故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

散髪

2024-03-13 10:40:02 | よもやま話

アパートの下の階に暮らすおばさんから依頼されました。
タイトル「松の剪定」です。
初めてでしたが、前よりすっきりして喜ばれました。
奥さんが美容院に行っても気づかない旦那さんが大勢います。
声だけ聞いて、表情を観察していないからでしょう。


東北にいたころは、庭で妻に散髪をしてもらっていました。
カフェのお客さんの中には、散髪屋さんが数軒おられました。
どこかに決めることができませんでした。
経済的にも厳しかったので、妻にお願いすることにしました。

今日のタイトルは、「散髪」です。
横浜では、年寄りだけが数人でやっている散髪屋に行きました。
眠い時は、終わったよと声がかかりました。
軽口も世間話も、同じ世代故気兼ねがありませんでした。
順繰りに空いてる人にやってもらい、髪型も説明する必要がありませんでした。

子供の時は、友人の家がやる散髪屋に行きました。
後ろのすね毛をそられるのがくすぐったくて、散髪は嫌いでした。
友人が継いだため、妻にも頼まず、今も40分かけて通っています。
彼は、情報通で、散髪をしてくれながら同級生や故郷の知らぬ話をしてくれます。

大学生のころは、きれいな娘さんが手伝う散髪屋に行きました。
恥ずかしいけど、盗み見しながら、心地よい時間は短かった。

あとの世代は、どのように散髪していたのか覚えていません。
海外出張のときは、空港で10分でカットだけしてもらいました。
知らない散髪屋に入ったら、目をつぶり話さないことが多かったように思います。
世間話が得意ではなかったからです。
夕飯後、私が夢中で話し始めると、妻は神妙に聞いてるようで眠っています。

月のうち10日ほどスケジュールが決まり、外出の機会は少なくなりました。
残る髪も白髪混じりであとわずかです。
少ないほど、散髪屋泣かせとも聞きました。
月末にある同窓会に間に合いました。

2024年3月13日
コメント
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