①「芋ほり」をしていた時だった。
「エエ芋 ようけ ついちょるのー」との方言に、思わず作業の手を止め声のする方に振り向いた。
歩道をみると、知らない70代後半ぐらいの「おばあちゃん」だった。
自分:「イヤー それほどでも・・・」と曖昧な答え方をした。
見知らぬおばあちゃん:「この芋、植えるの早かったものなあ。やっぱり、早よ植えなアカンなあ」と返ってきた。
エー、見知らぬ人なのに、いつも我が家の畑を見てるんやと気づきビックリ。そこから、見知らぬ人との会話が始まった。
②「芋ほり」を休憩している時だった。畑へ出かける途中だという「近所の農家のおばちゃん」が声をかけてきた。
農家のおばちゃん:「大きい芋やなあ」
自分:「お盆に掘らなアカンのやけど、暑かったんでサボったんや。大きくなり過ぎて掘るのが大変や」
自分:「今日、旦那は?」と聞くと
農家のおばちゃん:「畑ばっかりと違うて好きなこともさせてやらなアカンので、パチンコに行かしたんや」
自分:「ようできた奥さんやなあ」
一緒に缶コーヒーを飲みながら、井戸端談義。
③「急に、これから薬剤散布することにした」のでと、隣地でミカンを作ってる「おじいちゃん」が声をかけにきた時のこと。
農家のおじいちゃん:「後で植えた芋苗、葉が黄色くなったりしてるけど、どうしたん?」と聞いてきた。
自分:「7月末に苗を植えたんで日除けネットしてあったけど、盆前に台風が来たので外したんや。台風が去った後、カンカン照りやったんで日除けネット作業する気が失せたんや。散水も放置したし。そやからや。二番苗で植えた芋、今年はアカン」
農家のおじいちゃん:「そうやったんか。家内と、なぜやろなあと言うてたんや」
「さつま芋畑」が、人と人を繋いでくれていると感じた。
<これくら連なっていると、掘るのも楽しいんだが・・・>
<珍しい芋:2つが縦に繋がっていた。>