故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

10人十色

2024-03-20 11:38:45 | よもやま話

絵のタイトルは、「じゃが芋行進」です。
妻の絵を拝借しました。


笑い生き ピンピンコロリ いくまいな

書き出せないで、躊躇しています。
今日のタイトルは、「10人十色」です。

困っている人達は、それぞれの理由を抱えています。
今まで元気だった人が、車いす生活になる。
玄関を改造し、誰かが付きりで世話をする。
福祉課に行けば、いろいろと知恵を付けてくれるが、恥ずかしくてできない。
ひたすら、不具合を隠そうとする。
そんなことで、埋もれるように暮らし(日常)が破壊されていきます。

農業をギブアップ宣言した先輩が、草刈りを依頼した。
出来た作物を運搬していた若者が、野菜(ハウス)つくりを学びたいと申し出た。
力仕事はやるからという若者に、口だけで教えるために、付いて回るだけでも先輩は大変だという。
草刈りだけじゃつまらないと、私は先輩から畑を借りた。
畑だけは作りなさいと息子たちに勧められ、先輩は杖をつきながら頑張っている。
これまでよりも少ない100本を植えて、よくできた野菜は息子たちの食卓をにぎわせる。
奥様も杖だよりで、食事の用意さえしたくない。
こんなことなら、死んだほうが良いと弱気である。

生を受くもの皆が、こんな境地になる。
床の間に飾るのをやめて、玄関の間にババ様が寝ており、家族を送り迎える日々である。
私のじいさんが亡くなった日のごはんは、とてもまずかった。
母が、水の量を間違えたのであろう。
葬連の先頭を子供が歩き、親戚のものが続いた。
上がる煙を眺め、骨を拾い、地区の者全員で見送った。

ヤングケアラーに世話になるもの。
施設に入れられ、面会者もいない。
誰もが初めての経験と、家族全員が順番に世話をする。
それぞれの家族の事情です。

誰が悪い。
誰も言えない。
10人十色の最期です。

2024年3月20日
(あとがき、嬉しいこと)
10年使った耕運機(カンリ機)のクラッチ(チェンジを変えるためにニュートラルにする)が壊れた。
調べた結果、ワイヤーの走りが悪いことに気づいた。
今まで動いたのだからと、クラッチを戻すばねの強度、クラッチ回転軸の摩耗も調べた。
ワイヤー交換のために、メーカーのパーツリストをインターネットで検索した。
10年もすると、機種&パーツリストもなかった。
農協の修理センターに依頼するか。
ワイヤーをはずし、カバーのゴムを切り中を調べてオイルを足したが、動きは依然として悪い。
使わない機能のワイヤーを外し、走りを調べたら、スムーズに動いた。
寸足らずは、ステンレスの針金で補った。
問題なく元通りのように動くようになった。
私は、天才。
妻も、金がかからず済んだと、喜んでくれた。
(筆者)
コメント
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