針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

野良仕事の合間に。

2022-05-31 08:16:44 | 立科・信州の話。

合間をぬって、木瓜の花壇の名札の防水のニス塗をしました、実は何回も挑戦しているんですが、柔い木製なのかすぐに分解してしまいます。

普通のニスでも木に染み込んで、ある程度長持ちすると思っていたんですが、なかなか思うように持ちません。で、ネットで調べて屋外用の防水性の良いのを見つけたので再度チャレンジです。

          

よく見ないと分かりませんが立板の処にホッチキスで何個所か留めてあります。こうしないと合板の合わせ目から水が入って、すぐに分解してしまうからです。

          

これがダメならプラスチックで同型の物を作るか、硬化剤入りのクリアーをコンプレッサーでガン吹きするしかありませんね。

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イコライザーの修理

2022-05-28 19:52:40 | ギタ-・ロックの話

このイコライザー(って言うんだっけ)アマゾンで中古で買ったのだがその時から赤いパイロットランプが切れていて点かなかった。(ボディーにイコライザーって書いてあるじゃん。

で、ならばと、ダイオードを購入して交換したのだが、何とも「間の抜けた光り方」だった。フットスイッチなので立って見てみると切り替わったのが分からない。最初から「高輝度」の物を買えば良かったんですが、こういう知識が無かったもんだったので、結果失敗してしまいましたね。

  
            上の写真、左が点灯した処、右は消灯。

何とも「寝と呆けた輝き」だね。再度「高輝度」タイプのを購入する事になった。価格も大したこと無く安いしねで。

  

で、改めて、交換したのがこれ!。右が点いた物だが、立った位置で見てもはっきりしています。

何事も「適度」というものがありますね。これで、快適に演奏出来るというもんです。

 

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山の土質改善 その2

2022-05-27 19:42:14 | 立科・信州の話。

 山の庭の土質改善をするわけですけど、いざやるとなると、なかなか大変です。植えた木瓜の周りには雑草が結構しぶとく生えていますので最初からスコップやシャベルでも立ち向かっても、すぐにめげてしまいますね。

                               

 で、考えたのがまず、草刈り機で木瓜の周りを耕します。耕すと言うのは、笹を刈る要領で刃を斜めに土中に入れて根切りする感じで土を起こして行きます。
 苗の周りを手鍬で柔らかくします。

              
                      手鍬

 次に、鍬で周りを耕しながら、苦土石灰を客土します。此処まで来るとそこそこ、混じって来ますね。この後下のガーデンバー(って言うんだってさ)で、「グサッ」と地面を差して次の追肥機で肥料を施します。地面がそこそこ硬いのでまずガーデンバーを使ってあらかじめ穴を開けておこうと思う訳です。

                    
       ガーデンバー                除草ピーラー(こんなのも使います)

下の写真の追肥機は農家の柔らかい土では簡単に穴を開けられますが普通の地面では荷が勝ち過ぎるのではないかと思うからです。まあ、やってみないと分かりません。兎角頭で考えたのでは実際にやってみると勝手が違う事がままありますからね。

                                                         
                       追肥機 

 耕し方一つに掛かっている訳です。母親を介護していて、「ショートステイ」である程度、期間を長く取れたので(この時にしか山へ行けませんからね)、この機にある程度仕事を終わらせたい。
てなわけで、ボケの畑の整備は滞りなくおわりました。

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今日から山に行ってきます。

2022-05-26 06:43:53 | 日記

母親の「ショートステイ」が多少長く取れたので半年ぶりで山に行ってきます。しばらく行ってないので、細々した仕事が大分溜まってしまいました。野良仕事をしようと思っていますけど此ればかりは自然相手なので、予定が立たないね。

          

よく「晴耕雨読」ていいます。明日は雨みたいね。下準備と夜やろうと思っていた仕事を繰り上げてやります。もうそろそろ「ワラビ」を採れるし、蓮華つつじも咲く頃ですね。緑も外部出る頃ですかね。

途中で「ホームセンター」で買うのもあるし、山へ着くと大量に仕事が待っています。山へ着いたらまた、ブログ、アップします。

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凛ちゃん心配でした。

2022-05-25 10:23:34 | 凛ちゃんとレオちんのページ

 ちょっと前からですが凛ちゃんの鼻の上の毛が剥げてきました、最初は「あれ?」と言うくらいでしたが、だんだん大きくなってきてちょっと慌てました。でも急いでお医者さんに連れて行くと「治りますよ」との答え。

 

     

 ちょっと安心してしばらく様子を見ていましたが、成る程「何か小さくなって来たみたいです」。お医者が言うには紫外線でのアレルギーとの事。鼻だけでなく口の周りも薄くなっています。シェルティーって多いんだって。

針の掛かり付けの獣医さんは弟の同級生で、針外しも小学校の頃野球をして遊んだ仲なのだ。色々、任せて治療して貰っていまsu.

