針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

ヤクルトが日本一になりました。

2021-11-28 10:18:10 | 日記

と、その前にオリックスにもエールを送りたい。いい試合だった。裏で画策している何処かの今迄の試合よりも、胸を打つ物があった。大谷君ではありませんが、こういう試合をしていれば、また、野球にファンが戻ってくるかも知れないね。

以前、「プロフェッショナル ベースボール」という番組がありましたが、針外しは耳が悪い!。聴力は極端に悪い。耳鳴りはする。だから、会話は何とか聞こえて判別出来ますが、ぼそぼそ言われると何度も聞き返す。マスク越しに話されると「マスク取ってくれ」と言う始末。

                                                     

で、この「プロフェッショナル ベースボール」が何故か「タカツノベースボール」って聞き取れてしまうのだ。だから、家の人間にも「タカツノベースボール」って、何だ?。「何で高津なんだ」
違う違う「プロフェッショナル ベースボール」って言っているじゃない!。(怒)

自分でも何でこう聞こえてしまうのか分かりませんね。

                                                   

針外しは広島カープファン。うちの長男はヤクルトファンなのだが、野村監督が居た頃からピッチャー「高津」は一目置いていたし、他チームでも、とてもファンだった、うちの長男もヤクルトの試合見に行っても、高津のグッズ(サインボール、手拭い、背番号入りのユニフォーム)を買ってきました。

だからと言って、依怙贔屓で「タカツノベースボール」と聞こえていた訳ではありません。未だにこれ不思議だね。

何はともあれヤクルト優勝おめでとう御座います。

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権利、権利とよく主張するけど

2021-11-25 19:33:13 | 日記

 嘗て、アメリカで煙草のみの婆さんが「煙草を吸っていて健康を害した」との事で訴訟を起こして何十億ドルもの金をふんだくりました。何でも「吸い過ぎ」による健康被害を書いていなかったとの事。この考えは日本じゃ考えられないね。

 基本的人権と言う言葉がある通り、我が国では個人の権利を認められて守られています。これは我が国の「日本国憲法」の元、認められているものであり、その中に個人の権利が認められている訳で、(私有財産制度もこれに当たります)権利と言うのは、法律、条例に準ずるものです。それをさも自分の権利を真っ先に持ってきて主張するのはおかしいと感じないんですかね?。

 最近、何処かの議員が議会でマスクをしていないからの理由で、議会の退出を命じられました。それでその議員が「マスクをしない権利」を主張して訴訟を起こしたわけで今話題になっています。その根拠を示せ」とか言っていますね。

 此の議員ちょっと論点がずれているか法律の仕組みを理解出来ていないでいるね。先に言ったように、憲法下の法律、条例があって権利があるように、個人の権利は「国の法。条例」の次に来るものであります。そうでなければ、例えば「俺は高速道路を高速で飛ばしたいんだ。権利だってあるんだ」という人間がいるとしまして、その人間の個人の権利を優先すると,法もへったくりもなくなってしまいます。だから今煽り運転とかで、自分勝手な人間が増えてきていますが、間違った自由=権利と勘違いしてしまっていますね。

今このマスクをする事を議会で求められて決まっているのにこの人間の個人の権利を主張するのは本末転倒な考えだ。ましてそういう人間蔓延ってマスクをしない風潮があると、「コロナの鎮静化」なんて望めないし、その為に条例を制定しているのに議員ともあろうものが、それを差し置いて「権利」を主張する事にあきれ返ってしまいますね。

議員さんになるにはそれ相応の知識の豊富さだって求められてなったはずだ。今の学歴社会の弊害、つまりその言葉の意味を考えずに暗記ばかりの入試一辺倒の生活を送ってきたに違いないね。だから常識という線路から逸脱している事に本人全く気が付いていませんね。

此の議員に付いている弁護人にしても、今、弁護士が有り余ってしまって、仕事がありません。だいたい、弁護士費用も高いね(黙って片手、50万)一寸時間をくれと言って図書館に言ってその訴訟に関連した法文等を勉強して訴訟に臨みます。だから、駄目だと分かっていても引き受けてしまいます。←この手の弁護士が多いよね。

