故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

夢が膨らむ

2023-02-28 03:55:15 | よもやま話

いつも通り夢をみた。
目を開けて寝ていても、堂々巡りの考えが浮かんでは消える。
さてとと、起き上がる。
今日のタイトルは、「夢は膨らむ」です。

あの畑の入り口にあったまっすぐ伸びた木で、コースターや鍋敷きを作ろう。
妻が提案する。
年輪がきれいに出ていた木のことであろうと推測し確認した。
年輪幅が均一で大きいのは、木の種類であり田んぼのせいだろう。
まっすぐ(平らに、厚み均一)に切れるか。
手鋸で慎重に切るか、製材所に持ち込み切るか。
たぶん、手で切ることになるでしょう。

石垣に生えて横に突き出し、斜めに伸びた木があった。
平面に切って、看板にどうだろうか。
吊るすひもは、あけびか葛の蔓はどうだろう。
直径30cmの丸太でスツールはできないか。
持ち運びできる脚の短い机はできないか。

夢は膨らむ。
果たしてできるだろうか。
こうしたら、ああしたらと寝床で考えてしまう。
看板に貼る字をどうするか。
近所の習字の名人に書いてもらい、それを木に貼り、辿るように電動鋸で切る。

果たして、(寿命が)もつだろうか。
手作りして村人に手渡すまでには時間がかかる。
コースターには、ママ(田んぼの持ち主)の名を刻もう。
熱い鍋を置くごとに、ママの名が浮き出てくる。
こんなことを考えています。
材料(雑木)は、無尽蔵です。
耕作放棄地を見て、誰もが生えた木を伐って利用したいと思う日が来るだろう。


2023年2月28日
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耕作放棄地

2023-02-27 11:04:39 | プロジェクトエンジニアー

耕作放棄地(20年近く放棄)の写真です。




今日のタイトルは、「耕作放棄地」です。
添付した写真は、2月12日に撮影しました。
切らしてくださいと長老を通じて地主に依頼しました。
伐り始めて、すぐにできるかなと不安になりました。
昨日、やっと伐り終わりました。
約2週間かけて(実働11日間)伐り終わりました。
期間が長いのか、短いのかよくわかりません。


風景が変わります。
切る前の風景を知っている人は、驚きです。
切った後の写真と見上げた写真です。





こんなことをやってみたいなと言う人へのアドバイスです。
無償でやることを勧めます。
お金をいただくと、時間に制限が出て、仕上がりに責任が伴います。
どこかで、「なぜ自分が」となり、根気が続きません。
無償となると、一種の挑戦に変わります。
自分は、どこまでできるかなと楽しむことです。
もちろん、地域の方は喜んでくださいました。
もう、森になってもしかたがないとあきらめておられました。

私、U-ターン組と村の人が、素敵な景色を見たい。
動機は、それだけです。

2023年2月27日
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年寄りこそ頑張れ

2023-02-26 06:35:55 | よもやま話

テレビで通販の宣伝を視ます。
高血圧、メタボ、関節痛、視力減退、内臓疾患、性欲減退とネガティブな症状で脅かされます。
どれも当てはまるかかすっています。
即効薬のごとく、宣伝に乗って試してみたい。
果たしてそれで良いのでしょうか。

今日のタイトルは、「年寄りこそ頑張れ」です。

長老(86歳)がハウスのビニールを川岸で張っていて、川底へ落ち骨を折りました。
農業用自動車(小型特殊車両)というものがあって、
曲がり角から崖を一回転して落ち、夫婦で入院しました。
2か月後、ビニールハウスでジャガイモを作っていました。
不死身です。
子供からは、農業中止要請が出ています。
「やめたら、すぐにでも、お前たちが私達の面倒をみるのだよ」と黙らし、
今でも村一軒の専業農家を続けています。

定年後の人生は、現役で働いていた年数と同じです。
歳を重ねるごとに、昔のように動けたらとできることをなんとか続けます。
できることは、身体の不調と共に少なくなっていきます。
定年後も再雇用で働くことを選択する。
手に職があれば、動けなくなるまで働ける。
そうして、残った機能をフル活用です。
果たしてそれで良いのでしょうか。

