感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

立場、立場での役割とそれ等の歯車を揃える理念

2013-02-23 19:44:18 | その他
今週はとにかく現場作業以外の仕事が続き、改めて大工以外の事をしてみると、建築という壮大な事業の中に携わる人たち、その其々に各々の事情があることがわかります。

「営業が無理を言う」とぼやく現場監督。

「現場監督が無茶をいう」と嘆く職人。

工期が短いので人手を増やしたいが「人件費がないので無理」だという経理。

それでも現場が回らないとの現場からの要請に人手確保に四苦八苦する人事。

営業は営業でお客さんの夢を形にすべく希望を聞き入れてあげたいと願う筈。

営業は営業の事情が現場監督には現場監督の事情があり、もちろん職人は職人の事情、経理は経理の人事は人事の其々に各々の事情があるのです。

それでも、それらをひとりで一週間のうちに代わり替わり何度も掛け持つと、とにかく精神的に疲れます。

そんな週末の土曜日は少し落ち着いた雰囲気で仕事ができた事が救い。

大工さんたちは倉敷市船穂のお客さん宅へ床のフローリングの貼替えにでかけ、12帖ほどの部屋ですが家具なども置いてあるので三人の大工さんたちで作業に取り組んでくれている様子。

私は本日の午後より提出予定の総社市での住宅改修工事の見積書をまとめ、設備器具などのプレゼンボードを揃えます。

そんな中、先日提出した岡山市での住宅改築計画のある物件が予算オーバーとの事で減額提案の図面が送られてきました。

早々に協力業者さんなどに配布して提案された図面を元に機器や建材などの見直しをしてもらう手はずを整えておきます。

午後からは総社市のお客さんの元を訪れ、見積書の提出をさせていただいたのですが・・・

前回の現地調査から色々と計画が変わったようで、前回は離れ棟の改修でしたが、今回はその離れ棟に隣接している長屋建ての倉庫も取り入れたプランを作成して欲しいとの依頼。

先ずは間取りの希望を聞かせてもらい会社に戻りラフプランを書いてみました。

来週の業務を想定すればCADソフトを使って図面作成までは時間がかかりすぎる様なので、こちらはお世話になっている設計事務所さんにて正書したプラン図を作成してもらわなくては。

夕方、いつもより少し遅い時間には大工さんたちも現場から戻ってきて無事に今日の作業が完了したとの報告を受けました。

一日ではちょっと厳しい作業内容ではあったようですが、期待に答えてくれた大工さんたちには感謝です。

写真は同現場で次回、工事を予定している屋外の木塀の改修工事に使う材木を加工し木材の保護を兼ねた塗料を2回塗りした所で乾燥させている所。

見た目にも綺麗ですし、防腐効果もあるので屋外で使用する木材には欠かせない保護塗装の工程ですね。

さて、今夜は少し早めに事務仕事を切り上げて、今後の課題を改善すべく知人の所へ相談へ行ってみようかと・・・

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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