裁判をしても検察を辞めた同級生が居ましたが、その場で弁護士になります。だから裁判官も両方の顔を立てざるを得なくて、判決も「やくざの手打ち」じゃないけど、折半になり、10年を求刑しても7年とかになってしまいます。こんな「法曹界」だから、世間も「示しがつかない」事になってしまいますね。ずっと昔からの法律を現代に引っ張ってきているので時代に合っていないし。法曹界も怠慢の誹りを免れないね。

今回、このマスクするのが嫌な議員は言ってみれば国相手の訴訟ですから、こういう時は裁判官は国の味方をしますね。法曹界は結構レベルの低い集団かも知れません。

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紅葉園「ひらら」

2021-11-24 06:46:11 | サボテン・植木・花

以前奈良県の宇陀(うだ)市の矢野先生のもみじ園を紹介させて頂きました。その後どうなったんだろうと検索してみると、「何とも立派な建物が!」そのカエデ園の名前が「ひらら」。

      

これだけの木を管理されているのは当時としても大変な労力で、今日の庭園を見ると相当な労力が掛かっていますね。また一本一本の木を見ても生き生きとして、栄養満点です。

      

矢野先生のお人柄が従事されている方々に行き渡っているんですね。そうでなければこんなに行き届かないって。

      

しかし、綺麗ですねえ。この「金隠れ」にしても山に何本か植えたんですが、こんなに綺麗に育ってません。此処の土壌もいいんですね、きっと。山の上は「凍結震度」が60cm。だから、土を掘っても「ミミズ君があまりいない」土は肥えていますが、根張りが弱いね。やはり土に腐葉土を混ぜたりして保温に勉めないと駄目だね。

                         
               他の本はブックオフに売ってしまいましたが、この本だけは手放していません。

ああ、一度で良いから、行ってみたいというもんだ。でも出不精の針外しは駄目だろうね。多分(笑)。


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先日鹿が着ましたが

2021-11-22 06:50:40 | 立科・信州の話。

先日、鹿が3匹庭に来ましたが、次の日は見かけなかった。どうしたんだろうと思っていたら、早朝、窓の下にまで来て草を食べていました。でも、今回は2匹。もう一匹いたはずなのに、数が減っている。別の仲間たちとごうりゅうして、そっちに行ってしまったのか。

車に跳ねられてしまったとか、駆除とかでなければいいのですが。


                    


 まあ、此処に来て「食事の時」位はゆっくりと食べさせてあげたいね。蓼科にはこういうグループがどれだけいるんだろう?。捕った鹿たちは町に集められて肉の業者に買い取らせて所謂「ジビエ」になるんだろうけど、これがまた、捕りすぎないで欲しいもんだ。

うちに来た時は出来るだけ、静かににして、人間の姿を見せないようにしてあげています。目と目を合わせるのが結構、駄目です。

       

トンネルの脇の青〇さんの処では農作物があるので、それを食べに寄って屯していますが、我が家は植樹だけ注意すればいいですからね。

       

まあ、驚かせなければ、ちょくちょくくるようになるので、みるだけにしましょう。奈良の春日大社みたいに手渡しで餌をあげたいところだけど、悪い意図を持った人間に不用意に近づいてしまうかもしれないのでそれも良くないね。
               

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久しぶりに。

2021-11-19 06:32:35 | 針でも出来る簡単料理・食い物の話し。

 久しぶりに牛筋の煮込みを作りました。針外しの出来る料理と言えば、ローストチキン、ベーコンの燻製、ピザ、と牛筋位なもの。(最近はトルティーヤプレスを買ったので美味しい「タコス」に挑戦しています。

 蓼科牛の牛筋を売っているお店を見つけまして遠いので大概2kg強購入します。最近諏訪南から行く事も増えてきたので、買える回数も増えて来たね。特にこれから、冬になると、鍋物等、暖かい物が増えてきますので回数も多くなりますね。

「順番」
 約、1kg、筋を茹でて「灰汁」を取ります。出なくなるまでね。一説によると、外国物は灰汁出しに、時間回数がかかるんだとか。蓼科牛は、余り灰汁が出ないし、肉に旨味があります。
うちでやる時は確か15分位掛ります。その後、水で肉を洗います。

 こうすると、綺麗に調理出来ますね。コンニャクは手で千切る様にしています。筋とコンニャクを一緒に圧力鍋で25分掛けます。ま、大概の人はご存知でしょうが、針は料理に詳しくありませんので敢えて言いますと、圧力が掛かって「プシュー」っと音がしたら、20~25分弱火にして、掛けます。(タイマー掛けてね)(笑)