1から2週間位経って段々と剥げているところが小さくなってきました。日に日に小さくなっていくのが分かるくらいです。

          
 凛は幼犬の頃から、ちょっと「股関節」が悪く、針外しが「自分の体」を参考にして整体で治し、歩行の改善したり、血液検査で「肝臓の値」が悪くなったりしたが・良くなってきた矢先にこんな病気になったので心配していました。

剥げている周りに毛が生えてきて隠れて来たのが日に日に分かります。

このまま何も起きないで余生を長く生きてくれたらと思います。(色々書きましたが、今元気に散歩出ています)

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北海道の観光船とか(ここでちょっと)

2022-05-22 09:02:13 | 針の政治談議

 消防署だって監査があるし現場に立ち会います。海上保安庁は直接国民生活に関係無いのかと思ってか「査察」「監査」をやっていなかった。

でも曲がりなりにも、人を乗せる業務に関して何の書類も見ていない、「船に付けるべき装備に関してちゃんとしているものがついているか?」位、見ていないとは怠慢が過ぎる。末端の公務員はこんな感じで毎日業務を行っているんですかね?。今は知らないけど例えば昔の「林野庁」は朝、出勤すると、後は鉄砲持ってキジとかうさぎとかを撃ちに出て行くとか。まともに働く機関ではなかった。

針外しがまだ子供の頃、親戚のオジサンが小型船舶の免許を取る時に、署員のやっているのを見ているだけ、あとは簡単な筆記試験だけで取れたみたい。大体会社にいるべき人員数を満たしていない。今だって、「もやい結びは?」「わかりません」「元気があっていいね」→「合格」なんて事があるみたい。

此れとは別に国の考え方は「人の就労率を如何にあげるか」というのを基本にしている。人がちゃんと就労すれば税金の回収も増えると言うものだ。だから、ペットとか希少動物をどんどん輸入するのですが挙げ句飼えなくなって外に放流してしまい外来危険動物が蔓延ってしまう。認可さえ出してしまえば、後はどうでもいい事なんだね。

希少種、危険種の規制をしないで垂れ流しの認可をしている。

購入者のその後の追跡調査をしていない。

外来種が蔓延しても騒いでいるのはマスコミだけ、許可を出した官庁はそっぽを向いて何もしない。

此れでは何の解決策もなっていない。未だに対処していないね。ペットショップにしてもマイクロチップを導入することになりましたがどこまでちゃんとやるかね?。


さんざっぱら、野放図に放流を許しているのに、「やれ外来魚」だとか大騒ぎしている。おかしいだろ!。国のやっていることは、「格好のいいお体裁のいい」規制を唱えながら、「あとは野となれ山となれ」だね。

この観光業者だって、「就労さえしていれば良し、ちゃんと税金払ってくれていればいい」の風潮が抜けきれていない。

山口で、少年が4000万使ったのをワイワイ騒いでいますが同じ山口の安倍首相が使った、無駄金に関して何の動きを示していませんからね。何をか言わんやです。国税局の佐川に「嘘を付かせて」更迭を言い訳にしながら裏で莫大な退職金を渡しているなって、国政って言うのは「笊(ザル)」だね。国民も追求の手が生ぬるい。元はといえば「国の怠慢」「忖度」からじゃないか。

この海難事故の、こうした場合、国の責任がとやかく言われてますが、兎角国土交通省や、海上保安庁の上司、担当者は訓告、重くても更迭で終わってしまう。国にだって被害者に対して金銭的な補償の義務がある。この桂田社長に杜撰な許可を出してしまったのは重大な瑕疵だ。
この社長は「業務上」という言葉は当てはまらない」。「殺人罪」が妥当だね。遺族が浮かばれないよ。

国の為政者は「国民を馬鹿の状態にしておく」って言うけど、余りに酷いね。もっと公務員を律する法律の整備が急がれるところだ。平成になって安倍と言う馬鹿が法律・社会秩序を滅茶苦茶にしてしまった。話が前後してしまった。

