「教会総会に臨むにあたって」
教会はキリストの体であり、ひとりひとりは主なる神によってこの世から召し集められたキリストの体の部分(器官、肢体)であります。そしてキリストの体なる教会は一つであります。このキリストの体なる教会は、多くの部分(器官、肢体)で建て上げられています。多くの部分はそれぞれ違います。なぜなら、そのように神が造られたからです。同じであったら多くのことはできないし成長成熟もないでしょう。神が良しとされ、ひとりひとりに与え備えられた多様性(賜物、働き)をまず認め、そして喜び互いに敬意を払いましょう。次に、一致を保つように熱心に努めましょう。多様性だけではバラバラでまとまりませんし、連携が取れず何もできません。体の各部分は頭の指示に従います。教会の頭はキリストです。私たちひとりひとりは、キリストの前で頭を垂れ、主のみ言葉に従うのです。
総会で意見を聞く者らは、その意見に主の御心があらわされているのではないかと傾聴し心を寄せましょう。また意見を言う者は、自らの発言に拘らずに、発言後は主の前に頭を下げ、教会を導かれる聖霊なる神に、またキリストの体なる教会に委ねましょう。「招かれたあなたがたは、その招きにふさわしく歩み、謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに耐え忍び、平和の絆で結ばれて霊による一致を保つように熱心に努めなさい。」(エフェソの信徒への手紙4章1~2節)