コンニャクも地物ですので、美味しいです。

        

その後、大根、人参、牛蒡を入れて(別鍋にだよ)5~60分、弱火で煮ます。此処で一旦火を止めて冷やすかなあ。大根に味が浸み込みますからね。

        

 食べる時に豆腐を食べる分だけ入れます。かき回しているうちにぐちゃぐちゃになってしまいますからね。豆腐が入る事によって味が格段とあがります。針が思うのに里芋入れたら駄目かなあ?。そんな事考えていたら、ひょっとして山形の芋煮に近くなっちゃうもね。

                                 

 こういう料理は針外しは直ぐに水滸伝、や三侠五義」を思いだして、美味しいお酒を飲んで牛筋を食べます。
汚ったねー、酒旗が掛かっています山の店で皆とワイワイしながら、美味しい酒を飲んで煮込みを食べるんですね。針外しはその情景に溶け込んでいきます。

                               

「千里鶯啼いて緑紅に映ず、水村山郭酒旗の風、南朝四百八十寺、多少の樓台煙雨の中」ですね。と、とんでもなく脱線してしまいましたぞな。

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木瓜の花が

2021-11-16 08:12:49 | サボテン・植木・花

以前、新潟から木瓜の苗を購入したのでありますが、それは山に植えるのが目的です。東京で植え替えて、暫く慣らしてから山に植えようと思っていたのですが、夏の猛暑で、特にうちのベランダは西日が酷く、葉が傷み始めたので、直ぐに山に持って行きました。

先日、チェーンソーを購入する為に、山に行ったのですが、何とその中で「黄華」が花芽が付いていまして、直ぐにも咲きそうでした。

                           

とんでもない時期に突然咲いたりするので「木瓜」(ボケ)って言うらしいんですね。名前の通り「黄花」ですが、めしべの色が黄色ですが花弁はどっちかというと白に近い感じかね。木瓜には「真木瓜」と「草木瓜」がありますが、「草木瓜」になります。2株植えたのでこれが広がってくれば沢山花を付けるのは間違いありません。

                                    

後は、鹿に食べられなければいいんですけどね。

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全く馬鹿だね。

2021-11-13 06:49:59 | 針の政治談議

国の対策の遅れが今日の醜態をさらしている訳だが、今政府と公明党が一律10万円を支給しようとしています。そりゃー、裕福だろうが困窮者だろうが10万円もらえたら嬉しいかも知れないね。

一律10万とかのきゅうふきんが問題になっています。大体お前達の失策、馬鹿の官僚の鵜呑みにした施政のお陰でこれだけコロナが蔓延したのに、多大な税金を使って給付金を支給するってどういう事なんだよ?。自分達が後手後手を踏んで失政したのに、恩着せがましく給付金だなんてチャンチャラおかしいぞ。

此れとは別に飲み屋さんにはコロナ対策として給付金が支給されます。これはこれでいいとしても例えば其処に従事していた人は職場を離れざるを得ない状況で、挙句には「背に腹は代えられない」ので犯罪に手を染めざるを得ない方が大勢います。(特に若者ね)兎角、時の政府は、通り一遍の政策しか出さない。

政府は一律、一律って言いますが、世の中それこそ、飯を食えない人が世間には一杯いるって把握出来ているのだろうか。政府にしても、公明党にしても。「お前達、ちゃんと歩いて分かってそんな「案」を出してきたのかよ?。

大体、一律なんて答えが出てくるのがおかしいね。

先日の衆院選挙で、例の如く、針の小学校からの同級生が夫婦で選挙活動にきて「あのマスクは公明党が主体になってやり遂げたんですよ」だってさ。針は其処で言ったね「だったらもっとマスコミにアピールして主張すれば良かったじゃないか?」って言ったら黙ってしまいました。
此の「マスク」だって安倍が主体となって麻生が1社、公明党が2社で作った物だととっくに判明している。この麻生って奴も本当の馬鹿だね。腹が立ってくる。汚ってねー、毛交じり、汚れが付いたマスクなんていうのに、国が大事な税金を出費するのが信じられない。