江田島湾が見えないからという理由で、耕作放棄地の雑木を伐っています。
ここまでと思いながら、とうとう7段の田んぼの雑木を伐り、草を刈りました。
先輩たちが諦めて、新参者にも到底できない代物でした。
やらせて欲しいと宣言したからには、やめるわけにはいきませんでした。
大いなる、馬鹿げた挑戦です。
終わってみれば、「昔からこうだった」と思えるから不思議です。

切った木を木柵にし、束(自由にどうぞお持ちください)にすることまで考えています。
途方もない作業量です。
熊野古道は17年の歳月をかけて、見えて来たのです。
今も、誰かが通っています。
できるかな。
できるとも。

2023年2月26日
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スーパーマンはいない

2023-02-24 00:09:16 | よもやま話

今日のタイトルは、「スーパーマンはいない」です。
やっと目標の田んぼ7枚の雑木伐りが、あと2日で終わりそうです。
月の1/3の日数で、対処することになります。

太い木の倒す方向を定め、ロープで引きながら切り倒す。
野ばらと葛が共に寄り添う木を倒し、野ばらの棘を切り刻む。
木の成長とともに、猪除けの柵(鉄製)が幹に組み込まれ引き倒される。
チェーンソーの刃が金網に当たり、また研ぐことになる。
切った木を乗り越えながらの障害物歩行で、普段使わない腿の筋肉がパンパンです。

切り倒した木の貰い手を探す。
30cm長以下に切りそろえ束にする。
ホームセンターでは、1束1000円近くする。
罐(かま)炊き湯沸かしボイラを使う友人に、試供品を持参し打診した。
罐炊き担当の奥様が、10束引き取ってくれる。
田んぼ脇に、木の束を積んで置き、「自由にお持ちください」と立札を建てる。
直径3-5cmx3m長の木を棚に並べる。
柑橘類やオリーブの添え木になるでしょう。
ここまでやれるか心配です。

杭を打ち、猪除けの木柵を張り巡らす。
さながら、牧場の柵のようにする。
マキタのインパクトレンチを買おう。
これからは草を刈ってねと、田んぼの持ち主の名前入りの看板を木柵に吊るす。
さらに、難関です。

近所の先輩女性が、「ここも刈って欲しい」と独り言をいう。
聞こえないふりをして遠ざかる。
息子にも頼めないことをつぶやかないで。
部落中の耕作放棄地をやっつけることは不可能です。

樵のスーパーマンはいないのです。
来週からは、自分の畑の雑木伐りです。
戦いは続く。

2023年2月24日
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おばあちゃんばっかり

2023-02-23 07:12:09 | よもやま話

妻出かけ 枕をそっと 尻に敷く
(どこかの川柳にありました)

今日のタイトルは、「おばあちゃんばっかり」です。
雑木を伐っていると、百年体操(週に一回地区で体操)に行く途中だと、
田んぼの持ち主が訪ねて来た。
奥さんは?と聞くと、孫のところへ行ったとのこと。
少し寂しそうである。

大助・花子の漫才で、
はよ、しゃべりーな。
急なふりに、大助うむむ。
なあ、お客さん。私だけがしゃべって働いてるんですよ。
大助にしゃべらせない、花子の軽妙トークが続く。

こんな夫婦がいるんです。
帰ってきた田んぼの持ち主の奥様が、大名巻きずしを土産に来られた。
東北にはない、具だくさんの美味しい巻きずしだと私達が讃えたばかりに。
夕飯が省けたと妻が喜んだ。

おばあちゃんばっかり言って、爺ちゃんと言ってくれないとぼやく。
お盆玉(お年玉の夏バージョン)なるものがあるのを知ってるかとご主人に質問した。
木が無くなった跡に何を植えようかとご主人の話が飛ぶ。
この人は、蜜柑やナンヤ植えるけど、枯らして実を食べたことがない。
と奥さん。
いやいや、ヤギを飼ったらと私が提案する。
木の株を縫って草を刈らなくても済みますよと妻が続く。
賛成しそうな奥様に、田んぼの持ち主の「名札」を付けますと私がさらに提案する。
草を刈らないわけにいかないですよね。
奥様は微笑む。

そんなやりとりを楽しんで散会した。

2023年2月23日
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