故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

空き家

2023-07-31 15:42:35 | よもやま話

絵のタイトルは、「サービス精神」
機械メーカーの社長が、暇なときに創った大洲城です。
ステンレスの棒鋼だけで作っていました。


今日のタイトルは、「空き家」です。
2日間、実家の庭の草刈り・庭木の剪定をしました。
5時台に出て、6時過ぎから作業を始めました。
涼しいうちに片づけたい。
7時過ぎには照り返しが強くなり、どんどん気温は上がりました。
汗びっしょりになり、着替えること3回。
スポーツドリンクを飲み続け、4時間で終わることができました。

死んだままで放置した家でした。
2年ぶりに風を通しました。
黴臭くなかったのが救いでした。
網戸を張り直し、電気を入れて掃除から始めます。
残置されたものを捨てたり片づけたりします。
慌てることはない。
その後のことも心配しない。

東北に行き、5年間放置された空き家に住みました。
片づけに半年かかりました。
こんな家を紹介して、家賃を普通にとってひどいもんだと、空き家のすごさを思い知りました。

約80年間住んだ川崎市の空き家を義兄から息子が相続し、息子の代理人として解体しました。
義兄の後見人を8年間し、5年かけて相続し、最後には古家を解体し地主に返しました。
義兄は透析が必要な人でした。
収入も少なく、毎週食料を運び、入院ごとに保証人になりました。
地主は足元をみて、地代算定の1/4で交渉してきました。
5年間塩漬けにしました。
管理と経費が掛かりました。

帰郷し、空き家と耕作放棄地と山林を買いました。
買い手がつくと条件が増えて、耕作放棄地、山林と保安林も一緒でないと空き家を売らない。
大工さんに修理をしてもらい、耕作放棄地を自分たちで元通りにするのに2年かかりました。
13年間、働きながら続けてきた「空き家」との関わりです。

実家の片づけに、今後何年かかるかわかりません。
相続の問題が解決していません。
妻の友人は、姉妹とも嫁ぎ、実家と畑を無償で住みたい人に譲りました。
都会に出た人は、耕作放棄地と空き家の庭の片づけを誰かに依頼します。
少しの金額でも売りたいと空き家情報を市役所のホームページに載せますが、成約は限られています。

空き家があれば、宅地にかかる固定資産税は減額措置を受けました。
相続放棄したいが不可能です。
税金を物納したいと申し出ても国家は受け取ってくれません。
立派な空き家は、朽ちるのに100年かかります。
全国に空き家の数が860万軒(平成30年調査、全戸数の13.6%)あると聞きました。

次の世代に残せない。
自分たちの代にできることをやる。
あとは、任せるしかありません。

2023年7月31日
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どこまでがきれい

2023-07-30 00:11:11 | よもやま話

絵のタイトルは、「洗い清めて」です。
彼女と初めてのデートで国分寺跡の湧水を訪ねた。
水はきれいに決まっている。


今日のタイトルは、「どこまでがきれい」です。
都下昭島に住んでいるころのことです。
夏が盛りになるにつれ、水道水のカルキ臭が気になり始めました。
市内に住む同僚に確認しました。
彼のうちでは、臭いはしない、美味しいよと言われました。
我が家は浄水場に近く、彼のうちは街はずれでした。

多摩川上流にコーヒー用の湧水を取りに行っていました。
途中にあるキャンプ場はごみが散乱していました。
ここはだめだと、さらに上流に行きポリタンクに取水しました。
ある日、さらに上はどうなってるのと、車で林道を上がりました。
ぽつんとテントが一張り川沿いに見えました。
それ以来、コーヒーの水は水道水にしました。

島の水は、日中はお湯です。
皆が使いだす夕方になり、やっと普通の水温になります。
海辺の衆は、山水を山の衆から分けてもらえませんでした。
海辺の友達のうちに遊びに行き、飲料用の井戸水を飲みました。
塩味(えんみ)が残っていました。