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山に行く予定です。

2022-05-20 07:40:00 | 立科・信州の話。

 先月、大腸の手術をしたこともあって、此処、半年以上山に行けてまへん。人間、どんなにあがいても行ける時は行けるし、駄目な時はいくら頑張って遣り繰りしても、全く八方塞がりで、行けません。針外しは、30年も前に「脱腸の手術」と「尿路結石」「肺炎」と今回の「大腸の癌」とそこそこの病に掛かっています。こうなると「何時何時に何の病気になる」って此れは運命で前々から決まっているような気がしますね。

 実際、田園調布の有名な四柱推命で有名な「高島易断」の先生に診て貰った事がありますが「君は60代に大病をします」と言われた事がありますが、見事に当たりました。でも今回の癌に関しては言ってなかったので、あっちに行く程では無いとのことで言われなかったのかもね。

で、そんなこんなで東京にいる間に山での仕事が山のように溜まってしまったぞ。

 庭の草刈り、落枝の処理、野鳥の餌やりに水飲み場の設置、ギターのシンセのパイロットランプの交換(前のは暗くて駄目だった。高輝度のと交換です。)、植栽の処の土壌改善(山の土壌は酸性質だから「苦土石灰」を入れて耕そうかと思っています。植えた木瓜に「発酵油粕」と「骨粉」を施肥・・・とまあ,そこそこやることがありますね。

 中でも「発酵油粕」は山の冬は寒く,根が張るのに障害が有るので、是非ともやっておきたい所です。山は雪が根雪状態で残り、家を建てる時も、凍結深度があって基礎を60cm~1m掘り下げないと建物が浮いてしまいます。これは当然、植物にも当てはまる訳で春先雪が溶けて土中に浸透して行く時に寒さに当って根が傷む訳です。山の庭には「腐葉土」を混ぜていますがやはり経年で効力がなくなります。「発酵油粕」を施肥すれば少しは土中の保温が効くかもしれませんね。根が傷まないかもです。

  

其処で「発酵油粕」を施肥してあげる事が必要になります。無くても生きていますが「良く成長する」には行き着かないね。雑草をある程度処理出来たら、「苦土石灰」を入れて土質を改良してあげます。その後に、「発酵油粕」「骨粉」を周りに入れてあげます。

  

 東京の植木群達は、この「発酵油粕」でぐんぐんと良葉を出しています。骨粉を入れると枝ががっしりと太くなるみたいなのでこれも入れてあげます。
5~6月は剪定の時期です。(あと9月~10月の適期です)剪定の最大の目的は、だらしなく伸びた枝を切り詰めて樹形を綺麗にすることです。写真の様に、幹が太くなっているのは「剪定の賜物」です。

 大きい樹形にしたい場合は、枝先を少しに切り詰めますが、ダラ~っとして締まりが無い時は棒で支えたり盆栽に使うアルミ線で整えて、混み合わない方向に矯正してあげると格好のいい樹形になりますね。また、山には常時居られませんから、あまりキツく縛ることはしません。何年も放ったらかしにしていると食い込んで取れなくなってしまいますね。

 また針の山では(決して地獄の針の山ではありません)。(笑)盆栽の定形「疎痩横斜」は望みませんので、寒さに強くするために太くて「存在感」ある形にすることを目的としますね。
とまあ、計画だけは一丁前。体力も関係してきますんで、「出来るだけ」と言う事にしておきます。

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最後に三蔵の乗馬。

2022-05-17 17:24:48 | 漢詩・古典・エトセトラ

まず、三蔵法師こと玄奘については以前触れたので省略するが、その乗馬は白馬である。原作では玉龍という名なのだが、本名を明かさない通例により小龍や小白龍などの名が使われる。

これは当然ただの馬ではなく、正体は龍神の子だ。なぜ馬になっているのかというと、かつて西海龍王敖閏(ごうじゅん)の宝玉を火事で焼いてしまった罪で天帝に死罪とされるところを、通りかかった観音菩薩の慈悲で救われたのでありました。

           

 しかし、すぐに無罪放免というわけにいかず、天竺へ経典を求める人の足となるという交換条件だったため、小白龍は蛇盤山の鷹愁澗(ようしゅうかん)という谷川で待機することとなった。

 そして、五行山で孫悟空をお供にしたばかりの三蔵法師がここへやってくるのだが、小白龍はその使命を忘れていたばかりか、空腹のために三蔵法師の馬を飲み込んでしまう。三蔵法師は腰を抜かしてしまい、悟空は逃げながら戦う龍に決定打を与えられなかったため、土地神と山神を呼び出し、対処法を聞き出そうとする。

