ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

妻に安息と、休息を…

2013-10-30 | アクセサリー
最近、主婦となって、
水仕事が多くなって、
手が荒れてきました。
ので、
就寝の際、
保湿クリームを塗って、
白い手袋をして寝ます。
すると、

夫「シャネルズ(ラッツ&スター)みたい…」と言います。

また、就寝中は喉保湿効果のため、
黄金ではないマスクをして寝ます。
すると、

夫「ツタンカーメンが寝ている…」と言います。

ちなみに、私、とっても寝相が良く、
睡眠中、手を組んで寝るらしいです。
だから、

夫「死んでないか…と、」
生存確認のため、夜中にイタズラします。

え…と、
体調管理…邪魔されたら、元も子もありません。
天候不順…皆さん、くれぐれも注意して下さい。

さて、

ゴールデンクリスタルとシトリン、カルセドニーのブレスです。


ラピスとターコイズ、クリソコラ、ハウライトのブレスです。


ブルートパーズとアメシストに、水晶とカルセドニーのブレスです。


ターコイズとクリソコラとラピスのブレスです。

安らぎが欲しい…そんな感じですね。





散華の如く~兵糧丸~

2013-10-30 | 散華の如く~天下出世の蝶~
ここの女たちは白米が食えるほど、豊かではなかった。
身に着けている物は、骨と皮を隠すための衣に過ぎず。
またここで戦が起きれば…、
帰蝶「信輝、すまぬが…」
池田「次は何です、がッ?」
私は信輝を人質に、ここに集った女たちと寺に立て籠もった。
帰蝶「塩川ッ」
侍女を呼び、兵糧米をくすねるよう命じた。
どっさり運ばれた米をごっそり竈に運んで、
白米を潰し、小さく丸めて、米粉を練った。
塩川「御屋形様の御咎めが下ります。そろそろお考えを直したら…」
帰蝶「塩川、そなた…」どうせクビの身である、
蔵から塩、豆、黒糖を盗って戻るように命じた。
塩川「…はぁ」
豆に塩と、どっさり高価な黒糖を入れて炊き、
池田「兵糧丸(ひょうろうがん)…ですか」
長期の籠城戦ともなれば、食糧が底を突き、
空腹でまともに戦えないという事態に陥る。
飢えは士気を下げ、兵を無にする。そこで、
栄養価が高く、保存の利く兵糧饅頭を作り、
飢えを凌ぐ。
私は、女らに米粉団子に豆を混ぜて、
真ん丸まる丸の兵糧饅頭を作らせた。
豆を炊く香りやら、饅頭を蒸す湯気が外に流れ、
寺を囲む男たちの空腹に苦しむ姿が目に浮かぶ。
帰蝶「殿も少しは女子たちの気持ちを考えるであろう」
そこへ、トン、トンと、
戸を叩く音が聞こえて、
帰蝶「何か?」と侍女に尋ねると、
塩川「御屋形様より、御使者にございます」

おう、おかえりぃ

2013-10-29 | 日記
立山連峰を拝みながら、出勤。
帰りは、

沈む夕日を眺めながら、帰宅。

どことなく火の鳥に見えます。

さて、
「おう、おかえりぃ」
主人が出迎えます。

私よりも帰宅が早いので…、
「腹減ったぁ」
夕飯の支度はキッチンバトルです。
いつかきっと料理も仕込んでやる。

散華の如く~母の愛の、代用~

2013-10-29 | 散華の如く~天下出世の蝶~
池田「それっ…て、命令ですよ」
帰蝶「それとすり鉢にすりこ木」
戦国時代、武士階級のほとんどは白米を食していた。しかし、一般庶民は依然として、
麦、雑穀、玄米…などが、口に入るだけでも有難い、そういう貧しい暮らしであった。
目の前にどっさり白米が運ばれると、
女たちから「わぁ~」と歓声が上がり、目がキラキラと輝いた。
私は米の粒を少量取り、観音の乳で米を洗い、すり鉢に入れた。
そして、すりこ木で、ごりごりと擦り潰した。
すると、
「あ~ぁ~、勿体ない…」と、ため息が漏れ、
折角の米を、何てこと…憎々しげな恨めしそうな顔に変わった。
それでも、私は黙々と、この作業を続けた。
潰れた米を観音の乳で溶き、米粉乳を作り、
どろりとしたそれを、乳飲み子の口元に運んだ。
白乳色の、味気のないが、母の愛の代用である。
乳飲み子の口に代用を含ませると、
づぅづぅ…と鈍く微かに愛を吸う。
すると、乳飲み子の口が、んまぁんまぁんまぁ、くにゅくにゅと口が動いた。
「どうじゃ?まんまじゃ、まんま」
乳飲み子の口が、もっと、もっと、と代用の乳をねだっているように見えた。
私は、そぅ…と、
「ゆっくり、飲ませよ」
母に子を返した。
その時、
母の腕と、私の腕が、
ゴツン、ぶつかった。
彼女の、そのごつごつした腕で、母乳が出ない最大の理由が分かってしまった。
「…そなた、それでは満足に乳は出まい…」
動かぬ観音にいくら乳が出るように祈っても願っても、
いくら絞り出しても、誰が吸っても、出るはずがない。