青年海外協力隊に参加した先輩に聞きました。
東南アジアの村では、水瓶(みずがめ)を一回たたいてから柄杓で掬うと聞きました。
ぼうふらがびっくりして沈んだところを取水するそうです。

かみさんが料理をする。
異物を舌で感じて取り出します。
それで、なんでもない。

汚いものが見えなくなりました。
悪口以外は聞こえなくなりました。
左を見て、右を見て、もう一度左は視ません。
「どっちが早いかの」と老人が島の道を渡ります。
間に合わないときは、睨んで車を止められます。
歩く時もけっして後ろは確認しません。
方向指示器なしでギュンと枯葉マークが曲がります。
皆がわかっています。

やーれ、馬鹿が蜜柑の苗をまた植えたと
80歳のばあさんが、90過ぎの爺さんをなじります。
夫婦喧嘩は、近所に筒抜けです。
近所が100m先だから、気になりません。

どこまでがきれい。
それは、生きてるものが判断する。

2023年7月30日
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成功体験不要論

2023-07-29 06:22:13 | よもやま話

絵のタイトルは、「がむしゃら」です。
お父さんも、おじいちゃんもこんな顔をしている。
この子はクラスでもリーダー的存在だろうと、描いていて思いました。
親はゲームばかりする子供が理解できません。
e-スポーツのチャンピオンになり、ゲーム作成で名を馳せたら、叱っていた親は拍手喝采です。

さらに、スマートフォンの使い方を親が子供に教えてもらったりします。
ばあちゃんは、孫に「なんぼ握らしたら」買い物に連れて行ってくれるかと思案します。
ゲームばかりして怒っていたころには、想像もできませんでした。
付け加えると、片づけなさいと子供が親に注意する。
いうことを聴かない親に、子供は悩み始めます。
あーあ。


網戸を洗っていて、がっかりしたことがある。
ホースの先にシャワーをつけて、網戸の汚れを洗い流そうとした。
緑の草の端切れが、次から次に網目に付着する。
シャワーヘッドの中で発生した藻が細かくちぎれ、噴射する水に混ざっていました。

今日のタイトルは、「成功体験不要論」です。
シャワーヘッドは、分解できないタイプでした。
新しく分解可能なシャワーヘッドを購入し、二つ(新旧)を乾燥しながら使うことにしました。

NHKの朝ドラ「らんまん」を見ていて感じることがありました。
主人公は、好きなこと(植物学に通ず)をしています。
傍からは、努力の塊のように見えますが、主人公にとっては単なる「好きなこと」の延長線です。

成功とは、
・目的を達成すること。事業などをなしとげること。
・転じて、地位や富を得ること。
・事業を成就した功績。
(広辞苑)

新しいタイプの成功者は、らんまん型の人が多いと言われる。
旧タイプの成功者は、続く若者に「努力しろ、今は我慢しろ」と言ってきた。

らんまんに登場する教授は、成功者にならんともがく。
その先にあるのは、「地位や富」であり、時代に名を刻むこと。
対極にある主人公は、理解できない代物で排除しようとする。
そんな生き方(競争に勝つ)を教えられてきました。

シャワーヘッドに巣食った藻(出世欲)に気づかぬもの同士の葛藤ドラマです。
私は転職を繰り返しました。
どの会社にも、「藻」を見ました。
今は草刈りに精を出し、暮らしに一生懸命です。
なにもかもうまくいきません。
過去の成功体験は役に立ちません。

成功は、続かぬものです。
忙しくて、永遠でないもの(過去の成功体験)を語る余裕がない。
今日も挑戦は続く。

2023年7月29日
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網戸洗い

2023-07-28 18:16:57 | よもやま話

絵のタイトルは、「帰って一杯やっか」です。
金太郎が、南足柄市にある橋の欄干の上を歩いていました。


今日のタイトルは、「網戸洗い」です。
すべての解説者が最下位に押したカープが頑張っています。
いつ解任されるだろうと心配された、新井監督のインタビューが連日新鮮です。
昨日もカープの応援に行ってきました。
草刈りのお礼でいただいたバックネット裏のボックス席です。
勝利を確認し、島への道を急ぎ昨日のうちに帰ることができました。

