静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

わかたかシフト

2017年11月02日 14時49分55秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
11月の見学会は漁師.jpでもお知らせしています。
www.ryoushi.jp

わかたかの定位置を浚渫(しゅんせつ)工事することになりました。
浚渫というのは、貯まった土砂を取り除くことです。
そこで、別の停泊場所に移動させます。

移動と言っても、しばらくは別の場所で仮住まいになります。
アンカーや岸壁につり下げる防舷材(ぼうげんざい⇒クッションです)なども付け替える必要があり大仕事です。
  いろいろな作業がある=勉強になる
と言うことで、学園らしく生徒の実習を兼ねて行いました。



生徒も積極的に動いてくれました。
これも乗船実習が近づいてきたからかな?



学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【港の浚渫】
焼津漁港に限らず、ほとんどの港には河川の水が流れ込んでいます。
川の水が山から土砂を運んできます。
放っておけば、港はどんどん土砂がたまって、浅くなり、船が入れなくなります。
そこで、定期的にたまった土砂を取りのぞく浚渫が必要になります。
港ではなくても、アサリの漁場で砂の上にたまった不要物を取り除く浚渫を行うことがあります。

 園長のつぶやき
生徒たちには、連休の間に家の人と就職について話してくるように伝えました。
今月から始まる乗船実習は、就職適性を見る最終段階です。
乗船実習中にほとんど就職先を確定し、1月には漁業会社との面接になります。
学園が1年間あると言っても、毎日、毎日を充実させて過ごさないと、なにもしないまま卒業になってしまいます
我々は生徒の可能性をいろいろな視点から見ます。
学力がなく海技試験に合格しなくても、漁業会社から求められる人材に育つことは少なくありません。
手先が器用で現場仕事は得意だったり、率先して動くことができたり。
なにより漁業会社は定着して長く働いてくれる人を欲しがります。
学園では授業、実習だけでなく、今回のようなシフト作業。
生徒がどれだけ自分から動けるかを職員が観察します。そして、良い面を見つけます。
学園生活で、すべてのことに一生懸命取り組むことが、結局は自分にとって役に立つわけです。

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