散華の如く~米を持て~

2013-10-28 | 散華の如く~天下出世の蝶~
“女は、さもしいよ…濃”
女の欲とは、留まる事を知らぬ。
結婚、離縁に、ややに、乳か…。
乳を与える観音が哀れに見えた。
帰蝶「そなたら、何をした?」
一人の女が、首を傾げ、
「何をと仰いましても、私何も…」と語尾を濁らせ、
乳飲み子を抱えた女は、キッパリ、
「私、何も悪い事はしておりません」と、そう答え、
三行半の瀬戸際女も、他の女たちも、
私も、私も「何もしておりません」と、右に習った。
これでは、観音が可哀そうである。
帰蝶「そなたら、この観音に、何もしておらぬのか?」
くれくれ、してくれと恩寵を期待するばかり。
悪い事をしなければ、何もしなくて良いのか?
何もしないで、恩寵を待つばかりで良いのか?
観音に願掛け、期待を掛けるだけ、掛けて、
結果、観音力は如来に敵わぬと片付けるか?
「私は観音ではない。しかし、何もしないそなたらが悲しい」
私は片胸を露わに、乳飲み子を抱かせてもらい、この乳を吸わせた。
「私の胸はあのように大きくもなければ、乳の一滴も出ない」
しかし、乳飲み子は乳の感触を確かめ、
何も出ない乳房を口に含み、しゃぶる。
母を求め、母の愛情を探し、確認する。
「出なくても、良い。ややが出来なくても、良い…離縁するなら、そう申し渡せば、良い」
こんな小さきややさえ分かる事が…、
大人になれば悲しい、忘れてしまう。
「信輝、頼みがある」
池田「はい?」
帰蝶「米を持て」

散華の如く~女の救済、おっぱい観音~

2013-10-26 | 散華の如く~天下出世の蝶~
池田「えぇ。万事滞りなく、事が運んでおります」
信輝のこういう所…気味が悪い。
帰蝶「…で、」
殿と一緒になって、何を企んでいるのやら。
「わざわざ、私を迎えに来た理由は?」
池田「久々に、義姉さんの顔が見たいと、そう思っただけですよ」
あぁ~、有難や、有難や。
傳兵衛まで一緒になって、
手をスリスリ擦り合わせ、
まぁ猪口才(生意気)な事。
利治「姉上。あそこ、です」
辿り着いた山頂に、城など無く…、
帰蝶「ただの、お寺さんではないか」
池田「えぇ。どうぞこちらへ」
寺の境内では、女たちが長蛇の列を作っていた。
列の先にあるのは、
帰蝶「なななな…」
片胸を露わに、ややに乳を飲ませて微笑む、
「わわわ私ではないかッ!」
ししししかも、私の乳から、
水が勢いよくヒューと出て、
「ちちち乳があんなに出るか!信輝、止めよ止めよ、恥ずかし…」
私が一人騒いでいると、私の存在に気付いた者たちが、
“あッ、観音様、慈乳観音様ぁ”
わわぁと私の周りを囲み、そして、跪き、拝み始めた。
帰蝶「あ…、あの、」
乳飲み子を抱えて、ここまで登ったか…女の一人がこう言った。
「菩薩様、私…乳が出ません…どうかどうか、この乳を出るようにして下さいませ」
私の前でおろろおろろと泣き崩れ、もう一人の女はこう言った。
「子に恵まれず三年…どうか私に子を。子に恵まれないと…離縁…させられまする」