 大体龍という動物は空の上で「おしっこ」をするとそれを飲んだ人間は「不老長寿」を得られるとあります。何回の」話だか忘れてしまいましたが八戒にせがまれておしっこを出そうとするが、八戒「なんでそんなに勿体ぶっているんだ?」と言うと「師兄、無理言わんでくれよ、このおしっこを求めてどれだけの人間が苦労しているか」

           

 すると、大元の観音菩薩が来れば観念するだろうということで、悟空は観音菩薩を呼び出し、事の顛末を報告する。それを受けた観音菩薩はまじない的なもので小白龍を馬の姿にし、以後は三蔵法師の乗馬として最後まで旅に付き添うこととなる。
                  

 この後は基本的にはずっと馬のままなのだが、一度だけ龍となるシーンがある。それは黄袍怪(こうほうかい)(この妖怪も天女を追いかけて天界から下った者です)との戦いで、三蔵法師は虎に変えられて捕らわれ、悟空ら弟子達も散り散りという大ピンチに際してだ。小白龍は龍となって黄袍怪と戦うが敵わず、結局は悟空に助けを求めることとなる。

          

 此れは玄奘三蔵が周り巡った経路ですが、天竺(インド)についてからもかなり色々な所を回っています。この地図の右側の「唐」の国で回っているのは帰ってきた時の経路ですね。取経の旅に出かけるのに、早く出たいのに、こんなに回ってから出国するはずがないからである。

此れじゃいくら健脚でも馬が無いと無理だね。物語の中でもこの白馬の功績は「大」ですね。

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ついでに沙悟浄

2022-05-13 13:41:18 | 漢詩・古典・エトセトラ

 此処まで来て沙悟浄を取り上げないなんて不公平で可哀想だ。八戒に比べて痩せて青黒くて貧相。

 元々は天界の役人で捲簾大将けんれんたいしょう。天帝(玉帝)の御側役の一人で、霊霄殿れいしょうでんで謁見を求める者が罷り出た時に、天帝の前の御簾(ぎょれん)の側にいて、天帝と謁見を受ける者の間に入り、天帝を守護する役目。近衛兵の大将であり、「霊山の大将」と称される。「捲簾」だからと言って御簾の揚げ降ろしをする担当じゃないよ。かなりの高官で、西遊記における沙悟浄は地位の象徴であると理解される。

 蟠桃会のおりに、天帝の宝である玻璃の器を手を滑らせて割ってしまった罪で天界を追われた。鞭打ち800回の刑を受けて下界に落とされ、さらに7日に1度は鋭い剣を飛ばして脇腹を貫くという罰を受け続け、飢えと寒さから三千里もあるという弱水流沙河で人を喰らう妖仙となった。日本にも「番町皿屋敷」で皿を割ったお菊さんが処罰されてしまう話がありますが、玉帝ともあろう者が、玻璃の器を割った位で下界に叩き落とすなんて、心が小さい気がするね。

           

 ある日、天竺に経典を取りに行く取経者を探していた観音菩薩と出会って突然襲いかかるが、お供の惠岸行者に阻止されて戦う。ひとかどではないと悟って相手の名を聞いてみると菩薩の一行であったので、平伏して慈悲を乞い、これまでに9名の取経者を殺したことを告白する。菩薩は次に来る取経者の弟子となるように諭し、沙悟浄という法名と戒律を与え、さらに殺した取経者の髑髏は持っておくように命じた。普通は通称の「沙和尚しゃおしょう」と僧侶名で呼ばれる(孫悟空の「孫行者」、猪悟能の「猪八戒」と同じ)。

 その後、観音菩薩の約束どおり三蔵の一行が流沙河を通りかかるが、また相手が誰か確かめることなく、旋風のように襲いかかる。三蔵を掠おうとした試みは、水戦が得意な八戒に阻止されたが、三度戦ってもなかなか打ち破れないので、悟空が觔斗雲きんとうんでわざわざ観音菩薩を呼びに行った。菩薩は恵岸を派遣して、悟浄を降参させ、ひょうたんを渡して、9つの髑髏とあわせて法船(筏)とし、三蔵一行を流沙河の向こう岸へと渡した。法船は渡りきった後に、またひょうたんと髑髏に戻り、ひょうたんは恵岸が持ち帰るが、9つの髑髏は九筋の陰風いんぷうとなって音もなく消え去った。

