人は、ふるさとびと

お帰りなさい と迎えて
下さる神様は、私達の
ふるさとなんです。

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(四)宝について(6)

2014-04-28 06:33:39 | スピリチュアル
        (前日からの続き)
 合気道の植芝先生は、自分が宇宙だって
言ったんですね。私も宇宙だって、あの先生に
返したんです。と言うことは、宇宙というのは
競争者がいないんです。そして、人間という
ものは誰一人として例外なく、この宇宙
なんですね。本当に誰とも競争しない、誰とも
競合しない。それはもう厳然としてそこに
在る。存在そのものだとね。誰にも冒されない
誰も冒していかない。それでいてそこにキッチリ
立っていて光り輝いている。一人一人がそういう
存在なんですね。その人間の本質に気が付いて
ゆくと、楽になるんです。苦しまなくていいわけ
ですよ。苦しんでしまうと、無用な競争をしたり、
嫉妬心が起こったり、独占欲が出たりして、
そこで競争して疲れてしまって、ああ私は何で
出来ないんだろう、なんで私はこんなに
生まれついたんだろう─と思ってしまう。
 だけれども、それはなんていうか、徒労
なんですね。悩むことも一つの勉強だけれども、
そのことで振り廻されるほど人間はそんなに
小さく出来ていないんですね。
 本当は、もっともっと人間というのは朗らか
なんです。そりゃあ人の中に入れば、気を使わ
ないわけにはいけないけれど、気を使い過ぎて
クタクタになって、くたびれ切って、もう明日
から仕事するのはいやだ、生きるのはいやだ
という事になってしまうのも困るんですね。
            (翌日に続く)