このマスクだって。配り切れていないのでもの「6億」保管料が掛かっています。自分の失敗は全く感じていないのが不思議だね。

「国の為政者は「国民を馬鹿にしておく」。出来れば教養を持たせない。尤もらしい事を言ってそれを馬鹿な国民が「成程!」と感心するこういう構図を官僚と二人三脚でそれこそ上手に国民を導いてしまう。
昔の政治家は少なくとも、国民の為になる政治を行った。かの田中角栄氏にしても、ロッキードではうまく嵌められてしまったが、「関越道」を作って国土改造論で国の基盤となるインフラ整備を成し遂げた。ところがどうだ、今の自民党ときたら公明党と組んで如何にも政治を行っています」なんて恰好付けをして金を食い漁っていますね。この「政事をやっています」と言う恰好だけで時の政権を判断しては駄目だ。特に給付金貰ったって、それがどうしたと言うんだ。官僚の考えは、「どうせ税金で戻ってくるんだから、そんな心配はいらないんだよ」です。

官僚も駄目だね。嘗てODAで中国に援助をしていたが、その金で中国はミサイルを日本に向けて設置している。兎角、外交と言う名のもとに「逃げの政策」ばかりして結局の所、終わってみると何の結果も得られていない。

で、そうしたら、今度は半分をクーポンにするんだってさ。←これに対する国民の声ね。「だったら、お前たちの給料もクーポンにしろよ」。

兎角。机の上だけで政策を練っているんで、いつも国民の気持ちを理解出来ないものばかり、それも小手先の物。付け焼刃ばかりです。

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陣形

2021-11-10 07:02:16 | 漢詩・古典・エトセトラ

針外しは以前は戦いに、所謂「陣形が必要なのか?」なんて自分の無知を棚に上げて思ってました。年齢を重ねるうちに段々とその重要性が分かってきましたね。

 陣形は戦闘での部隊の展開を決める重要な戦術的な問題であった。陣形は部隊の規律を高めることで人員の孤立と部隊の混乱を回避し、部隊に対する通信と指揮統制を確実にさせ、そして部隊の戦闘力を集中させるために欠かせない措置であった。

 陣形の基本的な形態として部隊単位の縦隊や横隊という教練陣形(drill formation)があり、これらは行軍や式典でも使用することができる。これは陣形転換が容易であるだけでなく、迅速かつ適確に部隊を前進させる上で優れた陣形である。さらに教練陣形の訓練を通じて部隊の規律を強化し、より複雑な陣形への転換を行うための基礎とすることができる。

 古代から中世において陸軍は槍や盾を装備した歩兵部隊や騎兵部隊、弓矢を装備した部隊を密集した隊形で運用していた。近代になって火器の性能が大幅に向上するとともに密集する隊形に代わって散兵の戦闘隊形が主流となっていった。海軍や空軍においては現代でも陣形が使用されており、艦艇や航空機を効率的に配置して運用するために戦闘陣が採用されている。

日本の代表的陣形

とは言っても、出処は中国です。中国は太古の昔からチャンチャンバラバラと戦争に明け暮れていましたからね。
 
武田八陣形

古代中国の八陣については風后により作られ孫子や呉起、諸葛孔明などに利用されたと多くの史料が伝承しているものだが、その実体は明らかでなく、後世の史家や兵家、好事家らが想像し推測したものが残されているのみである。日本では中国の八陣図が古くから知られ、平安時代に大江維持により魚鱗、鶴翼、雁行、彎月(偃月)、鋒矢、衡軛、長蛇、方円という和名が作られたまた意味する内容が戦術なのか構築陣地の建設法なのか、軍団の配備なのか要塞群の配置なのか明確にできない点がある

               
ここで風后について

風后は古代中国神話中の黄帝の臣下です。風后には二つの説があり、一つは風后とは即ち風伯であるというものです。后とは后羿などのように首領や君などの呼称でもあります。風は風姓で即ち風姓の部落の首領の意味になります。風后は天文を伝え、風雨の予測を司っていた官職だったのではないかと推測できます。もう一つの説は、風后は山西解州人で、海隅の地で生まれ、農業を行い《易》に精通し、天道に明るく慎ましやかに隠遁生活を楽しんでいた、という内容です。