 以後、三蔵に弟子入りし、剃髪して僧形となると、孫悟空、猪八戒らと共に天竺まで経典を求めて旅をすることになった。このように原作では、弟子の中では唯一、僧形をしているが人間とは異なる濃色の容姿から「竈君」(竈の神様)としばしば間違われる様が見られる。
捲簾大将と言えば、三銃士でいうと近衛の衛士の隊長の「デッサール侯爵」とか銃士隊長の「トレヴィル殿」位、偉いけど何故か八戒より弱く書かれているね。
沙悟浄と猪八戒の話で記憶に残っているのに「八戒」が「俺もなかなかの美男子だからなあ!」と言うと沙悟浄が大笑いして八戒の顔をつるりと撫でて「どの顔がそう言わせるんだ。そういうのを『ボロボロの駄馬に乗って乗る身が自慢』って言って、「お前のような奴の事を言うんだよ」

その後天竺にたどりついた沙悟浄は西天如来(釈迦如来)から金身羅漢(金身阿羅漢菩薩)になることを約束された。

皆、正果を得られてめでたしめでたしだ。あ、白馬を忘れてたよ。
もうちょっと続きます。

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次は猪八戒。

2022-05-08 20:27:07 | 漢詩・古典・エトセトラ

今度は「猪八戒」。孫悟空をやったのでついでに「猪八戒」です。 

中国語では家猪はブタ野猪がイノシシを意味して、単に「猪」といえば通常はブタのことをさします。元の時代の西遊記とみられる逸話をもつ朝鮮の『朴通事諺解』では、「猪」と近似した発音の「朱」を名字としていたが、明代に皇帝の姓が「朱」(朱元璋)であったため、避諱により元の意の通り「猪」を用い、猪八戒となりました。西遊記が唐の時代だから、後の元の事を言っても辻褄が合わないね。

              

  八戒は元々、天界で天の川を管理し水軍を指揮する天蓬元帥てんぽうげんすいだった。西遊記よりも古い書物では摩利支天の配下・御車将軍であったともされています。女癖の悪さで知られ、西王母の管轄する蟠桃会の折に酔った勢いで嫦娥に強引に言い寄った為、鎚で2000回打たれる刑罰をうけ、さらに天界を追われて地上に落とされた。

 地上では真っ当に生きようと人間に生まれ変わるはずが、誤って雌豚の胎内に入り、黒豚の妖怪となってしまった。雌豚の腹を噛み破って生まれ、群れの他の豚も打ち殺して、福陵山で人食い妖怪となる。その後、武芸をたしなむことを見初められ、福陵山雲桟洞の女妖怪であった卯二姐マオアールジェに婿として迎えられるが、一年余りで妻とは死別し、彼女の財産を使い果たすと、また人を喰らうようになった。

ある日、天竺に経典を取りに行く人物を探していた観音菩薩と恵岸に出会い、菩薩と知らずに最初は襲撃するが、知って慈悲を乞う。菩薩は猪悟能ちょごのうという名を与えて、取経者の弟子となるように諭した。それで改心して人食いを止め、自らの意志でときを守って五葷ごくん三厭さんえん(八戒)を断つ決心をして、精進料理だけの食生活をして待っていた。

しかし待ちくたびれて人里におりていき、猪剛鬣ちょごうりょうと名乗って、烏斯蔵国、高老荘の商家に強引に婿入りし、高太公の末娘の高翠蘭を娶る。ただし娘に危害は加えておらず、大変な大飯喰らいだが、酒やなまぐさは食さずに精進を貫き、家業にも励んで財産をなしていたという。ところが、化け物を婿にとったというのでは世間への体裁が悪いという、高太公が玄奘三蔵に頼んで、孫悟空に退治させることになった。悟空と戦うが、相手が観音菩薩の予告した取経者の一行だと知ると降参し、ねぐらの雲桟洞を焼き払って、三蔵に弟子入りした。

三蔵は、五葷三厭を食べないでいたことに感心し、念願が叶ったので物忌をもう止め普通に食べたいという猪悟能をおしとどめて、猪八戒という別名を与え、以後も戒めは守り続けるように諭した。彼はこれを嬉々として受け入れる。以後、孫悟空、沙悟浄と共に天竺まで経典を求めて旅をする。

