代さんにつられて(4)

2007年04月04日 | 読書

引き続き、角田光代の「恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。」のエッセイのうち、幾つか、概要を紹介する。そして、角田さんからのバトンを受けたつもりで、私なりに疑問に答える形で拙文を付け加える。引き伸ばしてきたが、今回で最後。

放浪体験ありますか?
角田さんは面倒なので10年間同じ美容院に通っていた。しかし、忙しくなり待ち時間の長いその美容院に行けなくなり、美容院放浪が始まった。彼女の理想は何も聞かれず短時間で終わる立ち食い蕎麦屋的美容院だ。

私は三浦半島に住んでいたころ、毎回違う床屋に行っていた。電話帳で比較的近くの床屋を調べて、だんだん遠くなっていくが、しらみつぶしに行く。単なる物好きだから、なぜと言われても困る。この方法の欠点はどこに住んでいるかなどいろいろ聞かれることと、たまに汚い店がありうんざりすることがあることで、利点は始めての客だから愛想が良いことくらいであまりない。
初めての店でも、髪型の指定はうるさいこと言わない私はとくに問題ない。外国に2箇月もいるときには、床屋に行かざるを得ない。バリカンか、はさみか聞かれて、はさみと答え(たつもり)、耳にかからないくらいと答えた(つもり)。しかし、相手はバリカンの先につけるアタッチメントの何番かだと、あなたにはちょうど良いとしつこく言う(らしい)。日本人らしく、不承不承ながらニヤニヤしてOK,OKと言う。許容範囲の広い私には結果オーライであったが、次回からは奥さんの行っている日本人の美容院でついでに髪を切ってもらった。
日本では10分で1000円のQBハウスが最近の御用達である。時間が短く、面倒なことがないのが気に入っている。もちろん安いのも。ときどき女性も見かけるのでカットだけなら、角田さんには理想的なお店だろう。

あなたの真理はなんですか?
角田さんは真理とは結局データであると考えた。そして、大方の女性と同じように、身近な数少ないデータを真理と考えていた。「男の人は絶対に浮気する」という前提でいろいろな人と話していた。しかし、角田さんは浮気する男の人としか交際したことがなかったのに過ぎなかった。「浮気されたんです。しかも毎回」と告白していたと同じなのだ。

私は結婚とは浮気はもうしないからするものと考えている。男がしないと決めたらしない。と、バチットと言ったが、チャンスがないだけと言う人もいる。「女房焼くほど亭主もてもせず」

自慢できるのは何運?
角田さんはタクシー運が強いという。いままで何度か、辛いときにタクシーに乗り、運転手の暖かい思いやりや気遣いに救われたことがあるという。

私が自慢できるのは女房運と子供運しかない。女房運についてはいろいろありすぎて省略。
子育ては奥さん任せで、私としては背中を見せることしかやってこなかったが、子供って言うものはだめにするのは簡単だと思う。子育てとは、山の峰伝いに歩くようなもので、ちょっと失敗すると、そのまま悪くなってしまい、常に愛情をもって丁寧に見続けないと、まともには育たない気がする。親になって思うのは、子供には優秀とか、出世とかはどうでもよいから、ともかく全うに生き続けて、幸せになって欲しいとだけ思う。

コメント
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