灰野+オルーク+アンバーチ/TAMARU/澤井妙治
スーパー・デラックス十五周年:その2
開場 19:00 / 開演 19:30
料金 前売3000円 / 当日3500円(ドリンク別)
出演:
■ 灰野敬二+ジム・オルーク+オーレン・アンバーチ(エレクトロニクストリオ)
■ TAMARU(ソロ)
■ 澤井妙治(ソロ)
SuperDeluxe15周年記念企画。2010年以来毎年SuperDeluxeに出演する灰野敬二とジム・オルークとオーレン・アンバーチのトリオ(灰野によると「Imikuzushi」というユニット名)が初めてエレクトロニクス・トリオとして登場。2009年に北九州芸術劇場のイベントで初共演したときはエレクトロニクス編成だったので、原点に戻ったとも言える。対バンにはそれぞれ独創的なエレクトロニクス/音響ミュージシャン二組が出演。平日にも関わらず会場はほぼ満員の盛況ぶり。現役ミュージシャンの姿も多い。
●澤井妙治 Taeji SAWAI
サウンド・パフォーマー澤井のエレクトロニクス・イニシエーション。アンビエントノイズが会場を揺るがす。途中から女性パフォーマーが加わり、よりイマジネーション豊かな音響風景が広がる。
●TAMARU
ベース・ソロ演奏。ディレイやヴォリューム・ペダルで増幅された重低音で床が振動する中に、蛇行するフレーズが垣間見える。Sunn O)))などのドゥームメタルに通じる音世界だが、突き放したストイックさがアート性を感じさせる。
●灰野敬二+ジム・オルーク+オーレン・アンバーチ(エレクトロニクストリオ)
オーレン・アンバーチはハンドメイドのエレクトロニクスとスチールギター、ジム・オルークはモジュラーシンセ、灰野はエアシンセとドラムマシーンとチャルメラ。静謐なドローン・サウンドに様々な音が重なりドラマティックに展開していく。灰野はカール・ドライヤーの照明テクニックを応用し、形の違う切り抜きを入れた紙をエアシンセの上にかざして演奏。暗闇に白い紙がふわりと舞う光景が神秘的だった。
電子音
意志ある処に
命有り
生悦住英夫氏のご冥福をお祈りします。
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