故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

大人のおもちゃ

2021-08-30 08:20:52 | よもやま話

人の心には蓋はできない。
この子の似顔絵は、20枚挑戦した。
納得できるものができないまま、数枚の似顔絵を渡した。
そのうちの一枚である。
この娘の眼は男の子で、口元は優しい。
アンバランスが同居している。
素直に、この子に「できなかった」と謝った。
「気持ちは伝わりました」と返事が来た。
挑戦するか迷っている私に、この娘はなんというだろうか。


今日のタイトル「大人のおもちゃ」には、大いに興味がある。
残念ながら、今日はそちらではなく、空き家の改造について書くことになる。

新居には、納屋が付いている。
2001年の芸予地震にも耐えた納屋である。
芸予地震は、1905年にもあり、三回目は約80年後が予想される。
芸予地震(2001年)の当地の震度は、5強であった。
納屋は耐えている。
かつては、住んでいた形跡さえある。
納屋の大きさは、建築面積で12畳ある。
12畳の屋根裏と8畳の地下室(芋室)がある。
総床面積32畳(約50m2)もある。

大工さんに頼んで、一階部分のフローリング工事だけをお願いすると仮定する。
新築で60万円/坪としたら、安く見積もっても30万円/坪x6坪(12畳)となり、
トイレと流しをつけたら改造費250万円はかかりそうである。

母屋の下水工事、痛んだ個所の手直し、電気工事となると100万円は覚悟しなければならない。
これは、必然的な工事であり、納屋の改造まではできないことが予想される。

ここからは、妄想である。
基礎工事をし、地下室(4畳半)を造り、一階部分のフローリング(床工事、天井・壁の内装工事)と
内部配管工事、電気配線工事と換気(地下室と1階)・空調工事をする。
屋根の塗装工事(錆落としと再塗装)をする。
トイレをつけて、流しを付ける。
地下室と屋根裏に通ずる階段工事もする。
一階部分には、床暖房(断熱)もしたい。

私には時間がある。
良き(面白がる)パートナーもいる。
納屋の改造が、「大人のおもちゃ」になりうるか妄想中である。
道具をそろえ、資材を購入し、手間(約3年)を賭ける勇気が私にあるだろうか。
平均年齢80歳近い地域である。
憩いの場になるだろうか。
きっと改造するより、空き家を購入した方が早くて手っ取り早いと言える。
あーあ、妄想はタダとは言えしんどいな。

2021年8月30日
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魚釣り

2021-08-26 10:25:12 | よもやま話

絵のタイトルは、「まっすぐ見てね」です。
情報過多のこの頃です。
感じたままでいいんだよ。


故郷の 山河荒れるも 海昔

今日のタイトルは、「魚釣り」です。
小さい頃、ギザミ針を10円で買った。
おばさんが、新聞紙で作った袋に5本入れてくれた。
重りは、がん潰しか小石であった。
竿は、山で適当な笹竹を伐ったものを使った。
なぜか、テグスは持っていた。
岸壁から垂らすだけのハゼ釣りだった。

今回は、リールもついたセット品を買った。
どこで何が釣れるか知っている。
どこが砂地で、岩場か熟知している。
しょうま(海水が入り、真水が出て行く沼のような池)の出口で試す。
草ふぐばかり寄ってきて、釣れそうもない。
昔、煉瓦を焼いていた。
出荷場の長波止は、波に洗われ崩れてもう無かった。
川から突き出た砂地は、さらに高くなっていた。
満潮に向かい上げ潮である。
餌のごかいを付けて、砂地を目指し投げ入れる。
試しのつもりの釣りである。
数分して巻き上げる。
2本の針の両方にきすごが付いている。
当たりは一度も分からず、魚は針ごと飲み込んでいた。
一時間で、きすごばかり10尾あげた。
中には、25cm級も混じった。