原作においては、敬虔(けいけん)な仏教徒や僧として描かれています。煩悩と戦いながらも飲酒(ただし般若湯と憚って飲むシーンはある)・生臭食・女犯(前述の通り婿入りしたことはある)を犯すことは無く、僧としての義務である八斎戒も守っていた。三蔵一行のなかでコミカルな役回りが多く、明るく単純な性格に描写され、悟空によくからかわれる。豚そのものの醜い姿で、頭髪はない。

西域より帰還の後、未来世に浄壇使者(じょうだんししゃ)となることを釈迦如来より約束される。三蔵法師は旃檀功徳仏、孫悟空は闘戦勝仏、沙悟浄は金身羅漢であり、3人は仏や聖者なのに自分だけ「使者」である事に猪八戒は不平を漏らすが、釈迦如来曰く、法事の祭壇を清める(つまり供物の残りを好きなだけ食べられる)役という事で、猪八戒の大食に配慮しての事であった。

  • 太鼓腹に長い鼻のある豚の顔 怪力 好色 食欲旺盛 (ブタに生まれて来たのでしょうがないね。)楽天的 欲が深い 怠け者 愚か (もとは天上界で威厳のある役職だったのにブタの腹に潜り込んだ為にこんなに馬鹿になっちゃったんだね。でも根本は純情さが残っていますね)。
  • 武器は釘鈀(ていは)。9本の歯を持つ、熊手を思わせる馬鍬(まぐわ)風の農具で、太上老君の作。材質は神氷鉄。元帥昇進の祝いに天帝から下された物。重量は経蔵1つ分の経典と同じ、5040斤(約3トン)。ほとんど振るわれることはないが、本気で使うと火炎旋風を巻き起こすという。子供の頃このマグワをそういう名前の武器があると思ってました。
               
             西遊記にかかれている馬鍬はこんな感じかね?

    ・孫悟空同様に雲に乗って空を飛べる

    猪八戒は物語の中で少しは妖怪を退治していますが、悟空とは「雲泥の差」ね。挙げて見ると
    虎先鋒 狐阿七大王 蠍の精 万聖公主 十八公ら木の精(松の木の精)美后 南山大王 辟暑大王 辟塵大王(忘れてしまいましたが牛の精だったか)

    弱っていたのとか、女性、樹の精とかが多いね。弱いものしか勝てない。

    八戒はある意味人間の弱みの特徴を描いていると思います。物語を読んで「八戒」を馬鹿にしても、人間と変わり無いじゃないかって
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對 酒

2022-05-04 10:36:37 | 漢詩・古典・エトセトラ

流石、李白ともあれば人に酒を勧めるのにも品と学がありますねえ。「おーい、酒飲めよー、俺の酒は飲めねーって言うのかよ?」なんて事、言いません(←針外しの事みたいだね)。
          

   對 酒 
     李白

勸君莫拒杯,春風笑人來。 君に勧む杯を拒む莫れ、春風人に笑ってくる。
酒を注ぐから、拒みなさんな、ほら春の暖かい風が人に微笑みかけてくるではないか。
桃李如舊識,傾花向我開。 桃李 舊知の如く、花を傾け、我に向かって開く。
桃やスモモは昔馴染の如く、花を私に向かって開いてくれている。
流鶯啼碧樹,明月窺金罍。 流鶯 碧樹に啼き、明月金罍を窺う。
鶯が渡り来て(椿みたいな常緑樹)で啼いてくれている。明月は(銅の酒器)の中の酒を覗いています。

朱顏子,今日白髮催。 昨来 朱顔の子、今日、白髮催す。

昨日までは、紅顔の少年も、今日は白髪が迫り来ている。
棘生石虎殿,鹿走姑蘇臺。 棘は生ず、石虎の殿、鹿は走る姑蘇の臺。
石虎殿にも荊が生えて、姑蘇臺には鹿が走っている。
自古帝王宅,城闕閉黃埃。 古より帝王の宅と城闕とは黃埃に閉さる。
古から帝王宅とか城壁とかであっても黄塵で埋まってしまっている
君若不飲酒,昔人安在哉? 君もし酒を飲ざれば昔人いずこにありや。
もし、酒を飲まないのであれば、昔の人が死んで(何処にいるってんだよ)しまってもう酒を飲めないのと同じではないか?。

*webで探しても良い和訳が載っていません。これらは針外しの拙い、勝手な注訳となりまする。

       