駐車場に車を止めて、球場までの行きかえりで汗びっしょりになり、着替えます。
広島は、連日37℃越えです。
日向は、さらに5℃アップを覚悟しなければなりません。
昼間はクーラーをつけても、寝るときには切ります。
夜中は、山風を期待するばかりです。

家中の窓を網戸にして寝ます。
防犯のことは言っておられないのです。
昼間の海風も、夜の山風も入って来ない。
網戸の目詰まりです。
意を決して、昼間に外で網戸を洗いました。
合計10枚を井戸水で洗いました。
窓が多いのは、家中明るくてよいことです。
ついでに、網戸の網も修復しました。

妻は、松の剪定を始めました。
昨日が遅かったから、今日は草刈りをやめて休もうね。
休むことができない二人です。

東北から桃(あかつき)が届きました。
我が家では食べきれないので、近所に配りました。
「去年もいただいた」とよく覚えておられます。
今日の夜は、山風が期待通り届いてくれることでしょう。

2023年7月28日
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気にしない、気にしない

2023-07-27 06:22:39 | よもやま話

絵のタイトルは、「笑う門には福来る」です。
孫娘がかわいく微笑んでくれました。


今日のタイトルは、「気にしない、気にしない」です。
インスタグラムの操作時間が短くなり、記事修正ができなくなりました。
いわゆる「インスタ映え」機能が低下しました。
読者を増やそうと、行き過ぎや嘘の記事にエスカレートするのを防ぐ狙いです。

人のうわさも75日と言われます。
今日のこと、明日のことが気になる私です。
今週は、読者数の伸びが良いと連日張り切って記事をアップしていました。
気になるあまり、毎日10回くらいはアクセス状態を覗きに行きます。
つまり、自身のブログの読者数を伸ばしているのです。
バカみたいな行為です。

冷や水をかけられる。
読者は気ままです。
覗くのをやめたら、一気に下がりました。

強く主張することをためらいます。
「大丈夫です」と婉曲的に拒否される世の中です。
「不要(いらない)」と言えと思っています。

自分に夢中で、他人などのことは気にしていないのが実情です。
わかっていながら、他人の様子や言動が気になります。

美しい人は損をする。
外見だけで判断される。
そして、やきもちの裏返しで意地悪をされる。
美人の三原則は、
「夜目遠目傘のうち(よめとおめかさのうち」です。
バックシャンで痛い目にあったことは誰にもあるはずです。
結婚はゴールではない、発見と妥協の始まりです。

美人は三日で飽き、ぶすは三日で慣れる。
去る者は追わず来る者は拒まず。
どんな人生訓を聴いたとしても、
いちゃりばちょーでー(袖触れ合うも他生の縁)です。

どっちが先かわからぬ夫婦です。
病気から回復しても、「このまま家に帰ってもよいのかな」と要らぬ心配をする「お年頃」です。
なーに、どう生きたって批評されるのです。
人の噂で死ぬことはありません。
堂々と、あなたの前のへちゃむくえれを大切にしようではありませんか。
替えがきかないとあきらめる前に、自分が変われば(逆さになるとか)見える景色が変わるものです。
歯がボロボロと抜け落ちてもよいから、「あなたは美しい、気立てが良い、もったいないくらいの女です」
といわっしゃい。
あとはキスをするなり、勝手にやってください。
だから、「気にしない、気にしない」です。
煩悩と縁が入り混じる。
面白、可笑しく生きようではありませんか。

胃がん検診でバリューㇺを飲みました。
出なくても、出ても、冷や汗がにじみ出るほど、腰をくねらせるほど、緊急と安堵の繰り返しです。

2023年7月27日
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