横陣おうじん)
部隊を横一列に並べる。もっとも基本的な陣形。大陸平野での横陣同士の会戦はもっとも遊軍が少ないが、縦隊で戦線突破されれば左右の伝令が分断され個別撃破されやすい。また局所に攻撃が集中すれば他の戦列すべてが遊軍となる。一般には馬防柵や塹壕、防塁などの地形を利用する。
魚鱗(ぎょりん)
中心が前方に張り出し両翼が後退した陣形。「△」の形に兵を配する。底辺の中心に大将を配置して、そちらを後ろ側として敵に対する。戦端が狭く遊軍が多くなり、また後方からの奇襲を想定しないため駆動の多い大陸平野の会戦には適さないが、山岳や森林、河川などの地形要素が多い日本では戦国時代によく使われた。

全兵力を完全に一枚の密集陣に編集するのではなく、数百人単位の横隊(密集陣)を単位として編集することで、個別の駆動性を維持したまま全体としての堅牢性を確保することから魚燐(うろこ)と呼ばれる。
多くの兵が散らずに局部の戦闘に参加し、また一陣が壊滅しても次陣がすぐに繰り出せるため消耗戦に強い。一方で横隊を要素とした集合のため、両側面や後方から攻撃を受けると混乱が生じやすく弱い。また包囲されやすく、複数の敵に囲まれた状態のときには用いない。特に敵より少数兵力の場合正面突破に有効である。対陣のさいに前方からの防衛に強いだけでなく、部隊間での情報伝達が比較的容易なので駆動にも適する。
信玄が三方ヶ原の戦いに於いてこの陣形で家康と戦闘し、これを討ち破っている。家康は後の関ケ原の戦いで西軍の鶴翼に魚鱗をもって対峙した。
鶴翼(かくよく)
両翼を前方に張り出し、「V」の形を取る陣形。魚鱗の陣と並んで非常によく使われた陣形である。中心に大将を配置し、敵が両翼の間に入ってくると同時にそれを閉じることで包囲・殲滅するのが目的。ただし、敵にとっては中心に守備が少なく大将を攻めやすいため、両翼の部隊が包囲するまで中軍が持ち堪えなくてはならないというリスクも孕んでいる。そこで中央部本陣を厚くし、Y字型に編成する型がある。完勝するか完敗するかの極端な結果になりやすいため、相手より兵数で劣っているときには通常用いられない。こちらの隙も多く、相手が小兵力でも複数の方向から攻めてくる恐れのある場合には不利になる。部隊間の情報伝達が比較的取りにくいため、予定外の状況への柔軟な対応には適さない。
第四次、川中島の戦いでは、車掛の陣形で襲い掛かる上杉謙信の軍勢を、武田信玄の本隊は鶴翼の陣形で、別働隊が帰ってくるまでの間を凌いだ。
偃月(えんげつ)
鶴翼とは反対に中軍が前にでて両翼を下げた「Λ」の形に配置する。大将が先頭となって敵に切り込むため士気も高く、また馬回りの精鋭が開幕から戦うので攻撃力も高い。しかしそれだけ大将が戦死する可能性も高い。また大将の付近が常に戦闘中になるため両翼へ指示を出す余裕がなくなることも多い。敵の横隊を精鋭で突破し戦列を分断するなど陣形の駆動を前提としており、小規模な部隊や練度の低い部隊を指揮するときに用いられる。
鋒矢(ほうし)
「↑」の形に兵を配する。矢印の後部に大将を配置し、そちらを後ろ側として敵に対する。長所と短所、どちらも魚鱗の陣をより特化した物である。強力な突破力を持つ反面、一度側面に回られ、包囲されると非常に脆い。縦横あらゆる偵察から兵を多く見せることができ、敵より寡兵である場合、正面突破に有効である。陣形全体が前方に突出し、主戦場が本陣(司令部)よりつねに前方を駆けてゆくため、柔軟な駆動にはまったく適さない。また、陣の前方が重厚な敵部隊陣形により阻止されれば後方の部隊は遊兵となり、前方部隊の壊滅による兵の逃走が同士討ちなどの混乱をもたらす危険もある。先頭は非常に危険であり勇猛かつ冷静な部隊長が必須であるとされる。
実戦では島津家の軍(大将複数)が関ヶ原の戦いにおいて退却時にこの陣形で井伊直政本多忠勝松平忠吉と戦闘し、忠勝を落馬させ直政と忠吉を負傷させて、退却に成功している。
方円(ほうえん)
大将を中心として円を描くように兵で囲む陣形。全方位からの敵の奇襲に対処できる防御的な陣形。移動には適しておらず迎え撃つ形となる。人数が拡散するため、局所的な攻撃に長時間対応するには適しておらず、攻撃を受けた場合には直ぐに別の陣形に移して戦闘する必要がある。こちらから攻撃する場合には用いない。
長蛇(ちょうだ)
兵を隊ごとにほぼ一列に並べる陣形。縦方向に敵陣を突破する場合には、非常に有力な陣形である。ただし横方向からの攻撃に全く対応できないため、谷などの特殊な地形でのみ用いる。敵が正面以外の位置にいるときには攻撃を避けられてしまうので不利である。意図してこの陣形を構えるのではなく、地形的理由などでやむなくこの形になったと言う方が適切である。
衡軛(こうやく)
段違いにした二列縦隊。敵の動きを拘束し、包囲殲滅することを目的とした。山岳戦などで用いられた。
雁行がんこう)
長蛇の場合よりも横幅を太くした列にし、少しずつ隊を斜めにした格好で構えた陣形。列の真中あたりに大将を配置することが多いが、敵の位置による。この場合は縦方向に相手に突撃することはなく、味方の後詰があるときにのみ先鋒部隊が用いる。後詰が休息しているときに、即戦力として敵と対峙する役目もある。消耗戦に弱く、長時間の戦闘では不利となる。
車掛(くるまかり、くるまがかりとも)
先に出撃した部隊が後退し、替わりに新手が出撃するという、次々に部隊ごとに攻めては退く戦法ないし陣形。越後でよく採用された陣形で、寒い冬季における合戦の際、移動し続けることで兵士の体を温める必要性から生まれたという。大将を中心に、その周囲を各部隊が円陣を組み、車輪が回転するように入れ代わり立ち代わり各部隊が攻めては退く、というのが有力説。
これは国士無双、韓信が編み出した陣形と言うのは以前述べました。十面埋伏の計、陣とも言います。