・對(=対)は向かって等云う意味があります。
・舊識(旧識):以前からの知り合い。昔からの知人。旧知。
・罍:中国古代の青銅器。酒器。
・棘:サネブトナツメ。酸棗(さんそう)。
石虎殿:石の虎が刻まれる古代帝王の墓。〔石虎(せきこ)は五胡十六国時代の後趙の第三代の皇帝建武帝。次々に大宮殿を造営した。九華宮〕
姑蘇臺呉王夫差の宮殿姑蘇台。夫差の寵妃西施(せいし)(絶世の美人さんだよ)のいた宮殿である。江蘇省呉県の西南。姑蘇という字から「姑蘇城外寒山寺」が思い出されます。ということは近くなんだね。
・自古:昔から。昔より。
・安在哉:どこにいるだろうか(反語)。

 良くお酒を飲めない方は人生の半分しか幸せを享受出来ていないと言われます。刺身や鍋、焼肉食べてもお酒がその旨味を倍加します。なんて事を言っているのかしらね。
酒は飲まれては駄目ですが、嗜む程度なら、この上なく幸せです。また、心を許した友人と美酒を酌み交わして歓談する事は、人間に生まれてきて最高の幸せかも知れません。あ、これに加えて美人さんもね。(これが本心か?!)お酌なんかしてくれたら、最高の宴(うたげ)となりますね。

 ただ其処には風流、粋、品格があれば、美味しい酒宴を台無しにしないですみますね。
針外しはこれを全部ひっくるめて美味しいお酒と言っています。(へへッ)

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前に三蔵法師をやったので(三蔵と会う前)

2022-05-01 11:18:48 | 漢詩・古典・エトセトラ

今度は孫悟空です。

 孫 悟空 西遊記の主要登場の一人である上仙。今も崇拝される道教の神でもあり、香港をはじめ、台湾や東南アジアでは一般に斉天大聖の号で呼ばれ、信仰されている。彼は中国の民間信仰のなかで最も活躍するの英雄の一人である。何故か武林の門派でも始祖に祭り上げられて事があります。別名は孫行者。時代背景は唐の太宗の時ですが元代の『西遊記』(最古とされる)のあらすじを収録した朝鮮の書『朴通事諺解』(1677年)には孫吾空の記載があります。

『西遊記』の雑劇などの書作品での通称は猴行者、あるいは通天大聖などさまざまな名前で呼ばれているが、今は孫行者の名に落ち着いています。日本でよく知られた孫悟空は「いみな」であり避諱により当時の中国では一般には使用されない。

避諱    中国では古来、親や主君などの目上に当たる者の諱(本名)を呼ぶことは極めて無礼なことと考えられていた

物語は、昔々東勝身州須弥山にある傲来国の沖合にうかぶ火山島、花果山の頂に一塊の仙石がありまして、この石が割れて卵を産み、卵は風にさらされて一匹の石猿が孵った

 この石猿は、島に住む猿たちが、誰かが谷川の水源を見つけたら王様にするというので、勇を振るって滝壺に飛び込み、水簾洞という住み処を見つけてきたので、約束どおり猿たちに崇められ美猴王と名乗ることになりました。
 数百年経ったある日、限りある命にはかなさを感じたことから不老不死の術を求めて旅に出て、十年以上かけて西牛賀洲に住む
須菩提
祖師すぼだいそし
という仙人を探し出して弟子入りした。祖師は、姓を持たぬという美猴王に孫という姓を与え、孫悟空の法名を授ける。7年後、兄弟子を差し置いて、念願の長寿の妙道を密かに教わり、さらに3年後に地煞数ちさつすうという七十二般の変化の術を自然に悉く体得してしまった。さらに觔斗雲法も教わって自在に空の雲に乗れるようになる。ところが、他の弟子に術を見せびらかしたことから、祖師の怒りを買い故郷に帰るように命じられた

 花果山に帰郷すると、混世魔王という化け物が水簾洞を荒らしていたので身外身の術で退治したが、これをきっかけに傲来国に出かけて大量の武器を強奪して配下の猿たちに配って守りを固めさせ、配下の猿を軍隊にまとめ上げた。そうすると自分の武器も手に入れたくなり、海中の東海竜王敖廣の宮殿である龍宮にいき、悟空の意によって自在に伸縮する如意金箍棒を無理矢理譲ってもらう。さらに「三件回るより一軒でねばれ」と長く居すわって残りの三海の竜王たちからも武具を要求し、金の冠、金の鎧、歩雲履の防具一式を持ってこさせた。 牛魔を含む6大魔王[13]の妖仙と義兄弟となり、宴席で酔いつぶれていると、幽冥界から使いが2人きて魂を連れ去り、「寿命が尽きた」という。しかしそんなはずはないと抗弁して暴れ、閻魔帳を持ってこさせると、なるほど孫悟空の寿命が342歳とあるので、自分の名を墨で塗りつぶし、ついでに気に入ってる仲間の猿の名前もいくつか消した。もうお前らの厄介にはならんと冥界十王を殴って帰ってきたところで、目が覚めたが、以後、悟空以外の山猿にも不老のものがふえたという。
六代魔王=蛟魔王こうまおう鵬魔王ほうまおう獅駝王しだおう獼猴王びこうおう𤟹狨王ぐしゅうおうを加えた7兄弟は、七大聖と呼ばれ、牛魔王が長兄。

