高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

脱原発社会へのパラダイムシフト

2014-02-11 17:38:30 | 震災支援・脱原発・環境問題

福島原発事故処理で働いていた方の話しです。 この方が使っている映像は、働いていた2012年の末位のようです。 現場の事故処理のほんの一部の実態です。 http://8bitnews.org/?p=1259

つい先日も、東電が放射能数値の補正をしていなくて、実は1/10だったなんて、発表した。これまでの発表数字も見直すそうだ・・・。  補正していなかったことなどずっと前からわかっていたのでしょう。いつもタイミングを図って発表するのは、発災以来の常套手段・・・・。

福一原発の今は本当に報道されなくなった。景気を期待したオリンピックムードがず~っと続く。 原発事故、放射能漏れなどの不安材料は、ますます報道規制がかかるでしょう・・・。 しかし、漏れてくる情報では、今も過酷事故状態のままでしょう・・・・。 国民はあまりにも鈍感になり過ぎている。
 
高線度の放射線は放出され続ける。除染してなくなるのではない。溜まるのである。秘密保護法も通り、原発輸出営業を総理が先頭に立ち、さらにはオリンピックが国益となり、土建ラッシュが始まる。原発事故収束は先行きも見えない状況下で、国は・・・、相変わらず経済、経済と念仏のように先導し、「事故を教訓に金儲けしよう」と原発を基本エネルギーと据え直して、突き進む日本。
 
都会の人達にこの現実を知り理解してもらわないことには、ホントに日本はダメになると思う。原発の恐ろしさと事故処理にかかる天井知らずのコスト負担に、多くの国民が気がついたときが、終わりかも知れない。
 
しかし、国民の少なくも20%は、「こと原発問題によって日本は危機的状況にある、崖っぷちに立っている」と肌身で感じていると思う。
一方、同じく20%が経済至上主義だ。原発も推進したい。 経済成長を続けたいと邁進するグローバリスト・新自由主義の方々だ。 この方々も経済の側面からの崖っぷち感があるのだろう。そして、東京都知事選挙、先の衆議院選挙を見てもすでに国民の半数50%の方々は、「選挙で応援したい人がいない」「どうでもいいか、なるようになれ」の無関心な方々だ。
 
つまり、本当の浮動票は10%前後しかないと思う。 この10%のうち、5%の国民が原発事故の深刻さ感じ動けば、パラダイムシフトは起こると、私は思う。

いい意味での啓発活動・運動が必要ではないか。
 
ポストグローバリズム、ローカルの価値を見直し、実践しよう・・と。

しかし、本当の大問題は・・・、事故現場の作業員は間違いなく激減することかもしれない。
政府も、東電も 作業員が激減してくる事態に危機感はない。
ましてや、オリンピック景気を煽り、作業員、作業技術者は 東京に流れる・・・・
放射能が高すぎて、海側に防波堤を作る工事すら始まっていない・・・。
 
原発事故処理問題は、国家的重大課題だと思う。 チェルノブイリ事故は旧ソ連時代の国家体制下であったから、一応の放射能の封じ込めができた。 今回の福島事故は、地震も津波もある地域で、社会主義でなく資本主義社会で起こった過酷事故だ。旧ソ連のように強引な放射能封じ込めはできない。 ましてや使用済み放射性燃料もある。
 
 おっかしいでしょ!! なんら原発事故処理は、見通しさえ立っていないのに・・・・
 
東京の発展だけの日本なんて・・おっかしいでしょ・・。東京の人、都会の人・・・。 
あたしは、ホントにそう思うよ。
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