幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

謝る、赦す、癒され、幸せになる

2020年07月02日 11時10分01秒 | ひとりごと
 2020・7・01 8;28
  菅生川殿橋の橋げたには昨夜の豪雨がもたらしたたくさんの漂流物

 
  いろんなものが川を汚染しているのですね。
  スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」の
  千が汚れに汚れまくった「怒っている川の神」をお風呂で洗い清めていく場面を思い出しました。

  川にも思いはあるでしょうに・・・



さてさて、今日は荻原規子の「空色勾玉」よりご紹介しようと思います。

P.285 より
 
 〝 「謝るって何をすることだ?」
   困って彼を見た狭也(さや)は、稚羽矢(ちはや)が本当にわかって
  いないことに気がついた。
  「ごめんなさいって言うことだけど—ーー知らないの?」
  「初めて聞く」真顔で稚羽矢は言った。
  「どういう意味?」
  「まあーーー困ったわ」
   狭也は、今になってやっと輝(家具)の宮の巫女の教えが腑に落ちたと思った
  なぜ神の機嫌を損じた巫女は、自ら命を絶つほど重い責(せめ)を負わされるのか。
  それは天つ神(あまつかみ)には許すという行為がないからなのだ。
  しくじったら、やり直すことはできない二度目はない。
  輝(かぐ)の御子(巫女)にはそれが当然なのだ。

  略

  狭也は、うつむきながらためらいがちに言った。
  「とても悪いことをしたと思っているーーーしなければ
  どんなによかったかと思っている、と相手に言うことがあやまることよ。
  そして、この気もちに免じて罰せずに、怒りをといてほしいとたのむこと、
  すぎたことをしこりにせずに、忘れてほしいとたのむことだわ」 ”


そして、この娘はさらにこうも付け加えています。

〝「たしかにとても虫のいいことではあるわ。
でも、あたしたちのあいだでは、まちがっていたとさとったら、まずあやまるものなの・・・」”

〝「あたしたちには『もう一度』って言葉だってあるのよ」”
 

 菅生神社の手水舎は紫陽花でいっぱい


「ごめんなさい」
「赦してください」

大切な言葉なのに、親しいほど言いにくい言葉なのかもしれません。

夫はかつて、ほとんどこの言葉がつかえませんでした。

亡くなった父も、娘の私にこの言葉を使うことはなかったと思います。

〝ホ オポノポノ” ではまず最初にこれらの言葉が来ます。
それから後に「ありがとう」「愛しています」と続きます。


全ての癒しは「赦し」から始まるのでしょう。
赦すことこそ、己を救うのです。

素直に反省し、謝り、赦しを請う。
それは関係を修復し「もう一度」関わろうとする努力。

「赦す」
それは、相手のみならず己自身を「もう一度」修復し、やり直そうとする努力。


謝る、赦す、そして癒され愛する。

それこそが「しあわせ」の秘訣だと思います。

 2020・7・02 9;41



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