その他ヨーロッパにも陣形はありますが、鉄砲でドンパチやっていたから、あんまり陣形は関係ないかもね。と面倒臭がりの針外しは此処でうっちゃらかしてしまうのでありました。
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杜甫の登高

2021-11-07 19:34:45 | 漢詩・古典・エトセトラ

杜甫の詩でもう一つ有名な詩が登高です。

  登 高(とうこう) 杜甫

 風急天高猿嘯哀 風急に天高くして猿嘯哀し
(高台に登ると)風は激しく吹き、天は抜けるように高く(澄んでおり)、(そんな中)猿の鳴き声が悲しそうに聞こえる。

 渚清沙白鳥飛廻 渚清く沙白くして鳥飛び廻る
なぎさきよく すなしろくして とりとびめぐる
(見下ろすと揚子江の)波打ち際は清らかで、砂は白く、(その上を)鳥が飛び回っている。

 無辺落木蕭蕭下 無辺の落木蕭蕭として下り
むへんのらくぼく しょうしょうとしてくだり
果てしなく続く木からは葉がさびしく落ち、

 不盡長江滾滾来 不尽の長江袞袞として来たる
ふじんのちょうこう こんこんとしてきたる
尽きることのない揚子江の水は、盛んに流れてくる。

 万里悲秋常作客 万里悲秋常に客と作り
ばんりひしゅう つねにかくとなり
(故郷から)遠く離れた土地で物悲しい秋を迎え、(私は)相も変わらぬ流浪の身の旅人であり、

 百年多病独登台 百年多病独り台に登る
ひゃくねんたびょう ひとりだいにのぼる
一生多病である身で(この重陽の節句に)一人高台に登っているのである。

 艱難苦恨繁霜鬢 艱難苦だ恨む繁霜の鬢
かんなん はなはだうらむ はんそうのび
とても恨めしく思う、(長年の)悩みや苦しみで霜のように髪の毛が白くなってしまったことを。

 潦倒新停濁酒杯 潦倒新たに停む濁酒の杯
ろうとう あらたにとどむ だくしゅのはい
年老いて落ちぶれ(たこの私は)、(病のために、楽しみであった)濁り酒もやめたばかりである。
 律詩のルールでは2聯3聯で対句にすることになっていますが、この詩は全聯すべて、つまり1句と2句、3句と4句、5句と6句、7句と8句すべてが対句になっています。