妻から用事が終わったと電話があり、連れにいく。
私が投げ入れ、妻が巻く。
満潮になり潮は止まったが、妻は2尾を追加した。

三枚におろし、フライにした。
同級生との飲み会の肴になった。
妻は、3尾釣ったと自慢する。

2級船舶免許取得の話になり、無償の船がもうすぐ何隻も出るよと聞く。
始めた人も歳をとり、次々とやめるらしい。
海鵜を見かけた。食欲旺盛なこの鳥は、稚魚をたらふく食べる。
年に一回、漁師が撃つらしい。
漁協の組合長は誰で、漁(捕った魚を売る)の許可は一万円弱で取得できる。
その許可証があれば、停泊もできるらしい。
趣味でやる釣りであるが、相談すべきところへは行こうと決める。

2021年8月26日
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春夏秋冬

2021-08-25 07:55:52 | よもやま話

絵のタイトルは、「アメおいしい」です。
炎天下の景観学習は、楽しくもあり暑くもあり。


大潮である。
今日は釣りに行く。
目指すポイントは、子どもの頃よく釣れた波止である。

今日のタイトルは、「春夏秋冬」です。
東北では、朝晩寒いくらいだった。
広島は、蒸し蒸しの日が続く。

昨日、早朝から移住先の家回りの草刈をした。
隣りの人が、「早いですね」と散歩に行かれた。
一時間後、シャツに汗をにじませて隣人が帰ってきた。
手にゴルフクラブ(アイアン)を持っている。
ゴルフの練習ですか。
いや、猪対策ですよ。
藪中の猪が、散歩途中の人間を見て威嚇するそうです。
これで、コンクリートなど硬いものを叩いて追っ払うんですよ。
そして、時々運動のため素振りをするそうです。

麦踏をすると、小さい頃聞いた。
東北の畑は、冬に凍結する。
表土が10cm凍り続ける畑もあれば、小春日和で霜柱が融ける畑もある。
冬越し野菜の玉葱もにんにくも春先に枯れた。
霜柱が根を浮かせるからであった。
麦踏は、こういうことだったのかと、マルチ(凍らせない、保湿)にした。

その人は、こういった。
蒲刈の近くの無人島で「イノブタ」を繁殖する商売をしていた人がいた。
破産して夜逃げした。
生き延び増えた猪は泳いで他の島へ移住した。そう聞いたとその人は言う。

負の遺産を抱えるのが嫌だと東京に住む人から家を買った。
確かに大変なところである。
近くの空き家をシェアハウスにして住む若者がいる。
人それぞれである。

東京に住む人は、田舎が嫌だと言う。
ここに住む人は、東京には住めないと言う。

どこでも生きられる。
どこにも面白いことがある。
それが判るのは何時のことか分からない。
判らないままでもいいか。

2021年8月25日
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1DKの効用

2021-08-24 03:57:28 | よもやま話

絵のタイトルは、「やっぱりと頑張るか」です。
この子に罪はない。
新たな発見をしながら、子は成長する。


期待した やっぱりかなと 移住先

初めて、三畳一間の部屋を借りた。
城持ちのような気持ちになった。
ダンボール5箱と布団一組を電車で運んだ。
手伝ってもらった友人にラーメンをご馳走して引っ越しは終わった。
板(30cmx90cm)を買ってきて、柱に取り付け机(折り畳み式)とした。
電気ポット(平底)で飯も炊いたし、カレーも作った。
それから、50年近く経った。

今日のタイトルは、「1DKの効用」です。
故郷にある妻の持ち家で暮らしている。
移住の前線基地とでも言おう。
布団をあげ、食卓を出しすべてが始まる。
洗濯も食卓の横に干す。
次の生活を始めるために、前の生活を片づける。
その度にゴミを拾い片づける。
浴槽の隣に便器があり、風呂に入るために身体を回しながら入室する。
ガーラマンションに暮らす女性が、ワイングラスを持って楽しそうに回るのと似ている。
テレビコマーシャルの音楽が脳の中で鳴りやまない。

移住先の家に入った。
水道開栓の依頼を水道局でする。
空き家情報では、「下水道完備」とあったのに、下水の使用実績がない。
市役所にクレーム(情報不備)をつけ、不動産屋さんがくれた契約書の「重要事項の説明」を確認した。
敷地横に下水マンホールは設置とある。
マンホールへ接続する私設配管は無しとなっている。
これだ。
水道局が来て開栓してくれて、水漏れがあると電話があった。
屋内配管のタップすべてを確認する。水漏れはない。
屋外の電気温水器を確認する。水漏れがあった。
温水器への入水管のタップを締める。漏れは止まった。

