静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

研修終了

2017年09月12日 11時37分14秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

先日ご紹介したキンメダイ漁師になった卒業生について、ホームページの卒業生の活躍にアップしました。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/documents/35sotugyousei_file.pdf
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/documents/36sotugyousei_file.pdf

9月も見学会を開催します!
詳しくは学園のホームページで。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/kengakukai-aug.html
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。



8月28日から学園に来ていた研修生。先週で学園での日程を終了しました。
そこで、昼食時に生徒にお別れの挨拶(あいさつ)をしてもらいました。


にぎやかな48期生のなかで、おとなしい方でしたが、生徒全員と会話が出来たそうです。
彼の目には、生徒がどの様に映ったか、聞いてみたいと思います。

その後、中部地区の漁業士会の会合に参加してもらいました。
県の行政職員が、漁師のリーダーである漁業士との意見交換会です。
今回は、若い漁業士も多数出席でした。
同年代の漁師を見て、どう感じたでしょうね。


さて、研修生は伊豆に移動。
キンメイダイ漁と定置網漁業を1週間ずつ現地研修です。
学園には9月25日から、さらに2名の研修生が来る予定です。
こんどは、どんな人かな?楽しみです。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 【二つのキンメイダイ漁】
キンメダイの漁業は大きく分けて二つ。
10トン未満の船での日帰り操業。伊豆の沿岸で多く行われています。
一人、あるいは家族での操業です。
地キンメ(じきんめ)と呼ぶ、質の高いキンメダイを釣りあげます。
今回の研修生は、稲取(いなとり)で、このキンメダイ漁をおこないます。
もう一つは、19~100トン未満の船で10日ほどの操業を行う底建(そこだ)てはえ縄漁。
こちらは沖キンメと呼ばれます。学園生の就職先の多くはココ。
ほとんどが下田に水揚げされます。
同じキンメダイを捕る漁業でも、方法は全然違います。

 園長のつぶやき
昨年も農林水産省からの研修生を受け入れました。
昨年の方は、大学で水産を学んだ方。
ですから、水産の基礎知識(きそちしき)があり、研修もスムースでした。
今年は、文系の方でしたので、いろいろ戸惑いも多かったと思います。
なにせ、漁業の世界は一般の方には知られていない部分が多いですから。
これは、学園に来る生徒も変わりません。
テレビなどで知った、限られた漁師の仕事から、漁師になりたい思います。
テレビでは、漁師の華やかな部分しか取り上げられまえん。
しかし、本当はテレビに映らない舞台裏の仕事の方が多いのです。
でも、それも大事な仕事。
学園では、むしろ舞台裏に必要なことを中心に学んでいきます。
ですから、入学当初に「思っていたのと違う...」と思う生徒もいます。
でも、舞台裏の仕事がしっかり出来て、初めて漁も成立するのです。
入学後だんだんと、このことが分かってきます。

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