「哀、廻、飛、来、台、杯」。韻を踏んでいます。

■登高 九月九日の重陽の節句に高台に上って菊酒を飲んで邪気払いをする習慣のことです。 ■猿嘯 サルの鳴き声。 ■無辺 果てしない。 ■落木 落葉。 ■蕭蕭 さびしげな様子。 ■滾滾 こんこん。水が流れ続ける様子。 ■客 旅人。 ■艱難 苦労。 ■繁霜鬢 霜のように白くなった鬢。 ■潦倒 ろうとう。老いぼれ。落ちぶれたさま。 ■濁酒 濁り酒。どぶろく。 

大暦2年(767年)、杜甫56歳の作。故郷を目指す途中、キ州(四川省奉節県)に滞在した杜甫は重陽の節句を迎えました。九月九日重陽の節句には高台に上り菊酒を飲んで邪気払いをする習慣がありました。

しかし、杜甫には一緒にこの日を祝う相手もなく、独り老年の孤独の中に高台に登るのです。晩年の孤独が、しみじみと伝わってくる詩です。

本来律詩は顎聯と頸聯のみ対句であればいいのですが、この詩は四聯すべてを対句にしています。こういうのを全対格(ぜんついかく)といいます。しかしわざとらしさは感じられず、自然な言葉の流れの中に杜甫の深い孤独が伝わってきます。

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今回の衆議院選挙について。

2021-11-03 15:06:25 | 針の政治談議

政治の論議に関しては「人皆それぞれ」であり、何処の政党がいいか悪いかは問答しません。が安倍政権以降あれだけ不正してるにも関わらず自民党が勝ってしまうのはどうした事だろう?。

これは書く政党のトップの力量不足とかよく話題に上りますが針外しとしましては、何処の政党も「どんぐりの背比べ」だと思っています。それならば、何故腐敗している政党でも勝てかたというと、それは、今の世界情勢にあります。今日本の政党で大きい派閥は自民党、公明党、と立憲民主党、共産党ですが、何故前者二党が何時も優勢なんでしょう?。それは立憲、共産では今の中国と半日の韓国に対処できないと思っているからです。(国会は馬鹿で腐った奴等の集まりである事に代わりありませんが)。

 中国は一帯一路で、世界を蹂躙しようとしていて日本共産党は政権を取って国がその方向に傾けば中国みたいな窮屈な国になるし、今の中国の建国者の毛沢東は封建制を破壊しながら我が身の独裁国家を作り上げてしまいました。嘗て、地元の共産党員にあの志位とかいう泥人形に「共産党」という名を変えろ!」と伝えろと言った事がありました。(下手な落語家みたいに、喋って観客の反応見ているしね)

 韓国にしても朝鮮戦争時に李承晩がマッカーサーの思い付きから李承晩ラインを設定して反日国家にしてしまった。今回立憲民主党は共産党と野の連立を組みましたが、立憲の内部をみると、韓国出身者、在日が多くいます例えば、管元総理、小沢一郎、白真勲等。将来、危ない党に誰が投票しますか?。(但し中には尊敬すべき人もいる事は否定しません。枝野、安住、福山の各氏は嫌いではありません)で、中国、韓国よりの政策になりがちです。日本国民は辟易としているんですね。うんざりです。

 確かに今の自民党は安倍が国の為に金を使わず自己満足の為に国庫を私物化してしまったので許す事は出来ません。こいつこそは本当の国賊です。工藤会の組長が死刑宣告を受けましたが、山口県の安倍の事務所には工藤会、合田一家のやくざが出入りをしているとか。でも今の日本はそんな事を言ってられませんね。共産、立憲の連合国家が出来ればそれこそ、日本の末路だと考える方が沢山いらっしゃるという事です。其れと反対に、世の中が落ち着けば、学校の教科書に「安倍と言う腐敗政治家」というのが出ると思いますね。

 国会議員にしてもそれこそ「ピンキリ」です。どっちの党も「何でこんな奴が」と言うような議員がいっぱいいます。今の国会は「議員内閣制」という温室で保護された奴等ばっかりだ。全く国民の為に「我が身を犠牲にしてまでも」と言う議員がいない。


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