静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カツオ一本釣りの魅力

2018年02月08日 08時33分00秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

今週は海技士試験中と言うことで、生徒が半減。
で、このブログで紹介するネタも少ない。
..と言う訳で、いつもと違うお話しをしています。

今回はカツオの一本釣りのお話し。
最近の学園生は、約半数がカツオの一本釣り漁船に就職します。
一番人気です。
学園では、竿作りの実習から始まり、乗船実習で本物の一本釣りを行います。


そして、入学前から「カツオの一本釣りをしたいから学園に進学したい」という方も増えています。
カツオ一本釣りの魅力はなんでしょう。
 航海が1~2ヶ月と、遠洋漁業にしては短い。
 給料が良い。
 船の雰囲気がよい...
と、いろいろあります。

でも、一番の魅力は自分の手で次々とカツオを釣り上げることです。
これは、ほかの漁業では決して味わえません。
しかも、腕によって釣りあげる数に差がでます。
目に見える成果が現れます
だから、やりがいが大きい。これが最大の魅力でしょう。

YouTubeにアップしている一本釣りの様子もぜひ見てくださいね。
http://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
遠洋漁船員の半分以上はプロレスラーのような体格の外国人です。
就職したときは一番の下っ端。
外国人にも教わることが多いはずです。
日本人を含め、先輩船員に負けないようにカツオを釣るだけでも大変なことです。
漁船での生活自体、慣れるのに時間がかかります
でも、その生活に耐える術(すべ)を学園で教えます。

学園の卒業生は、海技士資格を取り、機関長、船長、あるいは漁労長など幹部職員になることが期待されています。
魅力の多いカツオ一本釣りですが、学園の卒業生は「釣る以上」のことを目指してもらいます。

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