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危ない会社を見分けるチェックポイント

2008年10月11日 01時00分00秒 | 株式
<土曜は株のおはなし>

 週間ダイヤモンド(2008.10.4)で「倒産危険度ランキング」という特集があったのですが、その中で「危ない会社」を見分けるチェックポイントというものがありました。P67

 株式投資を成功させる上でも、対象の会社が以下のチェックポイントに該当しないか確認した方が良いと思います。

5個以下であれば一応は大丈夫なようですが、10個以上該当すると、かなり危機的な状況のようです。

 今の時代は、8、9、11、16、17、18は要確認で、特に11は絶対見落としてはいけないポイントのようです。

また、最近の上場企業倒産のすべてに4が当てはまるようです。売り上げが急激に伸びているのは、利益度外視の安売りや架空取引の疑いがあり、また売り上げ増に資金が追いつかない黒字倒産のリスクもあるようです。


 1 現預金が継続的に減っている(資金繰り悪化を示す)

 2 売り上げに対して在庫の比率が高い。期首に比べ期末の在庫が大きく増えている(収益が低下。あるいは粉飾決算を行っている可能性あり)

 3 借入総額が変わらないのに短期借入金が減り長期の借入金が増えている。短期借入金が急減少している(金融機関の融資姿勢が厳しくなっている可能性あり)

 4 売り上げが急激に伸びている(利益度外視の安売りや架空取引の疑いあり。黒字倒産のリスクあり)

 5 取扱品が市場ニーズに合っていない。取扱品のライフサイクルが短い(競争力のない商品や斜陽商品を扱っていては先がみえる)

 6 会社の規模に比べ、本社や施設が立派過ぎる(過大な設備投資は資金繰りを逼迫)

 7 不動産の処分や支店の統廃合を進めている(合理化の半面で売り上げや資産の減少が不可壁)

 8 販売先を数社に依存している。または分散していても小口が多い(1社依存は焦げ付いた場合の影響大。一方で小口受注は低収益になりがち)

 9 優良な取引先が少ない。取引先が頻繁に変わっている(取引先の与信管理が不十分。焦げ付きから連鎖倒産の恐れあり)

10 メインバンクを変更している(追加融資を断られたなど、資金調達が難しくなっている可能性あり)

11 銀行の貸出金利が同業他社に比べて高い(借り入れ時期は条件にもよるが金利が3%台後半~4%だと金利負担が重く、銀行の取引も消極的と見られる)

12 ノンバンクや市中金融を利用している(資金繰りが逼迫し、銀行からも借りられない状況になっている)

13 支払いが現金から手形に変わっている(手持ち資金に余裕がなく、手形で支払いを先延ばししている)

14 支払日の変更や手形サイトの延長、少額支払いの手形振り出しを行っている(支払条件の変更は資金繰りが悪化している可能性大)

15 先付小切手を振り出し始めている(窮屈な資金繰りを支払い先延ばしで緩和しているケースあり)

16 不動産登記簿を見ると、短期間に担保設定が相次いでいる(意外と見落としやすい。債権者欄にも注意が必要)

17 商業登記簿を見ると、相次ぐ役員変更や不自然な本社移転がある(このほか債権譲渡登記や動産譲渡登記がないかも別途注意)

18 決算書の開示に応じない(情報開示の重要性を認識していないか出せるような決算書がない)

19 業界内でよくないうわさを聞く(側面からの客観的評価や事実も重要な判断材料)

20 幹部クラスの社員が退社している(会社を見限ったか社長についていけないか)


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株のお話しまとめ(2007年)
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<今日の独り言>
 最近、4歳の息子と一緒にピアノを練習しているのですが、ついに「むすんでひらいて」で連弾ができるようになりました!ちょいと感動です!毎日練習するとやはり、メキメキ上手くなっていきますね^_^)

コメント
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