静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

小型船舶操縦士実技講習2日目

2017年01月18日 16時00分50秒 | 実習

二日掛けて行う実技講習の続きです。。
この日も生徒にカメラを渡して撮影を頼みました。

風もなく、穏やかな天気で実習艇も港外まで行ったそうです。

でも、気温は低くくて、最初は顔を覆って始めたようです。

学園の生徒は、船の用語も,係留ロープのやり方も分かっているのでスムーズです。
講習をお願いしている日本船舶職員養成協会の先生方にも
「大変優秀」
とのお言葉をいただきました。

【漁船の大きさによる分類】
漁船登録は漁船法により分類されます。。
・1級船(100トン以上の海水動力漁船)
・2級船(5トン以上100トン未満の海水動力漁船)
・3級船(5トン未満の海水動力漁船)
・4級船(5トン以上の海水無動力漁船)
・5級船(5トン未満の海水無動力漁船)
・6級船(淡水動力漁船)
・7級船(淡水無動力漁船)
そして、漁船登録番号が付けられます。この番号は、漁船の側面などに大きく書かれています。
例えば、実習船やいづも
SO1-1270
と書かれています。前2文字のアルファベットは所属都道府県で静岡県のSOです。

静岡県登録の100トン以上の船であることが番号を見れば分かります。
漁船場合、沿岸漁業の船は多くが20トン未満です。
これは、登録後の検査などの違いあって、20トン未満だと維持経費が節約できるためです。
原付バイクと、車検がある自動二輪車の違いみたいな感じです。
このような理由で、沿岸漁業では小型船舶操縦士の免許があれば、ほとんどの船で操船できます。

 園長のつぶやき
今週は、毎日のように生徒が就職先と面接を行っています。
さすがに、生徒は緊張した顔で臨んでいます。
県内の船主さんの多くは
「漁業経験がないなら、学園で1年、学んできなさい」
と話をされます。
さらに、学園の先生方が適性を考えて就職先を決めているので
ほとんどの面接は問題なく終わります。
しかし、今日は学園としても新規の就職先に面接を行いました。
会社側が我々の生徒をどう評価するのか?
こんな場合は、私としてもちょっと心配です。

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