次に、電力会社に通電の依頼をする。
100Vと220Vのメーターが付いている。
メーター番号を伝える。
220Vの基本料金は高いぞと思いながら確認する。
電気温水器専用の220Vであり、夜間と休日料金の説明を受ける。
基本料金は1560円、従量料金は約18円/KWH。
さすが、安く設定している。
今日から使用で良いですかと電話の女性が確認する。
温水器に水漏れがあり、すぐには使わないと伝える。
女性が、220Vは電気温水器を使い始めてから通電契約としましょうと、とりなしてくれた。

妻の友人(フラダンスの先生)が、汗をかきかき訪ねて来た。
2軒隣の先生の家で、2時間ばかり話を聞いた。
妻の仕事ぶりが気に入っていたのか、妻を褒め上げる。
ついでに私にもOKをくれた。
ここで何をやるのかと妻に聞く。
パンを焼いて、時々食べてもらいたいと妻が話す。
一週間か二週間に一度、お宅(引っ越し先)に友達と集まりたいと決めていた。
「話していた人が来た」と近所のあいさつ回りに連れて行ってくれた。

我が家が引き取る畑も案内してくれた。
グーグルマップで確認して、広さは認識していた。
ありゃりゃ、油断したら転げ落ちんばかりの傾斜地(20m)である。
土留めをしてレモンを植えるかと妻と話す。
今朝、猪が罠にかかったとも聞いた。
二週間に一回か、月に一回はかかるらしい。
市役所から依頼を受けた業者の人がとどめを刺したのか、罠の周りに血が落ちていた。
罠が設置されている上の畑が我が家のもう一つの畑とのことだった。
一緒にやりましょう。と励まされた。

4畳半一間のような島の生活が始まる。
妻の実家にあった鍬と鎌を借り、ついでに草刈り機も借りることにした。
今日から新居の周りの草刈である。

2021年8月24日
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背徳心

2021-08-18 06:17:48 | よもやま話

絵のタイトルは、「クラス一の人気者」です。
私が勝手に想像しました。
そんな面構えです。


笑点で、奥さんへの「背徳心」(今日のタイトル)をお題としてやっていた。

歌丸さんの「女房の口紅を座薬と間違えて使った」は受けた。
木久扇さんの「子供がばかだった時、奥さんに申し訳ないと感じる」もキャラクター的に受けた。

妻の後ろを歩く妻の友人(私の初恋のきみ)の肩に手をやった。
夢のことである。
通学途中、フェリーの中で寝ていたら、ミニスカートの一団が入ってきた。
中には、同級生もいた。目のやり場に困った。
これまた、夢である。
次から次にこんな破廉恥な夢をみる。
妻に申し訳ないと感じる。

背徳とは、道徳にもとり背くこと。(広辞苑より)

空き家や耕作放棄地の草刈をする時、「なぜ俺が」と思う時がある。
誰もやらないから、草ぼうぼうなのである。
「移住者の私が手を出したら、おしまいよ」とうそぶくことにしている。
強がりとも言える。
地域のバランスを考えなくてよい(何をしてもよい自由)移住者の特権である。

やらかさなくても、妄想を集めたら絶対に閻魔大王の審査は「黒」である。
子供の時、バトンくらいの棒を投げて遊んでいた。
運悪く玄関のガラスを割ってしまった。
私は浅知恵で石をガラス戸の前に置いて、「下から飛んできた」と親父に弁解した。
今考えると、石は玄関内になければならない。
親父は、何も言わなかった。

私は弱い。
妄想くらい許してよ。
ガキ大将に勝つ夢も、
パワハラ上司の言動を集め小説の種にするくらい、発想転換の賜物である。
へちまやかぼちゃの雄花を見るとき、「お前もか」と空しくなる。
雌花(小さな実がついている)一つに雄花が10個のバランスである。

背徳は、死ぬまでの業である。

2021年8月18日



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