まんま観音様

2013-10-25 | 散華の如く~天下出世の蝶~
織田様が考案した?
慈乳観音菩薩様…通称・間間(まま)観音様を、

真似てみました。

「おい、ちいせぇぞ」


…慈乳観音菩薩様は、小牧山の乳寺(間間観音堂)におられます。

私のような乳が小さい女たちや、
母乳が出るように願う女たちや、
子宝に恵まれるように祈る女たちの、
おっぱい型の絵馬が、いっぱいです。

ここは、今から450年に織田様が建てた小牧山城から移築されたお寺です。

今も昔も、女の苦しみや悲しみは、変わらないのですね。

そういう女の辛さを分かる殿は、
ご立派な方だと、私は思います。

そのややは…腹を空かせておるだけにございます

まんま、まんま、
ややにまんまを。








散華の如く~殿の狙い通り~

2013-10-25 | 散華の如く~天下出世の蝶~
傳兵衛「御屋形様がお待ちです」早う早う、
急かされるまま、頂上に続く山道を歩いた。
山頂に続く道には灯篭が立ち並び、まるで、
帰蝶「…参道のようじゃな」
しかも、通りすがりの女たちが、
私に手を合わせて、拝み始めた。
「え?、と。あの…」
女たちに話し掛けようとしたら、
「義姉さん」と声を掛けられた。
声の主は殿の乳兄弟。乳母の乳をめぐって争奪戦を繰り広げたという…、
帰蝶「信輝。そなたまでが、わざ、わざ、迎えに来るとは…気味が悪い」
池田「それは、ないでしょ?」
1563年、殿が築いた初めての城…小牧山城は、
帰蝶「えらく早く築いたな…兄が病と聞いて、殿が急かしたか?」
兄の腹心である長井討伐と、美濃制圧のため、
金華山を視界に捉えた小牧山頂に城を構えた。…はずが、
「なぜ、女子ばかりがいる?」
通り過ぎるのは、女ばかり。
しかも、
明らかに、私を拝んでいる。
池田「それは…、そうでしょ?」
織田の妻なら、当然とでも言いたいのか?
信輝は弟分と、小さく小さく笑っていた。
帰蝶「まぁ仲が良うなって」
利治に美濃偵察に行かせて、後から信輝と合流。
その後二人で敵情視察に、敵城こっそり見学か。
「殿の狙い通りじゃな」
利治の教育を信輝が行い、信輝に叩き込まれた知識を今度は傳兵衛に引き継がせる。
年長が年下の面倒を見て、教育する事で自ずと縦の繋がりは濃く、結束も強くなる。
一人一教育。これが、殿の、特に、特に、力を入れていた教育体制の一つでもある。

散華の如く~小牧の授乳観音菩薩~

2013-10-24 | 散華の如く~天下出世の蝶~
利治と一緒に駆けて来た少年は、
スタと馬を下り、私に一礼して、
少年「御迎えに上がりました」
帰蝶「そなた…」
身なり恰好申し分無く、躾も行き届いている。
子に馬をポンと気前よく与えるほどの重臣で、
年の頃は十二、三の息子がいて、
この長身に、この鋭い眼光眼力、
「もしや、可成様の、お子?」
少年「は。森でんべい、にございます」
大正解である。しかし、
帰蝶「でんべえ…」とは、また…
可成様にしては、一風変わった幼名を付けられたもので…と、
思っていたら、可成様の忠実なる僕(しもべ)が助け舟を出す。
利治「デンは、傅(かしず)くの、傳(でん)」
傳兵衛「は。森の、守役になれと」
帰蝶「そうか。父に習い、立派な守り人になられよ」
傳兵衛「は」
後に、森可隆(よしたか)と改める。彼が長可蘭丸の長兄である。
彼は、1573年の朝倉攻めで敵を深追い、父と共に討死。享年十九。
帰蝶「ん?…と、」
マジマジと、
傳兵衛「へえぇ~」と、利治とニヤニヤ笑って、
私の胸の辺りをジロジロ舐めまわすように見て、
帰蝶「な…な、なんじゃ?」
年頃で女の体に興味が湧いたか?
このマセガキども…と思ったら、
利治「寺では、姉上の乳から水が、ヒューと出ておりまする」
傳兵衛「さ、慈乳様。どうぞこちらへ」
帰蝶「じゅ、じゅ、じゅ授乳様ぁ!?」