グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

リュウキュウムラサキとノビタキ

2024年09月21日 | 
昨日、またもやちょっと珍しいチョウを見つけました。
またもやまたもや、私の眼の前に現れてくれたのです。

リュウキュウムラサキ(オス)です。



よく見るとかなりスレてます。
ビークマークらしき痕も。


しかしなんちゅー美しさ。

飛び立った姿を見た時はルリタテハかと思っていました。
だってリュウキュウムラサキがいるなんて思わないじゃないですか。
でもなーんか飛び方と大きさが違う・・・という違和感。
「あっ!」と思いました。
実は先週、この場所の割と近くでリュウキュウムラサキの目撃情報があったのです。
たぶんそれと同一個体でしょう。
長い旅をしてよくぞ伊豆大島まで。
私の前に現れてくれて、ありがとう。
以前は2019年9月に出会っています。

で、ノビタキです。



18日に牧場で出会いました。




1羽きりでいましたが元気に飛び回ってました。

これからじゃんじゃんいろんな鳥さんが渡ってくることでしょう。
楽しみすぎます(笑)

がんま
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クルーズ船「コーラル ジオグラファー」のツアー、散策チーム。

2024年09月20日 | ツアー
昨日、田中がブログで報告していましたが、オーストラリアのクルーズ船「コーラル ジオグラファー」のツアー。17日(火)には、私(西谷)は山には登らず、比較的平坦な山の麓(カルデラ床)を歩くチームをご案内しました。

クルーの方の中に地質に詳しい方がいて、バスの中で伊豆大島火山の溶岩を紹介。

滑らかな形状のパホイホイ溶岩や、ゴツゴツのアア溶岩のことを話されていました💕

でもバスを降りてすぐに、人気だったのは…。やはり、対岸に見える富士山!

本当にうっすらでしたが、姿を現していてくれました😄

9月とは思えない暑い日で、太陽も照りつけていましたが、

その分、三原山はクッキリ見えていました。

まずはバスの中で説明された「パホイホイ溶岩」に立ち寄り。
ここで、ホールアース自然学校の津田さんが考案されたネタ(靴下を使って黒い溶岩チューブから赤い溶岩が流れ出る様子を表現)を披露したところ

皆さんに大受けで、アンコールのリクエストがありました🤣🤣

(演じるのに忙しくて写真はありません😅)

ゴツゴツのアア溶岩の形状を、見ていただいてから折り返し。

どなたかがキョンを見つけ、みなさんで興味深そうに観察されていました。


ほぼ舗装された道をのんびり歩いて観察を楽しみましたが、カルデラ壁の15mほどの標高差を登る坂道は、私でも息が切れます。

この日は特に暑かったので、みなさん中間にある日陰で休憩をとりながら、

ご自分のペースで散策されていました。

昼食後は田中チームと合流し、波浮港散策に向かわれたので、私は港でお別れ。

みなさん、あんこさんのお出迎えが嬉しそうで、一緒に写真を撮る方もいらっしゃいました。

「コーラル ジオグラファー(Coral Geographer、5,536t)」は、2021年に竣工したオーストラリアのクルーズ船で、大型クルーズ船では簡単にアクセスできない遠方の荒野の海岸に航海できるように設計されているそうです。

オーストラリアの広大な大地とはまた違う日本の火山島の風景を、お楽しみいただけていたら嬉しいです。

(かな)
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クルーズ船「コーラル ジオグラファー」でお越しの皆さまと

2024年09月19日 | ツアー
17日(火)に岡田港に寄港したオーストラリアのクルーズ船「コーラル ジオグラファー」の
お客さまたちに伊豆大島をご紹介させていただきました。

西谷とわたしで担当し、西谷はカルデラ内の散策で坂道を登らないコース
わたしは、火口を目指すコースと2チームに分かれました。

全体でもスタッフをいれて、40名弱の人数で、
火口コースを目指したお客さまは17名ほど。



日差しの強い日でしたが、三原山をくっきり望みながらの
トレッキングとなりました☀️



時間があれば、お鉢巡りということでしたが、
出発も遅れ、帰りも早めにしたいということで、
西火口展望所をひたすら目指しました!



歩くペースがみなさん違ったのですが、イヤホンマイクがあったおかげで
立ち止まらずに説明することができました💡

火口もバッチリ見え何よりでした!
(写真を撮り忘れました😥)

帰りに時間があったらパホイホイやアア溶岩をご紹介したいと思っていたのですが、
みなさん、自由に下山されていたので、
わたしの横にはお一人しかいなく...!
まるでプライベートツアーのような写真となりました😉


一旦、お昼を食べに船に戻るお客さま。
クルーズ船は宿泊も食事も船内なので、島への経済的な還元がないので
牛乳アイスをバスの車内でPRしてみました。

暑い日だったので多くの数の方が購入してくれたようです🍦

午後は、波浮港と地層大切断面へ〜


「みなとや旅館」は海外の方には特に喜ばれる立ち寄り箇所です。
(写真を撮り忘れました😥)

バスの中で通訳ガイドの方が「あんこ椿は恋の花」を熱唱し、盛り上がりました ♪
しっかり歌詞の意味も説明されていました🌺

地層大切断面は伊豆大島が世界に誇る自然の芸術品✨


説明はバスの中で行い、みなさん思い思いに写真を撮っていらっしゃいました。


あっという間の時間でしたが、島内のご案内が終わり、
夕方はみなさん浜の湯に行かれたようです!

