Broken Flowers …戯れ言・繰り言・かあるくかるく…

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20170730(日)…京都高尾

2017年07月30日 | 2017



そうだ、京都、行こう。
新幹線に乗って京都へ。









京都駅に着いてから、どこへ行こうか考えた。
駅北側のバス乗り場に行く。
バス乗り場でガイドをしてくださっている名物お爺さんに伺って高尾に向かうことにした。








京都市右京区梅ケ畑の地名。愛宕(あたご)山の東方、清滝川の中流右岸に臨む。
高雄山があり、清滝川の渓谷美で知られ、古来紅葉の名所。神護寺がある。
栂尾(とがのお)・槇尾(まきのお)とともに三尾(さんび)という。

目的は神護寺。
神護寺って、源頼朝の肖像画があるってとこ。
近くに、鳥獣戯画で有名な高山寺もあるみたい。
ガイドのお爺さんによれば、京都駅から30分に1本のバスが出ているらしく
往復900円ほどで行けるらしいから。











バス乗り場で切符をかって、JRバスに揺られて、小一時間。
目的の栂尾に着く。
大きな駐車場に、寂れた感じの土産物屋さん、昔は旺盛を極めたんだ感満載。






裏参道を登り寺に着く。
高山寺だ。








清水寺なんぞに比べたら、人はいないに等しい。
ゆっくりと見て回れる。
残念なのは、俺の勉強不足もあって、見て回るものがない。汗。










国宝の石水院という建物も、そう有り難みを感じる部分もなく(←全ては俺の勉強不足)
陳列されているガラスケース越しの「鳥獣戯画の複製」も、日に焼けているような感じ。
















本物は、どこの保管されているんだろう。
リーフレットによれば、たいそう寺宝が多いようだから、どこかに秘密の宝物館でもあるんだろうか。






日本最初の茶園というのがあった。
茶園の周りは大きな杉の木が生い茂り、茶園はなんとなく薄暗い感じ。(今日の天気も影響してか。)












境内は、広い。
癒やされる。
朝の気配がまだ残ってる。
緑っていいねぇ。








高山寺を出たところで、既に11時を回っていましたんで
早めのお昼。
目についたお店に、俺にしては珍しく勇気を出して飛び込んでみた。









眼下に川を眺めるお洒落なそば屋さん。









瓦そばを昼飯に。
名物なんだろうか…。
熱く焼けた瓦の上に、蕎麦と牛肉とネギ。








ビールと一緒にいただきました。
うまかった。

次々とお客さんが入ってくるところを見ると
人気のお店なのかもしれません。

飯を食って人心地ついたら、次のお寺にGO。








次に槙尾の西明寺。
正直、何もこのお寺について知らない。











紅葉の見事なところらしい。(三尾とも紅葉の名所なんだけど)
寺の前の川では、BBQや川遊びに興じる人たちがたくさんいた。
なるほどねぇ。こういうところなんだなあ。







神護寺。
階段が続く。
きっつい参道。
ビールを飲んだせいか
汗がでまくり。
まるでバケツの水をかぶったようにひどい状態。
神護寺の参道は、本気かよこれと思えるくらいの階段が続く。














熱中症になりそう。
やばいわ。
途中、途中で休みながら、歩を進める。








参拝料を納めて境内に入る。
寺内は平地でひとあんしん。
500mlのペットボトル、リュックに入れてきて良かった。

特にご開帳をやっている時期でもないので
単に寺内をうろつく程度。
でも大満足。
和気清麻呂の御聖廟があるんだ。
うんうん。

かわらけ…げ。
ATOKでかわらけと打って変換すると「土器」って出てくる。
そうか、かわらけって土器のことなんだ。















かわら‐け かはら‥ 【土器】
〘名〙 (食器として用いる瓦笥(かわらけ)の意)
① 釉(うわぐすり)をかけないで焼いた陶器。素焼きの陶器。
古くは食器として用いたが、のち、行灯(あんどん)の油ざらなどに用いられた。
▷ 延喜式(927)四
「九月神甞祭〈略〉土器(かわらけ)四千五百口」
▷ 枕(10C終)一三二
「聰明(そうめ)とて、上にも宮にも、あやしきもののかたなど、かはらけに盛りてまゐらす」
② 素焼きの杯。酒を飲む器。
▷ 伊勢物語(10C前)六〇
「女あるじにかはらけとらせよ。さらずは飲まじ」
▷ 源氏(1001‐14頃)賢木
「中将、御かはらけまゐり給ふ」
③ (杯を、人にすすめたり、人から受けたりするところから) 酒盛り。酒宴。
▷ 宇津保(970‐999頃)祭の使
「御かはらけ始まり、御箸下りぬる程に」
④ 女性が年ごろになっても、陰部に毛がはえないのをいう俗語。また、その女性。
▷ 俳諧・鷹筑波(1638)一
「けのなひ物をかはらけといふ その比(ころ)はうねめの年や十二三〈不竹〉」

【ATOKの漢字辞書土器「日本国語大辞典・精選版」から。】


首に巻いたタオルを絞れるくらい汗をかきまくり。
ティシャツも汗を吸いきれず、もうびしゃびしゃ。









さあ、京都駅までバスで帰ります。
でもね、帰りのバスの中、汗だくの格好だったんで
満員になっちまったら
他のお客さんに迷惑をかけるなあと気にしてたんですが
存外、空いたまんま京都駅に到着したんでラッキーでした。








宿はいつものホテル。
祇園祭の頃は、一泊22,000円。
今晩は6,100円。
ホテルの値段って、差がすごいねぇ。








ホテルの部屋で一杯飲んで少し休んで
ホテルの1階のレストランで再度〆の食事です。
まだ10時前だと言うのに、客は俺だけ…。











それではおやすみなさいませ。











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