大鬧天宮だいどうてんぐう

こうして死籍を消すに至ったことから、天界からも危険視される存在になった。天上界の主宰者、天帝(玉帝)は石猿を討伐しようとするが、太白金星の意見で思い直し、官吏として天界に召すことで懐柔することにした。悟空は、天界の使者に喜び、弼馬温(馬の世話係)に任命されたが、半月後にその身分が低いと知ってへそを曲げ、不意に脱走してしまう。地上ではすでに十数年経っていたが、帰還した美猴王を神としてかしずく猿たちに囲まれて気分がいいところに、独角鬼王という妖怪が訪ねてきて臣下となり、さらに褒めそやして煽てたので、有頂天になった悟空は斉天大聖(天と同格)と自ら号するようになった。これを聞いた天帝は身の程知らずの石猿だと怒り、托塔李天王を大将にする討伐軍に派遣したが、先鋒の巨霊神と哪吨太子が敗れて歯が立たないと、悟空の神通力に恐れをなして退却した。

力で抑えるのが難しいとわかると、再び太白の意見で懐柔策をとることになり、二度目は悟空の希望通りの待遇とすることにして、新官職「斉天大聖」が創設され、正式に任命された。これは職務のない名目だけの官職であった。これでしばらくは悟空も満足していたが、天界では暇をもてあましていたので、新たに蟠桃園の管理を任されることになる。ところが、不老は悟空の最も好むところであり、栽培されている仙桃が熟れるのを待って食べ尽くした。そこに美しい仙女たちが桃を摘みに来て宴会が催されるというので、悟空は仙女たちが歓談する宴席に忍び込んで酒番を眠らせ、仙酒仙肴を食べ荒らし、さらに酔ったはずみで兜率天宮に迷い込んだので、ついでに太上老君の金丹の全部を頬張って、再び天界を逃げ出した。

 悟空が戻ると地上では百年経過していた。天帝は烈火のごとく怒り、天兵10万を派遣して包囲し、諸将を総動員して攻めかからせた。悟空の側は、七十二洞の妖怪たちと独角鬼王は生け捕られたが、猿たちはすべて逃げ延び、悟空は太子と四大天王、恵岸を打ち負かした。ところが恵岸がその師である観音菩薩に苦戦を報告したところ、菩薩は天帝に顕聖・二郎真を推薦する。門番は五月の節句で有名な「鐘馗様」だよ。玉帝の弟君。

 二郎真君は梅山の六兄弟と共に悟空を遂に追い詰め、太上老君の投げた金剛托(こんごうたく)で悟空が脳天を打たれてふらふらのところを捕まえた。

 天帝は、悟空を斬妖台に引きだして八つ裂きの刑にするが、悟空は仙丹の力で無敵の体となっていたので刀も斧も歯が立たず、火すら効果がなかった。最終手段として太上老君の秘法八卦炉の前に差し出し押し込めて熔かそうとするも、火の回らない巽の隅に退避して無事を得る(代わりにいぶされて目が真っ赤「火眼金睛」(あかめ)となった)。もう焼き尽くされたかと炉を開けると、勢い八卦炉から飛び出し、大暴れしてもう手が付けられない状態になった。悟空が怖ろしくなった天帝は、雷音寺の釈迦如来に助けを求めることになる。如来は悟空に身の程をわきまえさせるために賭けを持ちかけ、如来の手のひらから飛び出せなかった悟空を取り押さえて、五行山に五百年間封印してしまった。と此処で針外しの話はおしまいね。全部書いたら本を破って貼り付けた方が早いからだ。読者の皆さんは如来の指で出来た五行山から三蔵が悟空を助け出す処から見ているひとが多いよね。天界で大暴れする処は結構飛ばしてしまっている。

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