アパートの下の階に暮らすおばさんから依頼されました。
タイトル「松の剪定」です。
初めてでしたが、前よりすっきりして喜ばれました。
奥さんが美容院に行っても気づかない旦那さんが大勢います。
声だけ聞いて、表情を観察していないからでしょう。
東北にいたころは、庭で妻に散髪をしてもらっていました。
カフェのお客さんの中には、散髪屋さんが数軒おられました。
どこかに決めることができませんでした。
経済的にも厳しかったので、妻にお願いすることにしました。
今日のタイトルは、「散髪」です。
横浜では、年寄りだけが数人でやっている散髪屋に行きました。
眠い時は、終わったよと声がかかりました。
軽口も世間話も、同じ世代故気兼ねがありませんでした。
順繰りに空いてる人にやってもらい、髪型も説明する必要がありませんでした。
子供の時は、友人の家がやる散髪屋に行きました。
後ろのすね毛をそられるのがくすぐったくて、散髪は嫌いでした。
友人が継いだため、妻にも頼まず、今も40分かけて通っています。
彼は、情報通で、散髪をしてくれながら同級生や故郷の知らぬ話をしてくれます。
大学生のころは、きれいな娘さんが手伝う散髪屋に行きました。
恥ずかしいけど、盗み見しながら、心地よい時間は短かった。
あとの世代は、どのように散髪していたのか覚えていません。
海外出張のときは、空港で10分でカットだけしてもらいました。
知らない散髪屋に入ったら、目をつぶり話さないことが多かったように思います。
世間話が得意ではなかったからです。
夕飯後、私が夢中で話し始めると、妻は神妙に聞いてるようで眠っています。
月のうち10日ほどスケジュールが決まり、外出の機会は少なくなりました。
残る髪も白髪混じりであとわずかです。
少ないほど、散髪屋泣かせとも聞きました。
月末にある同窓会に間に合いました。
2024年3月13日