12月5日の木曜日の幼稚園給食、保育所べべの給食献立です。
お昼は・・7分付胚芽米・発芽玄米ご飯、切り干し大根の煮物、ホウレンソウ納豆、厚揚げの味噌汁、炒りいりこ。
保育所のおやつは・・10時が豆乳ココア、3時は発芽玄米おかかおにぎり(おかかを炒って味付けしご飯を炊き上げてからまぜます)。
この日も和食給食の定番、切り干し大根は、食物繊維とカルシュウムが一杯で優れた保存食として江戸時代から食べられていたのです。宮崎県が全国の切り干し大根の90%を生産、全国1位の産地となっています。
大根は冬は特別に美味しいもので、フーフーふきながら食べる大根は格別です。大根の効能である天然の消化薬については今から1000年以上も前にその効能を的確にとらえていました。胸やけには生の大根や大根の葉を噛むだけでも効果があります。
大根が肉や魚の味を引き立て、消化を助け、体の熱を冷まし、中毒を防ぐという先人の知恵です。最近はがんの予防になる報告が続々と出ています。ヨーロッパの伝統医学では肝臓や胆のうの病気に、大根のしぼり汁を飲むという治療法があります。冷やして飲みやすくしてから1日100~150mlを何回かに分けて服用します。胆のうのあたりに痛みのある人にはすぐに効果が表れます。
大根のしぼり汁や大根おろしは二日酔いや便秘、下痢、アトピー性皮膚炎などの症状にも有効です。高血圧症やのどの腫れ易い人は、大根を毎日食べるようにすると体質が改善されるようです。【食べ物はくすり 橋本紀代子氏(薬剤師、あん摩マッサージ、指圧師)より引用する)
私はこの本を読むと食べものの力の凄さを思い知らされます。薬を飲むのではなくまずは食べ物で身体を改善させる・・これが必要では・・と思い、まずは子ども達に食べもの特に野菜のすごさを分かってもらいたいと放送しはじめました。子どもたちに思いや知識が100分の1も届いているのか…と思うこともありますが、子どもが言った言葉を思い出します。
給食開始当時は給食放送を毎日していました。何週間か何か月か続いたのか・・・給食の良さが伝わったよね、もうだいじょうぶよね・・毎日の放送はやめよう・・・とやめたとき、年長の男の子が「せんせいどうしてやめたん?ぼくちゃんときいていたよ!」・・・といってくれたのです。嬉しかったですね。でも大変・・なのは私だけでなく先生方もだな…と思って月に何回かに減らしました。
なんか過去を振り返ることが多くなったかな・・いけませんね。未来に向けて・・です。