参加された方々はオーストラリアのみならず、ニュージランド、アメリカ、イタリアなど
多くの地域からお越しで、
文化も違うと思いますが、
自然の美しさへの感動は共通なんだと実感しました😌

伊豆大島の火山のダイナミックさと人々の暮らしを少しでも
感じていただけて何よりでした❣️

ご一緒いただいたみなさま、どうもありがとうございました!

Thank you for visiting us.
I hope you continue to have a wonderful journey!

(ユリカ)
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頑張りに感心!

2024年09月18日 | ツアー
9月15日(日)、開成学園地質部の皆さんと、火口〜裏砂漠を歩いて来ました。
本当は8月末に来る予定だったのですが、ノロノロ台風の影響で一度来島を諦め、スケジュールを組み直して再度ガイドを依頼してくれたのです!!

中学生〜高校2年生と、先生が2人。

滑らかな形状のパホイホイ溶岩では、先生にスケールをしてもらいました。

「ハワイみたい」という生徒さんの言葉が、面白かったです😄

もちろん、盛り上がった溶岩の丘も大人気。

元気に、伊豆大島火山らしい風景を体感していました。

ゴツゴツのアア溶岩の上では、先生が足元の溶岩を拾い上げ、「どうやって流れていたか?」を考察。

生徒さんたちも写真を撮っていました。

すかさずペンをスケール代わりに置くところは、地質部合宿ならでは!

自分では葉を出さず、ススキの根から栄養を吸い取っているナンバンギセルを紹介したときは

「(そんな生き方をして)恥ずかしくないんですかね?」という生徒さんの感想が面白くて、結構ツボにはまりました🤣

地質部なので植物観察は最小限にして、溶岩や観測機器を、ゆっくり見ながら山頂へ。

トイレ休憩の時に、誰かが腕時計の落とし物を拾い、「どうしようか?」と、しばし協議。

結局、私が預かり、すれ違った団体の関係者に連絡を取ったら、落とし主が見つかったようでした。

見つけた生徒さん、お手柄〜❣️😄

良い行いをしたせいか(?)、前日は霧で何も見えなかった火口もクリアに見え

みんなで雄大な景色を楽しみました。

それだけでなく…

伊豆大島らしい強風も体験!😆(瞬間的には風速30m近い風が吹いていたと思います)

ハチも風が強くて飛べないのか、石の影でヨロヨロしていて

生徒さんが「ハチが弱ってます〜!」、「いっぱいいますよ!」と報告してくれました。

裏砂漠に向かう草地では、ナンバンギセルがまとまって生えているのを見つけてくれた生徒さんもいました。

(その生き方、恥ずかしくないの??🤣🤣)

裏砂漠では、気になる石を観察し

黒い砂漠を背景に全員集合写真!

同じ場所で海を背景にもう1枚!

今回の合宿は、最初の予約から打ち合わせ、台風によるスケジュール変更、精算まで、全て高校2年生が行なっていました。
20名以上の宿やバス、船便の変更など、きっと、とても大変だっただろうと思います。
その頑張りに、本当に感心しました。

お疲れ様&ありがとう〜❣️

(かな)
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この時期らしい生きもの

2024年09月17日 | ツアー
一昨日の1日ツアーで、お客様と一緒に立ち止まって観察した”生きもの”シリーズ。

歩き始めてすぐ、足を止めたのは、オオバヤシャブシの若葉が「やっと姿を現しました〜!」というシーン。

お客様からは、「かわいい!」という感想が聞かれました。

水をかけたら、白から緑に色が変わったコケ。

お客様は「コケって、ルーぺで見るとかわいいですよね!」と注目。

オオヒラタシデムシの幼虫が、せっせとミミズの死骸を食べている様子も、みんなで観察しました。


そしてついに、ススキの花が咲き始めました!(オシベがいっぱい垂れ下がっていました!)

猛暑が続いているのに、しっかり花を咲かせるということは、温度よりも日照時間の影響を受けて開花するのでしょうか??

「8月の花」のイメージのラセイタタマアジサイと、ススキのコラボ。

夏から秋への移ろいを、感じる風景でした😄

秋の花の代表のようなイガアザミも開花を始め

つぶらな瞳がキュートなイチモンジセセリが、蜜を吸っていました💕

キンミズヒキの花。

これ、細くてなかなかピントが合わないんですが、お客様も一緒に観察しながら私に写真を撮らせてくれたので、少しはマトモな写真が撮れました😄

地衣類(ヒメジョウゴゴケの仲間?)も、カップ型の胞子を開いていて

これまた「かわいい!」

アシタバの花も、開花を始めました。

まだほとんどが蕾だけれど、ちょっぴり花が開いていますね!!

雨で元気になったカタツムリが道を歩いていたので

パシャ!

😄

私たちの頭上に、いくつものミツバアケビの実が実っているのを、お客様が見つけてくれました。

お客さまの、好物なのだそうです!

そして最後の森では…

「象の足に見える!」木の幹を、お客様が見つけてくれました!
(全員「象の足」で意義なし❗️🤣)

雨、霧、晴れ、風とどんどん変化する天気も楽しかったですが、この時期らしい様々な生きものとの出会いも、楽しかったです😄
一緒に発見&観察してくれた、お客様に感謝です!!

(かな)
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