湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

「喜久屋旅館」(湯の鶴温泉)  (再訪)

2015-03-15 | 熊本の温泉
九州の湯旅で よく立ち寄る「喜久屋旅館」(湯の鶴温泉)

いつもは「湯治プラン」での宿泊だが、食事がかなり美味しい。
そのため 一度は「普通プラン」で泊まってみるべきと
今回 初めて「普通プラン」で泊まった。(宿泊した部屋)

結果は、到着時にすでに部屋に積んである布団が見当たらない。
お布団は、夕食時に我々が食事処に移動し この部屋にいない間に、
宿の従業員が布団を他から運んできてのセッティングらしい。
これは「普通プラン」での宿泊なら当たり前なのか???

長らく 湯治プランばかりで この宿を利用してきたので・・
到着時に布団が見当たらないと、ちょっと困惑する。
「湯治プラン」宿泊時には、部屋に当たり前のように積んである布団。
それを自分たちで勝手に動かして、心地よく寝そべれるようセッティングする。
このお決まりの行動ができない!!
まあ~お部屋が 今回はいい部屋(欄間の彫刻がとても美しい部屋)なので
布団がうず高く積んでないほうが この部屋の雰囲気には合っているかな~

食事は、食事処に移動しての食事になった。
(湯治プランでは廊下にワゴンで運ばれてくるのを自分たちでセッティングする部屋食)

食事処での食事は落ち着いていい~
料理は あらかじめセッティングしてあり自分で並べなくていい(当たり前の話)

「喜久屋旅館」は古い旅館で、食事処の欄間も木造建築の良さが出ている。

さて 肝心の料理だが、
湯治プランでさえあの味の良さだから普通プランなら
魚やお肉などももっと加わり、かなり豪華な内容になるのでは・・と・・

食べ始めて運ばれてきた「熱々の天ぷら」
これが一番のごちそう?美味しかった。蕗の薹が大きく、ほろ苦い 早春の味!!

同じく後からきた「小芋の煮物」も「どうやって調理するのか?」美味しかった。

朝食は

今回「普通プラン」の食事をして、わかったことがある。
原則的に 湯治プランも普通プランも「食事の内容・味付けは一緒」なのだ。
ただ普通プランの方が「量」が多いのと、あと「1品」なにか多いのだ。
約2倍の料金の差がある「湯治プラン」と「普通プラン」の宿泊代。
もっと魚やお肉なども余分に加わり、かなり豪華な内容になるのではと
期待が大きかっただけに、ちょっとガクっと来た・・

・湯治プランでは一泊3食「4500円」
(チェックイン14:00~チェックアウト12:00過ぎ(昼食を食べてから)

・今回の普通プランでは一泊2食「8700円」
(チェックイン14:00~チェックアウト10:00)

これってどういうこと??
この宿って「湯治プランで泊まるほうが圧倒的にお得感が大きいじゃないの」
この結論に到着した日。

だいたい湯治しに行っているだから「たらふく夕食や朝食を食べすぎる必要もないし」
食事の量は、湯治プランの方が我々の年齢に合っているのだ。
湯治プランのほうが「時間的に長く滞在でき」+「余分に一食(翌日の昼食)付いている」
「車旅の疲れを癒すため到着したらすぐに布団をしき寝っ転がる」という願望も満たされる。

「喜久屋旅館」の細長い廊下・・

至る所にお花がある。



足元にも





壁にも

かわいい小物も

今年の干支が手作りで・・

さすが九州らしく「伊万里焼の壺」も


お風呂は(写真は貸切露天風呂)



他に
・貸切湯がもう一つ(桐の内湯風呂)
・男女別の湯(各1・・男湯は半露天の岩風呂・女湯は板敷の岩風呂の内湯)
・女湯はタイル風呂の内湯がもう一つある
・家族湯(タイル張り・割と小さ目)一つ・・お湯が入れてないので入る時に入れる

結果 女性は5つの風呂に入れる(男性は4つ)という
非常に女性に優位な??旅館だ。

翌日 満足して(今回は御座敷(食事処)での食事もしたし)
喜久屋旅館を後にした・・

(喜久屋は左側の建物)

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2 コメント

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九州も温泉天国ですね (ニュイ)
2015-03-18 00:03:33
hitahariさん、こんばんは。

喜久屋旅館の湯治部と旅館部の比較、
興味深く読ませていただきました。

両方を比較できるのも常連さんだからこそですね♪

湯治プランのチェックアウトが、
旅館プランのよりも2時間もゆっくりできる点が
一番気になりました。

やはりお風呂が目的の私としては、
朝食後もゆっくり何度かお風呂に入りたいですもの♪

朝10時アウトは早すぎます
やはり、この旅館の場合、湯治プランの方が良さそうですね


九州には行ったことが無く、土地勘が全くないので、
喜久屋旅館の場所を検索してみたら、
熊本県水俣市湯出という住所でした。

東日本とは違って、
九州はさらに湯量が豊富で源泉数も多いというイメージがあります。

九州といっても広いですが、
これから少しずつ、九州の温泉巡りもできればと思いました。
返信する
湯治文化ってあるような・・ (hitareri)
2015-03-18 22:22:36
九州の大分、熊本、鹿児島は温泉だらけです。

本州の北(東北)や九州・・日本列島の南北の突端?はどうしてこんなに湯治の宿が多いのでしょう。
これらの地には湯治文化の歴史があると思えます。
昔から農業中心で生活が貧しく「労働の後の湯治」というスタイルが定着しているのかもしれません。
また温泉の数が半端なく多いので、それぞれの宿が湯治プランを競い合っているのかもしれません。・

それと反対に首都圏の近くの温泉地は、都会からの大勢の人々が行楽・観光目的でやってくるのを当て込んで「営利目的」が全面に出るのでしょうか!?
そのため食事内容も派手にして、かっぽりと宿泊料金を得ることに夢中??のような気がします。
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